ファイルを開いたり、保存したりするときに便利な機能について設定します。
- 開いたときと同じファイル形式で保存する設定にする
- 常に高速にファイルを開く設定にする
- 常に同じフォルダからファイルを開く・保存する設定にする
- メニューの横に表示される読込履歴の数を変える
- よく使う保存形式を設定しておく
- 文書を保存したときの画面表示設定を読み込まないように設定する
- ほかの人が作った文書を開くときでも、ビューアフェーズにならないように設定する
- テキスト形式で保存するときにふりがなを保存しないように設定する
- テキストファイルを開くときでも、エディタフェーズにならないように設定する
- エディタフェーズでテキストファイルを開いたときに、行頭の数字を連番にしないように設定する
■開いたときと同じファイル形式で保存する設定にする
旧バージョンの一太郎で作った文書を開いて、同じファイル形式で保存するときなどに便利です。
※対象となるファイルは、*.JTD、*.JTT、*.JSW、*.JAW、*.JTW、*.JBW、*.JUW、*.JFW、*.JVW、*.DOC、*.RTF、*.PPT、*.ODTです。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-保存処理]の[読み込み時のファイル形式で保存する]を[する]にします。
- [OK]をクリックします。
ファイルを開いたときと同じ拡張子で保存されるようになります。
※ *.JTD、*.JTT、*.JTDC、*.JTTC、*.TXT のファイルは、ここでの設定にかかわりなく、常に同じファイル形式で保存されます。
■常に高速にファイルを開く設定にする
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-ファイル操作]の[高速読込する]を、[する]にします。
- [OK]をクリックします。
常に高速読込がされるようになります。
※ここでの設定は、ハードディスク上の通常文書(*.JTD)または定型文書(*.JTT)を開くときにだけ有効です。
●こんなときは
- ファイルを開くときに、[詳細]ダイアログボックスで、[高速読込]を
にしても設定できます。
■常に同じフォルダからファイルを開く・保存する設定にする
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-ファイル操作]の[文書ファイルのフォルダを固定する]を[する]にします。
- [固定するフォルダの指定]を選択して、ダイアログボックス右下の[フォルダ参照]をクリックします。
[フォルダ選択]ダイアログボックスが表示されます。
- [フォルダ名]に、常に表示したいフォルダ名を設定します。
- [OK]をクリックします。
[オプション:ファイル操作]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックします。
[ファイル-開く]や[ファイル-名前を付けて保存]を選択したときに、指定したフォルダが常に表示されるようになります。
※すでに保存してある文書を[ファイル-名前を付けて保存]で保存する場合は、文書が保存されているフォルダが表示されます。
■メニューの横に表示される読込履歴の数を変える
[ファイル]メニューを選択すると表示される読込履歴一覧のファイル名を選択すると、そのファイルを開くことができます。
読込履歴一覧には、最近開いたり保存したファイルほど上に表示されます。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-ファイル操作]の[ファイルメニューに読込履歴を表示する]を[する]にします。
- [表示する読込履歴の数]で、表示させたいファイルの数を設定します。
- [OK]をクリックします。
[ファイル]メニューを選択したときに、コマンド名の右側にそれまでに開いたり保存したファイルの読込履歴一覧が設定した数だけ表示されます。
●こんなときは
■よく使う保存形式を設定しておく
文書の保存形式の初期設定を、旧バージョンの一太郎の形式やMicrosoft Word形式に設定しておくことができます。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-保存処理]の[通常使用するファイル保存形式]で、保存形式を選択します。
- [OK]をクリックします。
[ファイル-名前を付けて保存]を選択したときに、操作2 で選択した保存形式が設定されるようになります。
※次の保存形式の中から選択できます。
- 通常(*.JTD)
- 通常(圧縮)(*.JTDC)
- OpenDocument形式(*.ODT)
- テキスト形式(*.TXT)
- 7形式(*.JFW)
- Ver6形式(*.JBW)
- Ver5形式(*.JAW)
- Ver4形式(*.JSW)
- Word 2003-95/Ver6形式(*.DOC)
- リッチテキスト形式(*.RTF)
- Unicodeテキスト(*.TXT)
- プレゼンテーション形式(*.PPT)
●こんなときは
- 設定している形式と違うファイル形式で保存したいときは、それぞれの文書を保存するときに[名前を付けて保存]ダイアログボックスで変えます。
■文書を保存したときの画面表示設定を読み込まないように設定する
文書を開くときに、その文書に記憶されている画面表示の設定を読み込むか読み込まないかを選択することができます。
読み込まない設定にしている場合は、文書を開くと、システムに記憶されている画面表示設定([ファイル-新規作成]を選択したときと同じ画面表示設定)になります。
ほかの人が作った文書を開くときでも、自分が通常使っている見やすい画面表示設定で開くことができるので便利です。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-ファイル操作]の[文書の画面表示設定を読み込む]を[読み込まない]にします。
- [OK]をクリックします。
文書を開いても、その文書を保存したときの画面表示設定は読み込まれなくなります。
■ほかの人が作った文書を開くときでも、ビューアフェーズにならないように設定する
