このFAQは、ATOK 2008のJ-License専用作業ディスクをご使用のお客様で、システム管理者の方を対象としています。
ATOK 2008を導入する際、以下の手順で操作すると、セットアップ画面を表示することなくセットアップ(サイレントセットアップ)を行うことができます。
操作は次の流れで行います。
I セットアップを行う前に
II.以降の操作を行う前に、次の点について確認します。
- 管理者(Administrator)権限でコンピュータにログオンします
Windows XP/2000で、ATOK 2008をセットアップするには、Administratorsグループに所属しているユーザーや、「コンピュータの管理者」のユーザーでログオンする必要があります。
- 起動しているアプリケーションはすべて終了します
一太郎など起動しているアプリケーションがある場合はすべて終了してから操作を行います。
II サイレントセットアップを行う
以下の流れでサイレントセットアップを行います。
■操作
1 セットアップ設定ファイルを作成する
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム*1-アクセサリ-メモ帳]を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[プログラム]です。
※ここではメモ帳を使用しますが、テキストファイルを編集できるアプリケーションであれば、他のアプリケーションでも構いません。
- 以下の書式で入力します。
[Properties]
USERNAME=使用者名
COMPANYNAME=法人名
RMATOK16=1
RMATOK17=1
RMATOK18=1
RMATOK19=1
RMATOK20=1※使用者名、法人名ともにマルチバイト文字31バイト以内で記述します。Unicode固有文字は使用できません。
※RMATOK20〜RMATOK16は、旧バージョンのATOKを削除する場合のみ、記述します。
- [ファイル-名前を付けて保存]を選択します。
- 任意のファイル名を入力して[OK]をクリックします。
※以降の手順は、「setup.ini」というファイル名で保存した場合を例として説明します。
※メモ帳以外のアプリケーションをお使いの場合は文字コードの種類をシフトJIS形式にして、保存してください。
2 ATOK 2008のCD-ROMとセットアップ設定ファイルをサーバーにコピーする
サーバー上に任意のフォルダを作成し、ATOK 2008のCD-ROMの内容すべてと1で作成したセットアップ設定ファイル(setup.ini)をコピーします。
※以降の手順は、サーバーAに<DATA>フォルダを作成し、<DATA>フォルダ以下にコピーした場合を例として説明します。
3 ローカルクライアントにATOK 2008をサイレントセットアップする
以下の操作はローカルクライアントで行います。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム-アクセサリ-ファイル名を指定して実行]*1を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[ファイル名を指定して実行]です。
- [参照]をクリックします。
- 画面左側の[ネットワーク]を選択し、サーバーAを選択します。
※Windows XP/2000の場合、[ファイルの場所]の右端の▼をクリックし、サーバーAを選択します。
- <DATA>フォルダをダブルクリックし、<ATOK>フォルダをダブルクリックします。
- 「setup.exe(またはsetup)」を選択し、[開く]をクリックします。
- 「setup.exe」の後ろに「-s -t \\A\DATA\setup.ini」と入力します。
\\A\DATA\ATOK\setup.exe▲-s▲-t▲\\A\DATA\setup.ini ※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「s」、「t」は大文字でも小文字でも構いません。
- [OK]をクリックします。
- 画面に表示されませんが、ATOKのセットアップがはじまります。
- [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されるので、[続行]をクリックします。管理者アカウント以外でログオンしている場合は、管理者アカウントのユーザー名やパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
※Windows XP/2000の場合、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスは表示されません。
III こんなときは
- パス指定時にロング名を使用する場合
「"」(二重引用符)で囲みます。
【例】
"\\A\Program Files\setup.exe"▲-s▲-t▲"\\A\Program Files\setup.ini" - ATOKが正常にセットアップできたかどうか確認する場合
操作II.の3 -手順6.において、さらに「-l ログファイルのパス]」を入力すると、指定した場所にログファイルを出力することができます。
【例】ローカルクライアントのCドライブに「setup.log」というファイル名で出力する場合
\\A\DATA\ATOK\setup.exe▲-s▲-t▲\\A\DATA\setup.ini▲-l▲C:\setup.log ※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「s」、「t」、「l」は大文字でも小文字でも構いません。
- Office連携ツール for ATOK 2008をセットアップする場合
Office連携ツールのセットアップは、ATOK 2008とは別に行います。具体的な操作手順については、次のFAQを確認してください。