[サポートFAQ]
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更新日:2002.07.18 - 情報番号:001854
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Q OLYMPUS社製ICレコーダーに録音したデータを、文字に書き起こす方法
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A FAQ改善アンケートにご協力ください
OLYMPUS社製のICレコーダーで録音した音声を、ATOK15 for WindowsとViaVoiceを使って、アプリケーションに文字として入力する手順を紹介します。
利用できるICレコーダーは、Voice-Trek DS-10、DM-1、DS-1、DS-650など数多くあります。詳細は、OLYMPUS社の音声認識ソフトウェア対応一覧表を参照してください。
ここでは、Voice-Trek DS-10を例に説明します。

操作は次の流れで行います。


必要なものを確認する

書き起こし用の話者についての設定を行う

ICレコーダーで録音する

録音したデータを保存し、書き起こしを行う

I 必要なものを確認する


以下の製品/環境が必要です。
・ICレコーダー
Voice-Trek DS-10

・パソコン
下記製品が動作するもの

・DSS Player 5
Voice-Trek DS-10にはDSS Player 5が付属
オリジナルネックストラップが同梱された4000台限定バージョン(パッケージ上部にステッカーが 貼られています)のVoice-Trek DS-10の場合は、アップデートが必要です。
Voice-Trek DS-10を音声認識ソフトと組み合わせてご利用のお客様へを参照してください。

ViaVoice(Millennium以上)[IBM社製]

ATOK15 for Windows[ジャストシステム製]
 *ViaVoice with ATOK15[IBM社製]も利用可能です。

II 書き起こし用の話者についての設定を行う


<1>ソフトをセットアップする

 以下の順で、パソコンにソフトをセットアップしてください。
 ※セットアップ方法については、それぞれの製品のマニュアルなどを参照してください。
  1. DSS Player 5
    オリジナルネックストラップが同梱された4000台限定バージョン(パッケージ上部にステッカーが 貼られています)のVoice-Trek DS-10の場合は、アップデートが必要です。
    Voice-Trek DS-10を音声認識ソフトと組み合わせてご利用のお客様へを参照してください。

  2. ViaVoice(Millennium以上)

  3. ATOK15 for Windows

<2>話者の設定を行う

ViaVoiceを使ってOLYMPUS社製ICレコーダーで録音したファイルを書き起こすためには、書き起こし専用の話者(ユーザー)を設定する必要があります。ICレコーダーをマイクとして使用し、エンロールを行います。

[操作手順]

  ICレコーダーをマイクとして、新たに話者を登録する方法


III ICレコーダーで録音する


<1>ICレコーダーの設定を行う
  1. [録音モード]を[SP]にします。
    1. ICレコーダー右側面の[メニュー]ボタンを押します。
      [録音モード]が選択(反転点滅表示)されます。選択されていない場合は、[早送り]/[巻き戻し]ボタンを押して選択します。

    2. [再生]ボタンを押します。
      現在の[録音モード]の設定内容が表示されます。

    3. [早送り]/[巻き戻し]ボタンを押して、[SP]を選択(反転点滅表示)します。

    4. [再生]ボタンを押します。

  2. [VCVAモード]を[OFF]にします。
    1. [早送り]/[巻き戻し]ボタンを押して、[VCVA]を選択(反転点滅表示)します。

    2. [再生]ボタンを押します。
      現在の[VCVAモード]の設定内容が表示されます。

    3. [早送り]/[巻き戻し]ボタンを押して、[OFF]を選択(反転点滅表示)します。

    4. [再生]ボタンを押します。

    5. ICレコーダー前面の[停止]ボタンを押します。

  3. [マイク感度]を[口述]にします。
    ICレコーダー左側面の[マイク感度スイッチ]を[口述]側にします。
<2>録音する

 録音は、録音者以外の声や音が、あまりしないところで行います。
 なお、録音データ書き起こしで使用できる音声ファイルの長さは、パソコンの環境により異なります。
  1. 録音データを保存するフォルダを選択します。
    ICレコーダー右側面の[フォルダ]ボタンを押すと、保存するフォルダが切り替わります。

  2. ICレコーダー前面の[録音]ボタンを押します。

  3. 録音したい内容をマイクに向かって発声します。

  4. [停止]ボタンを押して、録音を終了します。
    表示されているフォルダ名と番号に、データは保存されます。

[補足]
  • 書き起こしに適さないもの

    ・会議や座談会 (複数の人の声が録音されるため)
    ・講演会 (聴衆者の声が録音されるため)

  • 認識率を高めるヒント

    ・複数の人が録音するときは、録音するファイルも別にしましょう。
    ・録音者は、ViaVoice(マイクはICレコーダー)であらかじめエンロールしておきましょう。
    ・できるだけ静かな環境で録音します。
    ・ICレコーダーのマイクと話し手の口を近づけて(5〜10cm)録音します。
    ・同じ調子の声量・スピード・話し方で録音します。

  • Voice World:Voice初心者のための[Voiceミニ救急箱]

IV 録音したデータを保存し、書き起こしを行う


<1>録音したデータをパソコンに保存する

DSS Player 5 を使って、録音データをパソコンに保存します。
  1. ICレコーダーをパソコンに接続します。
    ICレコーダーに付属しているUSBケーブルまたはクレードル(卓上ホルダー)を使って接続します。詳細はICレコーダーの取扱説明書をご覧ください。
    ※ICレコーダーによっては、別売りになっている場合があります。

  2. DSS Player 5 を起動します。

  3. ICレコーダー側にある、書き起こしたいファイルを選択します。
    DSS Player 5 の画面
    1. 保存先のフォルダを選択します。

    2. 書き起こしたいファイルを選択します。
      ファイルを選択して、画面上部の再生をクリックすると、録音内容を聞くことができます。

  4. 画面上部のダウンロードをクリックします。
    選択したファイルがパソコンに保存されます。保存先のフォルダは、ICレコーダー側と同じフォルダ名です。
<2>ATOK15 for Windowsで書き起こしを行う
  1. 書き起こしたデータを編集・保存するアプリケーション(一太郎12など)を先に起動しておきます。

  2. アプリケーションの編集画面で、文字を流し込む位置に、カーソルを移動します。

  3. ATOKパレットのVoiceATOK ON/OFFをクリックして、VoiceATOKを起動します。

  4. Voiceパッド内のVoiceATOKメニューをクリックし、[ユーティリティ−書き起こし用話者管理]を選択します。
    [書き起こし用話者管理]がグレーアウトして選択できない場合は、使用中のDSS Player 5 をアップデートしていない可能性があります。詳細は、Voice-Trek DS-10を音声認識ソフトと組み合わせてご利用のお客様へを参照してください

  5. [DSSファイル用話者]で、書き起こし用の話者を選択して、[OK]をクリックします。

  6. Voiceパッド内の[VoiceATOKメニュー]をクリックして、[録音データ書き起こし]を選択します。

  7. [ファイルの種類]が、[OLYMPUS 音声ファイル]であることを確認して、録音したデータファイルを選択し、[開く]をクリックします。

[参考FAQ]

[録音データ書き起こし]を実行時、[この機能を使用するには話者の設定が必要です]と表示される

<3>入力された文字の修正を行う

変換結果を確認し、誤変換されていた場合は、修正します。

誤変換が多すぎるときは、エンロールが不十分であることが考えられますので、もう一度エンロールを行います。

[補足] エンロールを行う方法
  1. タスクトレイ内のJS音声サービスアイコン上でクリックします。

  2. 表示されたメニューから[ViaVoice設定-エンロール]を選択します。

    エンロールの詳細は、こちらを参考にしてください。

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