ほかの人が作った文書を開くときに、自動的にビューアフェーズに切り替えるか切り替えないかを選択することができます。
セットアップ直後の設定では、ほかの人が作った文書を開くときは自動的にビューアフェーズに切り替わるようになっています。
※ほかの人が作った文書かそうでない文書かは、文書に記憶されている前回更新者と現在の使用者名とを比較して判断されます。新規作成された文書で前回更新者の情報がない場合は、文書の作成者と現在の使用者名を比較します。
ビューアフェーズに切り替わらないようにしたいときは、次のように操作します。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-ファイル操作]の[他人が作成した文書読込時に作業フェーズをビューアにする]を[しない]にします。
- [OK]をクリックします。
ほかの人が作った文書を開いたとき、その文書に記憶されている作業フェーズで表示されるようになります。
▼注意
- 次の場合は、[他人が作成した文書読込時に作業フェーズをビューアにする]を[する]にしていても、文書を開いたときにビューアフェーズには切り替わりません。
- 通常(*.JTD)/通常(圧縮)(*.JTDC)/7形式(*.JFW)/Ver6形式(*.JBW)/Ver5形式(*.JAW)/電子署名セキュリティ文書(*.JTSD)/バックアップファイル(*.$TD、*.$TDC)以外のファイル
- 添削モード/反映モードで保存されている
- フィールドモードで保存されている
- [表示-作業フェーズ-作業フェーズ設定]でビューアフェーズを利用する設定にしていない
- 文書マクロに自動実行マクロ(AutoLod)が設定されている
■関連項目
→一太郎のバージョンやセットアップ時に設定した使用者名、シリアルナンバーなどを確認する
→使用者名(法人名)や、ユーザID・シリアルナンバーを変える
■テキスト形式で保存するときにふりがなを保存しないように設定する
文書をテキスト形式で保存するときに、ふりがなを保存するか保存しないかを選択することができます。
セットアップ直後の設定では保存するようになっており、文書中にふりがな枠が存在する場合は、親文字の後方に括弧で囲まれてふりがなが挿入されます。
[例]
グループルビの場合…「 」→「一太郎(いちたろう)」
モノルビの場合………「 」→「一(いち)太(た)郎(ろう)」
※ここでの設定は、ふりがな枠をコピーしてテキスト形式で貼り付ける場合にも適用されます。
ふりがなを保存しないようにしたいときは、次のように操作します。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-保存処理]の[テキスト保存時にふりがなも保存する]で[しない]を選択します。
- [OK]をクリックします。
テキスト形式で保存するときに、文書中のふりがなは保存されなくなります。
■テキストファイルを開くときでも、エディタフェーズにならないように設定する
テキストファイルを開いたときやHTMLファイルをテキストとして読み込んだときに、自動的にエディタフェーズに切り替えるか切り替えないかを選択することができます。
セットアップ直後の設定では、テキストファイルを開いたときは自動的にエディタフェーズに切り替わるようになっています。
エディタフェーズに切り替わらないようにしたいときは、次のように操作します。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-ファイル操作]の[テキストファイル読込時に作業フェーズをエディタにする]を[しない]にします。
- [OK]をクリックします。
テキストファイルを開いたときは、実行時の作業フェーズと同じ作業フェーズに切り替わります。ただし、ビューアフェーズの場合は、ビューアフェーズに切り替える前の作業フェーズに切り替わります。
▼注意
- [テキストファイル読込時に作業フェーズをエディタにする]を[する]にしていても、[表示-作業フェーズ-作業フェーズ設定]でエディタフェーズを利用する設定にしていない場合は、エディタフェーズには切り替わりません。
- [ファイル-文書の比較]など、コマンドによっては、テキストファイルを開いてもエディタフェーズに切り替わらないものがあります。
■エディタフェーズでテキストファイルを開いたときに、行頭の数字を連番にしないように設定する
エディタフェーズでテキストファイルを開いたときに、行頭の数字を連番に変換するかしないかを選択することができます。
セットアップ直後の設定では、行頭の数字を連番に変換するようになっています。エディタフェーズでテキストファイルを開くと、行頭の数字が、登録されている連番書式と一致している場合には、行頭の数字が削除されて代わりに連番が挿入されるようになります。
※3桁以上の数字は連番に変換されません。
※数字で終わる書式は、行頭からの文字列に数字に続いて、記号「..。。))」またはスペースが入力されている場合に連番に変換されます。
連番に変換しないようにしたいときは、次のように操作します。
■操作
- [ツール-オプション-オプション]を選択します。
- [ファイル操作-ファイル操作]の[テキストファイル読込時に行頭の数字を連番にする]を[しない]にします。
- [OK]をクリックします。
エディタフェーズでテキストファイルを開いても、行頭の数字が連番に変換されないようになります。
▼注意
- テキストファイルを開いて行頭の数字が連番に変換された場合、直後に[編集-取り消し]を実行しても、連番はテキスト文字には戻りません。
- 次の形式のファイルを開いた場合は、[テキストファイル読込時に行頭の数字を連番にする]を[する]にしていても、無効になります。
- リンク形式1
- リンク形式2
- Unicodeテキスト
- テキストとして読み込まれたHTMLファイル
●こんなときは
- エディタの画面上では、連番も連番以外の文字も同じように表示されます。連番に変換されていることを確認したいときは、イメージ編集画面などに切り替えます。イメージ編集画面では、連番は、(
)のように青色のアンダーラインが付いて表示されます。