バックアップには、保存時バックアップと自動バックアップの2種類があります。必要に応じて設定しておきます。
- 上書保存するときに、更新前の文書を残しておく−保存時バックアップ−
- 停電などの非常時に備えて、定期的な間隔で文書を残しておく−自動バックアップ−
- <コラム>バックアップされたファイルの名前と拡張子について
- <コラム>バックアップの種類について
■上書保存するときに、更新前の文書を残しておく−保存時バックアップ−
文書を上書保存するときに、更新前の文書をバックアップファイルとして残します。バックアップファイルは保存した文書と同じフォルダに作られます。
バックアップファイルを作っておくと、文書をまちがって上書きしてしまった場合に、上書きする前の状態に戻すことができて便利です。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-保存処理]の[上書保存時にバックアップファイルを作成する]で、[する]を選択します。
- [OK]をクリックします。
上書保存するときに、バックアップファイルが作られるようになります。
●こんなときは
■停電などの非常時に備えて、定期的な間隔で文書を残しておく−自動バックアップ−
停電などが起きて、一太郎を正常に終了できなかった場合に、作成中の文書の内容が失われてしまうのを防ぐため、自動的に一定間隔で文書を保存します。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-自動バックアップ]の[自動バックアップを行う]で、[する]を選択します。
- [自動バックアップを行う間隔]で、何分ごとに文書を保存するかを設定します。
- [操作を止めてから自動バックアップ開始までの間隔]で、操作が終わってから何秒後に文書を保存するかを設定します。
- [OK]をクリックします。
設定した間隔ごとに自動バックアップファイルが作られるようになります。
※自動バックアップファイルは、不正終了したあとの一太郎起動時に、自動的に開かれます。開かれた自動バックアップファイルは、名前を付けて保存してください。
▼注意
- 自動バックアップ中は、ほかの操作はできません。
- バックアップ間隔で設定された時間になっても、操作を続けている場合は、自動バックアップは実行されません。
- 一太郎を正常に終了したとき、または、保存や全文書削除したときなどは、自動バックアップファイルは削除されます。
- 自動バックアップファイルは、セットアップ時に自動的に設定されたフォルダに作られます。保存先を変えることはできません。
●こんなときは
- 自動バックアップする設定にしておくと、保存し忘れた文書のバックアップファイルを開いて文書を復元することができます。
<コラム>バックアップされたファイルの名前と拡張子について
- バックアップファイル
ファイル名には、元の文書と同じ名前が付けられます。
拡張子は、元の文書の拡張子に応じて、次のように付けられます。元ファイル バックアップファイル .JTD .$TD .JTDC .$TDC .JTSD .$TSD .JTT .$TT .JTTC .$TTC .JFW .$FW .JVW .$VW .JBW .$BW .JUW .$UW .JAW .$AW .JTW .$TW .TXT .BAK .JXW .$XW .JSW .$SW .RTF .$TF その他 .BAK
- 自動バックアップファイル
文書を開いているときにタイトルバーに表示されているファイル名と同じ名前が付けられます。
一度も保存していない文書については、「文書1.@01」、「文書2.@01」…というファイル名になります。
自動バックアップ先に同じファイル名が存在しない場合は、.@01という拡張子から始まり、再度自動バックアップが実行されるたびに、.@01、.@02…と、末尾の番号が繰り返されます。
自動バックアップ先に同じファイル名が存在する場合は、自動バックアップを実行する時点で空いている小さい番号が付けられます。
●こんなときは
- 自動バックアップする設定にしておくと、保存し忘れた文書のバックアップファイルを開いて文書を復元することができます。
<コラム>バックアップの種類について
- 保存時バックアップ
すでに保存されている文書を開いて更新保存(上書保存)するときに、更新前の内容を残しておきます。
保存時バックアップでできたファイルをバックアップファイルと呼びます。 - 自動バックアップ
編集中の文書を一定間隔で一時的に保存します。
自動バックアップでできたファイルを自動バックアップファイルと呼びます。
一太郎を正常に終了したとき、または、保存や全文書削除したときなどは、自動バックアップファイルは削除されます。