実際には行と行の間に文字を入力することはできませんが、ベース位置からのシフト量や改行幅を使うと、行と行の間に文字を入力しているように見せることができます。

■操作例

〜「内科」と「小児科」の縦幅の中央に「松本医院」と配置する〜

【ベース位置からのシフト量を使って設定する場合】

1行目・3行目にある文字のベース位置を調整すると、下の例のように文字を配置できます。

1. 1行目に「内科」、2行目に「松本医院」、3行目に「小児科」と入力します。
2. 1行目の「内科」を範囲指定します。
3. ［書式-フォント・飾り-設定］を選択します。
4. ［字間］シートを選択します。
5. ［ベース位置からのシフト量］を にします。
6. ［シフト量］に「-100」と入力します。
   

   ※右端の ／ をクリックしても値を変えることができます。

7. ［OK］をクリックします。
   

   「内科」の行の位置が下がります。

8. 3行目の「小児科」を範囲指定します。
9. 操作3 〜操作5 を繰り返します。
10. ［シフト量］に「100」と入力します。
11. ［OK］をクリックします。
    

    「小児科」の行の位置が上がります。

【改行幅を使って設定する場合】

各行の改行幅を狭めて、下の例のように文字を配置することもできます。
行ごと幅を変更しても問題ない場合にお試しください。

1. 1行目に「内科」、2行目に「松本医院」、3行目に「小児科」と入力します。
2. 入力した3行分を範囲指定します。
3. ［書式-改行幅-1/3改行］を選択します。

   「松本医院」の文字が、「内科」「小児科」の2行分の縦幅の中央に配置されます。

【真ん中の行の文字サイズを縦2倍（または4倍）にする場合】

2行目にある文字のサイズを縦2倍（または4倍）に変更し、改行幅を0（ゼロ）にして、下の例のように文字を配置することもできます。

1. 1行目に「内科」、2行目に「松本医院」、3行目に「小児科」と入力します。
2. 2行目の「松本医院」を範囲指定します。
3. ［書式-文字サイズ-縦2倍］または［書式-文字サイズ-4倍］を選択します。
4. 入力した3行分を範囲指定します。
5. ［書式-改行幅-0改行］を選択します。

   「松本医院」の文字が、「内科」「小児科」の2行分の縦幅の中央に配置されます。

●こんなときは

• ベース位置からのシフト量の設定は、フォントやサイズと同じ方法で解除できます。

  →フォントやサイズ、文字飾りなどをまとめて解除する

• ベース位置や改行幅を変更してもうまくいかない
  ドラフト編集画面／エディタの画面／アウトラインの画面／マルチビューの画面では、ベース位置や改行幅が変更された実際の状態を確認することができません。
  ドラフト編集画面になっている場合は、［表示-イメージ編集］を選択し、イメージ編集画面にします。
  アウトラインの画面／エディタの画面／マルチビューの画面になっている場合は、［表示-作業フェーズ-基本編集］を選択し、基本編集の画面にしてから、［表示-イメージ編集］を選択して、イメージ編集画面にします。

→改行幅を解除する

■関連項目

→ベース位置とベース位置からのシフト量について

→一太郎のスタイル・書式について

→スタイル・書式を簡単に再利用する

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