次の可能性が考えられます。
それぞれの場合に応じて確認します。
I 参照専用文書である
参照専用文書は、そのまま上書保存することはできません。
参照専用文書を上書保存するには、参照専用文書の内容が編集できる状態にして開きます。
■操作
- [ファイル-開く]を選択します。
- [場所]の右端の をクリックして、ファイルを保存しているドライブ・フォルダーを選択します。
ドライブ・フォルダーにあるフォルダーやファイルが一覧表示されます。
- ファイルの一覧から、編集したい参照専用文書のファイルを選択します。
- [詳細]をクリックします。
[詳細]ダイアログボックスが表示されます。
- [強制編集]をクリックして にします。
- [OK]をクリックします。
[開く]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックします。
参照専用文書が、編集できる状態で開きます。
II 参照読込した文書である
参照読込した文書をそのまま上書保存することはできません。
参照読込しないようにするには、[ファイル-開く]などで文書を開くときに、[開く]ダイアログボックスの[詳細]をクリックし、[参照読込]を にします。
III 同じ文書をすでに開いている
■操作
次の方法で対処します。
1 上書保存したいファイルを、別の名前で保存する
- 上書保存したいファイルを表示させた状態で、[ファイル-名前を付けて保存]を選択します。
- [ファイル名/URL]に、別の名前を入力します。
- [OK]をクリックします。
上書保存したいファイルが別の名前で保存されます。
2 開いている文書を閉じる
- [ウィンドウ]を選択して、メニューの下部から上書保存したいファイルの名前と同じものを選択します。
選択した文書が表示されます。
- [ファイル-閉じる]を選択して、文書を閉じます。
- [ウィンドウ]メニューに、まだ上書保存したいファイルの名前と同じものが表示されている場合は、操作2-1〜2 を繰り返します。
3 別の名前で保存したファイルを保存しなおす
- 操作1-3 で保存したファイルを表示させた状態で、[ファイル-名前を付けて保存]を選択します。
- [ファイル名/URL]に、上書保存したいファイル名を入力し、[OK]をクリックします。
- 「○○○がすでに存在します。上書きしますか?」と表示されるので、[はい]をクリックします。
現在表示している内容で、上書保存されます。
4 不要なファイルを削除する
操作1-3 で作ったファイルは不必要なため、削除します。
- [ファイル-名前を付けて保存]を選択します。
- ファイル一覧から、削除したいファイルを選択します。
- 右クリックして表示されるメニューから[削除]を選択します。
削除を確認するメッセージが表示されます。
- [はい]をクリックします。
選択したファイルが削除されます。
- [キャンセル]をクリックして、[名前を付けて保存]ダイアログボックスを閉じます。
IV 保存時バックアップファイルを開いている
すでに保存している文書を開いて内容を編集し、同じ名前で更新して保存する(上書保存)ときに作成される「バックアップファイル」を読み込んでいる場合は、参照専用の文書として開くため、同じ場所に同じファイル名では保存できません。
バックアップファイルを開いたあとは別の名前を付けて保存するか、バックアップファイルではない通常のファイルを開きます。
※バックアップファイルは、同じファイル名で、拡張子に $ マーク が付いています。
【例】企画書 .jtd → 企画書 .$td
V 保存先のドライブ・フォルダーが読み取り専用になっている
外付けハードディスクやUSBメモリから読み込んだファイルを上書保存できない場合、そのドライブ・フォルダーが読み取り専用の属性に設定されていることが考えられます。
■操作
【読み取り専用の属性を変更する】
ファイルやフォルダーの読み取り専用属性を変更してどうかを試します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[(マイ)コンピューター]を選択します。
- 外付けハードディスク、またはUSBメモリをダブルクリックします。
- 外付けハードディスク、またはUSBメモリ内の文書ファイル、または文書ファイルが保存されているフィルダーを選択した状態で右クリックし、開いたメニューから[プロパティ]を選択します。
- [属性]の項目にある「読み取り専用」が の場合は、クリックして に変更します。
- [適用]をクリックしたあと[OK]をクリックし、プロパティ画面を閉じます。
※上記を行っても属性を変更できない場合、Microsoft社にお問い合わせください。
【内蔵ハードドライブにコピーしたファイルを使用する】
外付けハードディスクやUSBメモリのファイルを内蔵ハードドライブにコピーし、コピー後のファイルを開いてどうかを確認します。予め、外付けハードディスクやUSBメモリをパソコンに接続してから操作します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[(マイ)コンピューター]を選択します。
- 外付けハードディスク、またはUSBメモリ内の文書ファイルを選択した状態で[編集*1-コピー]を選択します。
*1メニューが表示されていない場合は、[Alt]キーを押します。
- [ハードディスクドライブ]の「Cドライブ」をダブルクリックします。
Cドライブの内容が表示されます。
※内蔵ハードディスクドライブがCドライブ以外にもある場合は、別のドライブでも構いません。
- [ファイル*2-新規作成-フォルダー]を選択します。
*2メニューが表示されていない場合は、[Alt]キーを押します。
「新しいフォルダー」というフォルダーが作成されます。
※必要に応じて、「新しいフォルダー」というフォルダー名を変更します。
フォルダー名を変更する場合は、「新しいフォルダー」というフォルダー名上でマウスを右クリックして表示されるメニューから[名前の変更]を選択して、任意のフォルダー名を設定します。 - 手順4.で作成したフォルダーをダブルクリックし、フォルダーが開いた状態で[編集*3-貼り付け]を選択します。
*3メニューが表示されていない場合は、[Alt]キーを押します。
手順2.でコピーしたファイルが、新しく作成したフォルダーにコピーされます。
このあと、手順5.でコピーした内蔵ハードディスク内の文書ファイルを一太郎で開きます。