別のパソコンにある旧バージョンの辞書を利用するには、次の2通りの方法があります。
旧バージョンのユーザー辞書をコピーして、ATOK 2008の辞書に合併する
旧バージョンのユーザー辞書をATOK 2008がセットアップされたパソコンにコピーし、辞書合併を行います。
■操作例
【別のパソコンにあるATOK 2007のユーザー辞書(ATOK20U1.DIC)を、ATOK 2008のユーザー辞書(ATOK21U1.DIC)に合併する】
1ATOK 2007のユーザー辞書を移行先のパソコンにコピーする
- ATOK 2007のあるパソコンに、フロッピーディスクやメモリーカードなどのメディアをセットします。
- ATOK 2007のユーザー辞書ファイルを検索します。
検索文字列を入力する欄には「ATOK20U1.DIC」と入力します。
※フォルダオプションですべてのファイルと拡張子を表示する設定になっていない場合は、ユーザー辞書ファイルを検索できないことがあります。
- 検索結果欄に表示された「ATOK20U1.DIC」をセットアップしたメディアへコピーします。
- 移行先のパソコンに、「ATOK20U1.DIC」をコピーします。
2辞書を合併する
辞書ユーティリティを利用して、コピーしたATOK 2007のユーザー辞書を、移行先のパソコンのユーザー辞書に追加します。
→旧バージョンのATOKに登録されている単語をATOK 2008の辞書に追加する
旧バージョンの辞書に登録した単語をテキストファイルに保存して、ATOK 2008のユーザー辞書に一括登録する
旧バージョンの辞書に登録した単語をテキストファイル(単語ファイル)に保存して、ATOK 2008のユーザー辞書に一括登録することもできます。
単語ファイルの作成は、旧バージョンのATOKに添付されている辞書ユーティリティで行います。
■操作例
【別のパソコンにあるATOK 2007の辞書に登録された単語を、ユーザー辞書に一括登録する】
1単語ファイルを作成する
- ATOK 2007の辞書ユーティリティを起動します。
- [ツール-単語・用例の一覧出力]を選択します。
[単語・用例の一覧出力]ダイアログボックスが表示されます。
- [単語出力]シートを選択します。
- [出力ファイル]に、抽出した登録単語を保存する単語ファイル名を入力します。*1
*1[参照]をクリックし、任意のファイル名を入力して[開く]をクリックします。ファイルの形式はテキスト形式(ファイル名.TXT)にします。
- [種類]で、[登録単語]だけをオンにします。
- [実行]をクリックします。
登録単語がテキスト形式で保存されます。
- 作成された単語ファイルを、フロッピーディスクやメモリーカードなどのメディアにコピーし、ATOK 2008のあるパソコンにコピーします。
※ファイルの移動手段についてはどのような方法でも構いません。
2一括登録する
- 辞書ユーティリティを起動します。
- [ツール-ファイルからの登録・削除]を選択し、[単語一括処理]シートを選択します。
- [単語ファイル]の[ファイル名]に、単語ファイル名を設定します。
[参照]をクリックし、手順 1 でコピーした辞書ファイルを指定して、[開く]をクリックします。
- [ファイル形式]の右端の▼をクリックして、一覧から[ATOK]を選択します。
- 必要に応じて、[出力ファイル]に、登録できなかった単語情報を保存するファイル名を設定します。
- [登録]をクリックします。
単語ファイルの内容が、現在開いている辞書ファイルへ一括して登録されます。
- 「終了しました。」と表示されたら、[閉じる]をクリックします。
- [閉じる]をクリックします。
- [ファイル-終了]を選択して、辞書ユーティリティを終了します。
●こんなときは
- 一括処理で作成した出力ファイルは、一太郎やメモ帳などで開いて、内容を確認することができます。
また、「読み 単語 品詞」をタブで区切り、次の行に「メッセージ」の形式でファイルに保存されるので、登録できなかった原因を確認して内容を修正すれば、もう一度一括登録用の単語ファイルとして使用することができます。 - ATOK9・ATOK8の辞書とATOK 2008とでは品詞体系が異なるため、[固有人名]で登録した品詞の単語を[固有人他]として登録してよいかどうか、選択する画面が表示されます。
問題ない場合は、[はい]をクリックします。
[いいえ]クリックすると、[固有人名]で登録した単語はATOK 2008の辞書には登録されません。正確な品詞で登録したい場合は[いいえ]をクリックし、次の方法で単語登録しなおします。