辞書ユーティリティの[単語一括処理]シートで使用する単語ファイルは、決められた書式のテキスト形式のデータで用意します。
単語ファイルは、次の方法で作成することができます。
テキストを編集できるアプリケーションで編集する
■操作
- テキストを編集できるアプリケーションを起動します。
- ファイルの先頭に「 !!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1 」と入力し、改行します。
単語ファイル(テキスト形式)に入力された品詞が、ATOK 2007の品詞体系であることを表します。
- 読み・単語・品詞をタブで区切り、品詞のうしろで改行します。
- テキストファイル形式で保存します。
●こんなときは
- 単語ファイルには、ファイル管理の目安となる内容を注釈行として挿入することができます。
- 単語コメントを付けて、単語ファイルを作成することもできます。
辞書ユーティリティを使う
- 辞書ユーティリティ の[ツール-単語・用例の一覧出力]の[単語出力]シートでも、単語ファイルを作成できます。
- 辞書ユーティリティ の次の機能で作成されたファイルは、正しい単語ファイルの形式に修正すれば、単語ファイルとして使用できます。
- [ツール-辞書の合併]の[辞書合併]シートで作成された未登録単語ファイル
- [ツール-ファイルから登録・削除]の[単語一括処理]シートで作成した出力ファイル
単語ファイルの記述フォーマット
■単語ファイルの例
!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1 | ||||
るみ | 留美 | 固有人名 | ||
PC | パソコン | 名詞 | ||
しろさんかく | △ | 名詞 | ||
たかぼう | 高房 | 固有地名 |
■内容の書き方の注意点
- ファイルの先頭に必要な記述
ファイルの先頭には、次の記述が必要です。
- !!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1
「!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1」は、必ず半角で入力します。
「ATOK_TANGO_TEXT_HEADER」は、大文字・小文字のどちらでもかまいません。 - 書き方
- 「読み」・「単語」・「品詞」は、タブで区切って入力します。
- 1行に、1件のデータだけを入力します。(最後に改行を入れます。)
- 読みについて
- 「読み」は、全角・半角を問わず32文字以内で入力します。(ただし、全角文字の場合、濁点・半濁点を含む文字は2文字と数えます。)
- 読みに使用できる文字
全角ひらがな、全角・半角のカタカナ、アルファベット、数字
記号(゛゜−+*/_#$%&=@:;・ ’ ^ ~ `<>¥〜) - 読みに使用できない文字
スペース・漢字・独仏文字・発音記号・特殊記号
※読みの先頭に、ー(長音)、゛(濁音)゜(半濁音)は使用できません。
- 単語について
- 辞書に登録する単語は、全角・半角を問わず100文字以内で入力します。
※サロゲートペアで表現される文字は、2文字と数えます。
- 単語に使用できる文字
漢字、ひらがな、全角・半角のカタカナ、アルファベット、数字、記号
※特殊記号は使用できません。
- 辞書に登録する単語は、全角・半角を問わず100文字以内で入力します。
- 品詞について
- 品詞名、または品詞番号を入力します。