[サポートFAQ]
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更新日:2002.07.18 - 情報番号:001743
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Q SONY社製ICレコーダーに録音したデータを、文字に書き起こす方法
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A FAQ改善アンケートにご協力ください
ATOK15 for Windows、ViaVoice、ICレコーダー「ICD-S/MS500/BPシリーズ」をお持ちの場合は、ICレコーダーに録音したデータを文字に書き起こすことができます。

操作は次の流れで行います。


必要なものを確認する

書き起こし用の話者についての設定を行う

ICレコーダーで録音する

録音したデータを保存し、書き起こしを行う

I 必要なものを確認する


以下の製品/環境が必要です。
・ICレコーダー
ICD-Sシリーズ
※ICD-S1の場合は、別売りのパソコン接続キット(型名:ICKIT-W7)」が必要です。

ICD-MS500

ICD−BPシリーズ
※別売りのパソコン接続キット(型名:ICKIT-W7/W5)が必要です。

・パソコン
下記製品が動作するもの

ViaVoice(Millennium以上) [IBM社製]

ATOK15 for Windows [ジャストシステム製]
 *ViaVoice with ATOK15 [IBM社製]も利用可能です。

II 書き起こし用の話者についての設定を行う


<1>ソフトをセットアップする

 以下の順で、パソコンにソフトをセットアップしてください。
 ※セットアップ方法については、それぞれの製品のマニュアルなどを参照してください。
  1. Digital Voice Editor Ver.1.2以上またはMemory Stick Voice Editor Ver.2.0以上

  2. ViaVoice(Millennium以上)

  3. ATOK15 for Windows

<2>話者の設定を行う

ViaVoiceを使ってICレコーダーで録音したファイルを書き起こすためには、書き起こし専用の話者(ユーザー)を設定する必要があります。

 [操作手順]

  ICD-Sシリーズをお持ちの場合

  ICD-MS500/BPシリーズをお持ちの場合


III ICレコーダーで録音する


※ここでは、ICD-MS500での操作方法を説明します。
 (その他のICレコーダーの設定および方法に関しては、各ICレコーダーに付属の取り扱い説明書をご覧ください。)

<1>ICレコーダーの設定を行う
  1. シーソーキーをメニュー側に倒します。

  2. マイク感度の設定内容が表示されるので、以下の設定になっているか確認します。

    マイク感度 口述(L)
    VOR off
    録音モード SP
    ※録音時間に対して十分な空き容量を持つメモリースティックをお使いください。
    録音ファイル形式 msvファイル(LPEC形式)

    例)[マイク感度]が、「口述」になっていない(「会議」になっている)場合
    1. [マイク感度]が設定対象になっていることを確認して、シーソーキーを再生・停止側に押します。

    2. シーソーキーをレビュー(REVIEW)に押して「口述」を選択して、再生・停止側に押します。
      [マイク感度]が「口述」に設定されます。

    ※[マイク感度]以外の項目も同様に設定内容を確認し、上記の設定内容に変更します。
<2>録音する

 録音は、録音者以外の声や音が、あまりしないところで行います。
 なお、録音データ書き起こしで使用できる音声ファイルの長さは、パソコンの環境により異なります。
  1. 録音データを保存するフォルダを選択します。
    シーソーキーをフォルダ側に倒して、シーソーキーをキュー(CUE)またはレビュー(REVIEW)側に押すと、保存するフォルダが切り替わります。

  2. 録音ボタンを押します。

  3. 録音したい内容をマイクに向かって発声します。

  4. 停止ボタンを押して、録音を終了します。
    表示されているフォルダ名と番号に、データは保存されます。

[補足]
  • 書き起こしに適さないもの

    ・会議や座談会 (複数の人の声が録音されるため)
    ・講演会 (聴衆者の声が録音されるため)

  • 認識率を高めるヒント

    ・1つのファイルで録音者が変わるときは、録音するファイルも別にしましょう。
    ・録音者は、ViaVoiceであらかじめエンロールしておきましょう。
    ・できるだけ静かな環境で録音します。
    ・本機の内蔵マイクと話し手の口を近づけて(5〜10cm)録音します。
    ・同じ調子の声量・スピード・話し方で録音します。

  • Voice World:Voice初心者のための「Voiceミニ救急箱」

IV 録音したデータを保存し、書き起こしを行う


<1>録音したデータをパソコンに保存する

Memory Stick Voice EditorまたはDigital Voice Editor を使って、録音データをパソコンに保存します。

※ここでは、Memory Stick Voice Editorでの操作方法を説明します。
 (Digital Voice Editor に関しては、商品に付属の取り扱い説明書をご覧ください。)
  1. 録音したメモリースティックをパソコンにセットします。
    直接メモリースティックを挿入できないパソコンは、別途メモリースティックリーダー/ライターなどをお買い求めのうえ、セットしてください。

  2. Memory Stick Voice Editorを起動します。

  3. 画面左側(メモリースティック側)で書き起こしたいファイルを選択します。
    ファイルを選択して、画面下部の再生をクリックすると、録音内容を聞くことができます。

    [Memory Stick Voice Editor]の画面

  4. [保存]アイコンをクリックします。

  5. [保存する場所]を選択し、[ファイル名]を入力して[保存]をクリックします。
<2>ATOK15 for Windowsで書き起こしを行う
  1. 書き起こしたデータを編集・保存するアプリケーション(一太郎12など)を先に起動しておきます。

  2. アプリケーションの編集画面で、文字を流し込む位置に、カーソルを移動します。

  3. ATOKパレットのVoiceATOK ON/OFFをクリックして、VoiceATOKを起動します。

  4. Voiceパッド内のVoiceATOKメニューをクリックし、[ユーティリティ−書き起こし用話者管理]を選択します。

  5. 「DVF/MSVファイル用話者」で、書き起こし用の話者を選択して、[OK]をクリックします。

  6. Voiceパッド内の[VoiceATOKメニュー]をクリックして、「録音データ書き起こし」を選択します。

  7. [ファイルの種類]が、「SONY音声ファイル」であることを確認して、録音したデータファイルを選択し、[開く]をクリックします。

    「変換しています…」というメッセージが表示され、書き起こしが始まります。
    続いて、アプリケーションの編集画面内に文字が流し込まれ、書き起こしが終了します。
[参考FAQ]

[録音データ書き起こし]を実行時、「この機能を使用するには話者の設定が必要です」と表示される

<3>入力された文字の修正を行う

変換結果を確認し、誤変換されていた場合は、修正します。

誤変換が多すぎるときは、エンロールが不十分であることが考えられますので、もう一度エンロールを行います。

[補足] エンロールを行う方法
  1. タスクトレイ内のJS音声サービスアイコン上でクリックします。

  2. 表示されたメニューから「ViaVoice設定-エンロール」を選択します。

    以降の操作は、II-<2>話者の設定を行う-「・ICレコーダーをマイクとして、新たに話者を登録する方法」-「V エンロールを行う」をご覧ください。

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