[サポートFAQ]
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更新日:1999.05.16 - 情報番号:011389
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Q 一太郎添付のEMS386.SYSドライバの使用方法
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EMS386.SYSは、80386対応拡張メモリマネジャです。CPU 80386(80386SX)以上でプロテクトメモリを1MB以上装備した本体を使用している場合、以下の操作でEMS拡張メモリを設定することができます。
また、その場合[O・オプション-K・環境設定]でデータ作業用領域をEMSメモリに確保することができるため、より大きい文書を作成することができます。


◆操作手順

     
  1. 実行用ディスクで使用している場合

    1. 一太郎を起動し、Bドライブに実行用起動ディスクをセットする。

    2. [T・ファイル-L・読込み]を選択し、ファイル名欄に[B:\CONFIG.SYS]と半角で手入力する。

    3. リターンキーを押して、CONFIG.SYSを読み込む。

    4. [XFER]キーを押して半角モードに変更し、以下のように書き換える。

      FILES=20
      BUFFERS=10
      DEVICE=EMS386.SYS       ←この行を追加します。
      DEVICE=ATOK7A.SYS /D=B:\ATOK7.DIC
      DEVICE=ATOK7B.SYS

    5. [T・ファイル-S・保存]を選択し、ファイル名はそのままでリターンキーを押す。

      「更新してもよろしいですか」と表示されたら、「Y」を選択します。

    6. [O・オプション-K・環境設定]を選択し、EMSメモリにデータ作業用領域を設定する。

      EMSメモリの容量に合わせて、作業用領域のサイズを入力します。ただし、EMSメモリが設定されている場合、ATOKやその他のプログラムもEMSを使用するため、全容量を作業用領域には設定しないでください。

    7. [Q・終了-E・強制終了]で一太郎を終了する。

    8. プロンプトの状態になったら、Aドライブに実行用起動ディスクをセットし、本体のリセットボタンを押して再起動する。

      起動時、「ATOKを拡張メモリに組み込みました」と表示されれば、EMSメモリの設定が正しくできています。


     

  2. ハードディスクで使用している場合

     ハードディスクがAドライブ、フロッピィディスクがBドライブであると想定します。

    1. 一太郎を起動し、[T・ファイル-L・読込み]を選択する。

    2. ファイル名欄に、[A:\CONFIG.SYS]と半角で手入力する。

    3. リターンキーを押してCONFIG.SYSを読み込む。

    4. [XFER]キーを押して半角モードに変更し、以下のように書き換えます。

      FILES=20
      BUFFERS=10
      DEVICE=A:\EMS386.SYS←この行を追加します。
      DEVICE=A:\ATOK7A.SYS /D= ・・・
      DEVICE=A:\ATOK7B.SYS

    5. [T・ファイル-S・保存]を選択し、ファイル名はそのままでリターンキーを押す。

      「更新してもよろしいですか」と表示されたら、「Y」を選択します。

    6. [O・オプション-K・環境設定]を選択し、EMSメモリにデータ作業用領域を設定する。

      EMSメモリの容量に合わせて、作業用領域のサイズを入力します。ただし、EMSメモリが設定されている場合、ATOKやその他のプログラムもEMSを使用するため、全容量を作業用領域には設定しないでください。

    7. 一太郎を終了し、プロンプトの状態(A:\>)にする。

    8. Bドライブ(フロッピィディスクドライブ)に保存用起動ディスクをセットし、以下のように入力してリターンキーを押す。

      A:\>COPY B:\EMS386.SYS

      EMS386.SYSがAドライブ(ハードディスク)にコピーされます。

    9. 保存用起動ディスクを抜き、本体のリセットボタンを押して再起動する。

      起動時、「ATOKを拡張メモリに組み込みました」と表示されれば、EMSメモリの設定が正しくできています。

    「ページフレームを設定することができません」と表示された場合

    64KBの連続したページフレームが確保できないために表示されています。オプションで増設しているボード等のアドレス空間を確認してください。

    例)サウンド機能を内蔵した本体を使用している場合、本体のセットアップで   サウンド機能を切り離します。
      設定方法の詳細については、本体のマニュアルを参照してください。


◆補足

PC-9801NS/E、NC、NA等、レジューム機能を搭載した本体を使用している場合、一太郎添付のEMS386.SYSがレジューム機能に未対応のため使用することができません。パソコン本体添付のPCトレーニングディスク内にあるEMM386.SYSか、あるいはMS-DOS Ver.3.3D添付のEMM386.SYSを組み込みます。
ただし、レジューム機能を使用しない場合は、一太郎の添付のEMS386.SYSが使用可能です。
なお、PCトレーニングディスク内のEMM386.SYSを組み込む場合、「/F=C000」のパラメータ指定が必要です。

DEVICE=A:\EMM386.SYS▲/F=C000 ▲は、スペースを表します。

※MS-DOS Ver.3.3D添付のEMM386.SYSを使用する場合、上記パラメータは必要ありません。

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