[サポートFAQ]
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更新日:2016.02.05 - 情報番号:053223
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Q 従来の一太郎文書を開いた場合
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A FAQ改善アンケートにご協力ください

本製品では、一太郎Ver.1以前の文書は開けません。一太郎Ver2形式以降の文書は、[ファイル-開く]でそのまま開くことができます(Ver2形式の文書は開けない場合もあります)*1。新規に作成した文書および開いた文書は、一太郎8以降で開くことのできる形式で保存する以外に、7形式/7定型、Ver6形式/Ver6定型、Ver5形式/Ver5定型、Ver4形式で保存することができます。

*1一太郎2016以降では、アクセスの制限(DRM)が設定された文書(*.JTDR)を開くことはできません。

■はじめにご確認ください

本製品には一太郎Ver.6にあった次の機能がありません。

  • ファイルコマンド関連
    • Ver3形式での保存/一部保存
    • JAM保存
    • MTX保存
    • 絞込保存
    • ファイル-グルーピング *1
  • 編集コマンド関連
    • 範囲名 *1
  • 表示コマンド関連
    • ビュー
  • 特殊コマンド関連
    • サイドノート *1
    • ビジョン *1
    • ツールコマンド関連
    • 一括変換、再変換

*1これらの機能は、本製品で開いても設定が一時的に解除されるだけで、データ上での情報は残ります。Ver6形式で保存することにより、一太郎Ver.6でそのまま利用することができます。

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■従来の一太郎文書を開いた場合の互換性[バージョン共通]

  • 外字や罫線データを含むテキスト形式で保存した文書を開くと、正しく表示されない場合があります。
  • 8色の基本色以外のデータは、作成元アプリケーションの表示とは色が異なって表示・印刷される場合があります。
  • 設定したフォントが開いた先の環境にない場合は、環境内の適切なフォントに置き換えて表示・印刷されます。
  • マーク機能がブックマークに変更されています。マーク(見出しを設定していない)を設定した文書を開くと、マーク番号をブックマーク名として表示します。
  • [ツール-添削(赤入れ)]
    • 一太郎2007以前で保存した添削文字列を含む文書を開くと、添削文字列は添削者ごとに添削色が再設定されます。
    • 一太郎2007以前で保存した添削文字列を含む文書を開くときには、読み込みに時間がかかる場合があります。
    • 反映モードの画面表示は、[すべて表示]になります。
  • ビュータイプで絞り込まれている文書を開くと、基本編集フェーズで読み込まれます。

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■一太郎Ver.6以前の文書を開いた場合の互換性

  • パスワードに外字を使用している文書を開くことはできません。
  • ファイル名に外字を使用している文書は、ファイル名が正しく表示されない場合があります。
  • 枠あけの部分は空白のレイアウト枠に置き換えられます。
  • 独仏文字・発音記号・特殊記号は別のフォントに変換されます。
  • 従来使用していたシステムフォントは、それぞれ次のフォントに割り当てられます。
    • システム明朝→ MS明朝
    • システムゴシック→ MSゴシック
    • システム欧文→ Century Old Style

      (文書を読み込むと、フォントの情報表示は「システム××」となります。一度フォントを変更すると「システム××」を設定することはできません。)

  • 本製品では全角文字数で1行文字数を数えます。例えば75文字に設定していた場合、本製品の[文書スタイル]ダイアログボックスでは37.5文字と表示されます。

以下、一太郎Ver.6.3のドロップダウンメニューに準じて互換性を説明します。

  • [ファイル-ファイル補助-グルーピング]
    • Ver5・Ver6形式のグルーピングファイルを開いた場合、子文書情報の設定情報は保持されるので、Ver5・Ver6形式で保存すると、一太郎Ver.5、Ver.6で再度使用することができます。Ver4形式のグルーピングファイルについては、子文書情報の設定が保持されません。
  • [ファイル-システム設定-システム設定]-[入力モード]
    • 禁則設定

      禁則文字の文字数指定がなくなり、行頭・行末にくる禁則文字は自動的に禁則処理されます。そのため、レイアウトが異なって表示される場合があります。

  • [表示-スライド]
    • 開いた時点で、設定内容は無効になります。
  • [表示-ビュー]
    • ランクボタン・ビジョンボタンで絞り込んだ状態で保存している文書は、絞り込みが解除されて開きます。オプションの設定も無効になります。
  • [書式-文字飾り]
    • 強調

      フォントの太字に変換されます。

    • 斜体

      フォントの斜体に変換されます。

    • 取消ライン

      パターンが変更されたので、異なったパターンで表示される場合があります。

    • 塗りつぶし/文字囲/反転

      文字に対する割合が変更されたので、異なった割合で表示される場合があります。

    • プリンターフォント

      プリンターフォントが設定された文字列には「プリンタフォント1,2,3・・・・」という名前の文字スタイルが設定されます。

  • [書式-文字書式-密着割付]
    • Ver5、Ver6形式のファイルを開いた場合、密着割付の設定に加え、[書式-文字割付-文字結合]も設定されます。
  • [書式-文書スタイル-スタイル]-[補助]
    • 和欧文間スペース

