ATOK 2011でキーカスタマイズを行っている場合や、ATOK 2011をセットアップするときに、旧バージョンからキーカスタマイズの設定を引き継いでいる場合は、再度キーカスタマイズの引き継ぎや設定を行う必要があります。
※ATOK プロパティの[キー・ローマ字・色]シートで、[スタイル一覧]を確認し、[ATOK 2011]より上に、[ユーザー]や[ユーザー(ATOK ○○)]*1と表示されている場合は、カスタマイズを行っていると考えられます。
*1○○には、ATOKのバージョンが入ります。
※上記の画面は、ATOK 2010から設定が引き継がれている場合の例です。
それぞれの場合に応じて操作します。
I 旧バージョンで設定したキーカスタマイズを引き継いで使用している場合
スタートアップツールを実行して、旧バージョンからキーカスタマイズの設定を引き継ぎ直します。
■操作
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックします。
- [すべてのプログラム-ATOK-ATOK 2011-スタートアップツール]を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- [引き継ぐ方法]で[手動]を選択して、[次へ]をクリックします。
- [設定を引き継ぐ日本語入力システム]で[日本語入力システムとプロパティを指定する]を選択します。
- [日本語入力システム一覧]で[ATOK ○○]*1を選択し、[プロパティ一覧]で引き継ぎ元とするプロパティを選択します。
*1○○には、ATOKのバージョンが入ります。
- [次へ]をクリックします。
- [キー・ローマ字・色の設定を引き継ぐ]をクリックして にします。
- [入力・変換の設定を引き継ぐ]、[辞書を引き継ぐ]をクリックして にします。
- [次へ]をクリックします。
- キー・ローマ字・色のみが[引き継ぐ]になっていることを確認して、[実行]をクリックします。
- 追加された機能のキー割付のマージを行うかどうか確認するメッセージが表示されます。[はい]をクリックすると、引き継ぎ元のバージョン以降に追加された機能のキー割付が追加されます。
- ATOK 2011をしばらく使ってからスタートアップツールを実行した場合は、すでに使っている辞書やお気に入り文書などのデータへ、旧バージョンのデータを上書きしてもよいかを確認するメッセージが表示されます。[いいえ]をクリックします。
- 「作業を完了しました。」と表示されたら、[閉じる]をクリックします。
※旧バージョンで、記号入力モードに切り替えた際のコード体系を設定していた場合、設定は上記の操作を行っても引き継がれません。15.以降の操作で、コード体系を手動で再設定する必要があります。
- 言語バーの [メニュー]*2をクリックし、基本のメニューから[プロパティ(環境設定)]を選択します。
*2ATOKパレットをお使いの場合は、ATOKパレットの [メニュー]をクリックします。
- [入力・変換]シートの[入力補助-特殊]を選択します。
- [コード入力/記号入力時のコード体系]で、設定したいコード体系を選択します。
- [OK]をクリックします。
II ATOK 2011で設定したキーカスタマイズを使用している場合
ATOKプロパティから、再度キーカスタマイズの設定を行います。
※設定内容が不明な場合は、設定しているキーカスタマイズの内容をテキストファイルに出力し、テキストを参照しながらカスタマイズを行います。テキストファイルの出力方法については、●こんなときはを確認してください。
■操作
- 言語バーの [メニュー]*1をクリックし、基本のメニューから[プロパティ(環境設定)]を選択します。
*1ATOKパレットをお使いの場合は、ATOKパレットの [メニュー]をクリックします。
- [キー・ローマ字・色]シートの[スタイル一覧]から、[ATOK 2011]や[MS-IME]など、キーカスタマイズのベースとするスタイルを選択し、[スタイルの選択]をクリックします。
- [キーカスタマイズ]をクリックし、以前のカスタマイズ内容と同じ内容を再度設定します。
- [OK]をクリックします。
- [スタイル名]に任意のスタイル名を入力し、[OK]をクリックします。
- [OK]をクリックしてATOKプロパティを終了します。
●こんなときは
キーカスタマイズの内容をテキストファイルに出力するには、以下の操作を行います。
- 言語バーの [メニュー]*1をクリックし、基本のメニューから[プロパティ(環境設定)]を選択します。
*1ATOKパレットをお使いの場合は、ATOKパレットの [メニュー]をクリックします。
- [キー・ローマ字・色]シートの[スタイル一覧]から、使用しているスタイルを選択し、[スタイルの選択]をクリックします。
- [キーカスタマイズ]をクリックします。
- [メニュー-テキストファイルに出力]を選択します。
[キー設定のファイル出力]ダイアログボックスが表示されます。
- [参照]をクリックします。
- [ファイルの場所]の右端の▼をクリックして、テキストファイルを保存したい場所を選択し、[ファイル名]に任意の名前を入力します。
- [開く]クリックします。
- [実行]をクリックします。
6.で指定した場所にテキストファイルが出力されます。
- [OK]をクリックして[ATOKキーカスタマイズ]を終了します。
- [OK]をクリックして[ATOKプロパティ]を終了します。
- メモ帳などで6.のファイルを読み込んで確認します。