XenApp(TM)に関しては弊社検証環境において「ATOK Pro for Windows」の主要機能の動作を確認しています。
動作確認を行った環境および制限事項につきましては、以下をご参照ください。
※Citrix XenApp(TM)環境におけるすべての使用環境・条件において動作保証するものではありません。
■動作確認環境
Citrix XenApp 6.0 for Windows Server 2008 R2 (Platinum)でのServer Hosted Apps
※Streamed AppsおよびVM Hosted Appsでの動作確認はいたしておりません。
※動作確認を行ったクライアントOSは以下のとおりです。
- Windows 7 Ultimate SP1 (x64)
- Windows XP SP3 (x86)
■既知の制限事項
【クライアント環境によって、起動したアプリケーションの言語がATOK Proになっていない】
クライアント環境によって、既定の言語をATOK Proに設定しているにもかかわらずアプリケーションを起動するとMS-IMEなどATOK Pro以外になっています。
これはWindowsもしくはXenAppの制御の影響を受けています。
●回避方法
次のいずれかの方法をお試しください。
- クライアント側のレジストリに「IgnoreRemoteKeyboardLayout」を追加します。
詳細はMicrosoft社のホームページの「IgnoreRemoteKeyboardLayout」の箇所を参照してください。
- クライアント側のレジストリを以下のように変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICAClient\Engine\Lockdown Profiles\All Regions\Lockdown\Virtual Channels\Keyboard\
Value Name: KeyboardLayout
Type: REG_SZ
Value:(Server Default)
▼注意
- レジストリの変更操作を誤るとWindowsが起動しないなど、重大な問題が発生する可能性があります。あらかじめバックアップをとっておき、慎重に操作を行ってください。
- 本情報について詳しくは、Citrix社のKnowledge Centerをご参照ください。
- 上記のレジストリに関する詳細はCitrix社にお問い合わせください
【言語バーがグレー表示になる場合がある】
入力言語をATOKに切り替えたり、アプリケーションを起動したりすると、言語バーがグレー表示になる場合があります。
現象発生時、以下の操作を行って、正常な表示に戻るかお試しください。
- [ATOKを既定の言語に設定]を実行する
- 一度ローカル側のデスクトップやアプリケーションウィンドウをクリックして切り替えてから、再度、XenAppのアプリケーションをクリックしてアクティブにする
●回避方法
ATOKの状態を言語バーで表示しない設定にします。操作手順については、次のFAQを確認してください。
【文書学習ツールPlusでDOCX、XLSX、PPTXの各文書ファイルから学習することができない】
サーバーのWindows Server 2008 R2には、DOCX、XLSX、PPTXのIFilter 32bit版をインストールすることができないため、これらの各文書から文書学習ツールPlusで学習することはできません。
●回避方法
ありません。
【サーバーの環境によってOffice連携ツールが利用できない】
サーバーの環境によって、Office連携ツールの「ATOKでページ内の単語を学習する」や「ATOKへ推測候補を追加する」を実行すると、「テンポラリーファイルが作成できませんでした。」と表示され、実行できないことがあります。
●回避方法
ありません。
【サーバーの環境によって、Office連携ツールでWordにアドインを追加しているとWord終了時にメッセージが表示される】
サーバーの環境によって、Office連携ツールでWordに連携機能をアドイン追加していると、Word終了時に「このファイルは既に使用中のため保存できません」のメッセージが表示されることがあります。
●回避方法
ありません。
【サーバーのアプリケーションを起動していない時、ATOKのツール類が起動しない】
サーバーのアプリケーションを起動していない時、以下のツール群が起動しません。
- スタートアップツール
- バックアップツール
- プロパティ関連付けツール
- 入力方法切替ツール
- ATOKを既定の言語に設定
- 文字パレット
- お気に入り文書ボックス
- 定型文書入力
- 辞書ユーティリティ
- 文書学習ツールPlus
●回避方法
ありません。
【ATOKパレットをトレイに格納できない】
ATOKパレットの [メニュー]をクリックし、基本のメニューから[ATOKパレット-トレイに格納]を選択(ATOKパレットの[トレイに格納]ボタンをクリックしても同様)しても、タスクトレイに格納できません。
●回避方法
ありません。
【ATOK スタートアップツールが起動しない場合がある】
ATOK スタートアップツールが起動しない場合があります。そのために、ローマ字/カナ入力の設定や、既定の言語への設定、辞書の引き継ぎなどが行われません。
●回避方法
ATOK スタートアップツールをアプリケーション公開し、クライアントにて実行します。
※スタートアップツールを実行する時に、あらかじめ他のアプリケーションを起動して接続を確立しておく必要があります。
◆補足
- Remote Desktop Service(RDS)環境でご使用の場合、アクセスを許可されるすべてのクライアントコンピュータ数分のライセンスをご購入いただく必要があります。
ライセンスの導入については、ジャストシステム J-License事務局へお問い合わせください。 - 別途、有償サポートのアドバンストサポートをご契約のお客様に、ATOK Pro for WindowsのRemote Desktop Service(RDS)、Citrix XenApp(TM)環境への導入支援を行います。
※すでにご使用の製品でアドバンストサポートをご契約の場合は、新たなご契約の必要はありません。