      欧文文字の対象が変更されたため、和欧文間スペースを使用している文書を開いた際は、レイアウトが異なって表示される場合があります。

    • 罫線枠内の網掛け

      罫線枠内の文字全体に設定された網掛け(設定が「枠全体」の場合)は、罫線セル属性に変換されます。

  • [書式-文書スタイル-スタイル]-[ヘッダ][フッタ]
    • ヘッダー/フッター設定用に使われていた各種記号は、[挿入-フィールド-作成]の[自動フィールド]のうち対応するコマンドで挿入されるデータに変換されます。

      %D(日付)→[印刷日付]で挿入したデータ
      %T(時刻)→[印刷時間]で挿入したデータ
      %F(ファイル名)→[ファイル名]で挿入したデータ
      %P(ページ)→[ページ番号]で挿入したデータ
      %M(見出し)→[見出し]で挿入したデータ

    • ヘッダー/フッターのうち、1つでも奇数あるいは偶数ページの設定があれば、すべて「奇・偶数で別」の設定になります。
    • 位置指定を「付けない」に設定している場合はヘッダー/フッターは表示されません。位置指定が混在している場合は左寄せで、それぞれの文字列の間には、挿入コマンドの[リーダ]が挿入されます。
  • [書式-文書スタイル-タブ設定]
    • タイプ1のタブはスペース機能([挿入-記号/リーダ/スペース-スペース作成]で設定するスペース)に変換されます。タイプ2のタブはそのまま保存されます。
    • タイプ1で設定した位置設定は保存されません。タイプ2で設定した位置設定は、[タブ位置設定]の[基本幅]に変換されます。
    • タブ設定の情報は残りますので、Ver6/Ver5/Ver4形式で保存すると、再度一太郎Ver.6/Ver.5Win/Ver.5JW/Ver.4でタブ設定として使用できます。
  • [書式-レイアウトボックス]、[書式-差込枠]、[編集-オブジェクトの作成/貼り付け/形式を選択して貼り付け]
    • 一太郎Ver.6/Ver.5/Ver.4で作成した、枠を含んだ文書を開いた場合、枠の配置の設定は次のようになります。
      Ver5/Ver6形式 一太郎7以降の一太郎
      枠の種類 枠の位置[左右] 文字のよけ方
      通常行左(端) 右側に配置
      通常行右(端) 左側に配置
      通常行中央 両側に配置
      保護行 両側に配置

    • [文書スタイル]の文字方向が縦書きの場合、オブジェクト枠は90度回転して表示されます。
    • 枠がページにまたがる場合、枠全体が次ページへ送られるため、レイアウトが異なる場合があります。
    • パターン付きの[枠飾り]がある場合、通常どおり開くことはできますが、詳細な設定を変更することはできません。
    • 文字付きの差込枠は、差込指定をしたフィールドとして開きます。
  • [特殊-サイドノート]
    • セルは閉じられた状態で開きます。サイドノートを表示することはできませんが、設定は保持します。Ver6/Ver5/Ver4形式で保存すると、一太郎Ver.6/Ver.5Win/Ver.5JW/Ver.4で開いたときに再度使用することができます。
  • [特殊-ビジョン]
    • ビジョンで絞り込まれた状態で保存している文書は絞込が解除された状態で開きます。ビジョンの設定は残ります。Ver6/Ver5/Ver4形式で保存すると、一太郎Ver.6/Ver.5Win/Ver.5JW/Ver.4で開いたときには再度使用することができます。
  • [特殊-計算]
    • 文書中の計算式および設定した再計算式の両方とも、使用することができません。
  • [罫線]
    • 罫線のない保護行は通常行になります。
    • レイアウトが変わった場合、斜線・括弧がずれることがあります。
    • レイアウトが変わって、罫線枠から文字がはみ出るような場合、自動的に罫線枠が行方向に伸びることがあります。
  • 簡易作図で作成された図形
    • 位置が多少ずれる場合があります。
    • レイアウト枠、脚注エリアの図形は、図形の表示位置などが異なる場合があります。
  • [ツール-一括変換]
    • 一括入力文字列、再変換可能文字列は通常の文字列に変換されます。

一太郎Ver.5JWの文書を開いた場合は、さらに次の点に注意してください。

  • 一太郎Ver.5JWで作成した組込枠・組込リンク枠を起動編集することはできません。組込リンク枠のリンクは切断された状態で開きます(普通の貼付枠と表示上の区別はできません)。
  • 一太郎Ver.5JWの文書に組み込んだ花子JW、ジャスト三四六JWのデータは、表示倍率の違いにより、データの一部が正しく表示されない場合があります。
  • 一太郎Ver.5JWの文書に組み込んだ、従来の花子で作成した文字飾りの囲み罫・下線・中線・上線は、正しく表示・印刷されません。

また、JW対応アプリケーションで作成した組込枠、組込リンク枠(以下JW枠)を開いた場合は次のようになります。

  • 通常/定型などの形式で保存すると、編集不可能なデータとして保存されます。
  • Ver6/Ver5形式で保存すると、基本的にはJW枠の情報は保持されます。JW版アプリケーションで読み込むと元のように扱うことができます。

    ただし、本製品で作成されたJW枠の複製データ(JW枠をコピーして別の個所に貼り付けられたデータなど)に対しては、JW枠の情報は保存されませんので、JW版アプリケーション上では扱えません。

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