[サポートFAQ]
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更新日:2002.02.08 - 情報番号:000056
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Q たくさんの単語を一度に登録したい(単語ファイルを作成して、辞書に登録する方法)
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A FAQ改善アンケートにご協力ください
単語ファイル(テキストファイル)を利用して、まとめて単語を登録することができます。
単語ファイルは、決められた書式のデータで用意します。

操作は次の流れで行います。


ATOK15の単語ファイルを作成する

一括登録を実行する

こんなときは

[参考FAQ]

単語を1つずつ登録することもできます。
よく使用する単語を辞書に登録したい(単語登録する方法)

I ATOK15の単語ファイルを作成する


一太郎やメモ帳など、テキストを編集できるアプリケーション上で、テキスト形式の単語ファイルを作成します。
  1. 一太郎やメモ帳など、テキストを編集できるアプリケーションを起動します。
    Windows添付のメモ帳を使う場合は、Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-アクセサリ-メモ帳]を選択します。

  2. 下記 [単語ファイル例] を参考に、単語ファイルの内容を入力します。

    1. ファイルの先頭に半角で !!DICUT15 と入力し、改行します。
      ATOK15の単語ファイルであることを識別するために必要です。 必ず入力してください。

    2. [読み]・[単語]・[品詞]をタブで区切り、品詞のうしろで改行します。
      • [Tab]キーを押すと、タブが入力できます。
      • ATOK15の品詞の種類は、ATOK15の品詞の種類 をご覧ください。

    [単語ファイル例]

    半角の感嘆符 !! で始まる行は、単語に関する説明などの注釈行にすることができます。
    ファイルの内容や作成日などの単語ファイル(テキスト形式)に関する情報を入力しておくと便利です。
    注釈行は単語ファイルの途中にも入力することができます。

    単語ファイルの入力例

  3. [ファイル-名前を付けて保存]を選択します。

  4. [保存する場所]で単語ファイルを作成したい場所を指定し、[名前]にファイル名を入力して、[OK]をクリックします。
    指定した場所に単語ファイルが保存されます。
II 一括登録を実行する

  1. ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-辞書ユーティリティ]を選択します。

  2. [一括処理]をクリックして、[単語一括処理]シートを選択します。

  3. [ATOK辞書]に、単語を登録するATOK15の辞書セットまたは辞書ファイルを設定します。
    初期設定でよい場合は、[標準辞書セット]を設定します。
    右端の▼をクリックすると、辞書セットを選択・変更することができます。
    [辞書設定]をクリックして、辞書セットまたは辞書ファイルを選択することもできます。

  4. [単語ファイル]に、操作I で作成した単語ファイルを設定します。
    [参照]をクリックして、ファイルの一覧から設定することもできます。 [ファイルの場所]をクリックして、単語ファイルのあるドライブを選択し、目的のドライブにあるファイルが表示されたら、目的のファイルを選択し、[開く]をクリックします。

  5. [単語ファイル形式]で、作成した単語ファイルの形式を選択します。
    今回のように、ATOK15の単語ファイル形式で作成した場合は、[ATOK]から変更する必要はありません。

  6. 必要に応じて、[出力ファイル]に、登録できなかった単語情報を保存するファイル名を設定します。
    設定しておくと、登録できなかった単語があった場合に、その単語と原因の一覧をテキスト形式のファイルとして作成します。
    設定する場合は、ドライブ・フォルダ・ファイル名を入力します。
    ※出力ファイルの利用方法は、出力ファイルの使い方に記載があります。

    [例] Cドライブに「MITOROKU.TXT」の名前で作成する場合 … C:\MITOROKU.TXT

    ※ファイル名は、ドライブ・フォルダ名から入力します。
    ※半角で入力します。
    ※大文字・小文字は関係ありません。

    なお、登録できなかった単語を保存するときに、Unicodeで保存したい場合は、[Unicodeで出力する]を チェックボックスオン にします。
    シフトJIS範囲外のUnicodeの文字をシフトJISコードで保存すると、?に置き換わります。 チェックボックスオフ の場合は、シフトJISコードで保存されます。

  7. [登録]をクリックします。
補足

ATOK15の品詞の種類は、次のとおりです。

1
名詞
8
固有一般
15
連体詞
22
助数詞
29
マ行五段
36
ザ変動詞
2
固有人姓
9
名詞サ変
16
接続詞
23
カ行五段
30
ラ行五段
37
形容詞
3
固有人名
10
名詞ザ変
17
感動詞
24
ガ行五段
31
ワ行五段
38
形容詞ウ
4
固有人他
11
名詞形動
18
独立語
25
サ行五段
32
ハ行四段
39
形容動詞
5
固有地名
12
名サ形動
19
接頭語
26
タ行五段
33
一段動詞
40
形動タリ
6
固有組織
13
数詞
20
冠数詞
27
ナ行五段
34
カ変動詞
41
単漢字
7
固有商品
14
副詞
21
接尾語
28
バ行五段
35
サ変動詞
42
終助詞

さらに詳しい説明が必要な場合は、以下の方法でヘルプを参照してください。
  1. ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[ヘルプ-ATOKの使い方(ヘルプ)]を選択します。
  2. ヘルプの[目次]シートで、[付録]をダブルクリックし、[品詞]をダブルクリックします。
  3. [品詞の種類]をクリックします。

こんなときは


<1>出力ファイルの使い方

一括処理で作成した出力ファイルは、一太郎やメモ帳で開いて、内容を確認することができます。
また、「読み 単語 品詞」をタブで区切り、次の行に「メッセージ」の形式でファイルに保存されるので、原因を確認し、内容を修正すれば、もう一度一括登録用の単語ファイルとして使用することもできます。

[例]メモ帳で操作する場合
  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-アクセサリ-メモ帳]を選択します。
  2. [ファイル-開く]を選択し、[ファイル名]に、出力ファイル名を入力します。
    上記の例の場合は、C:\MITOROKU.TXT と入力します。
  3. [OK]をクリックします。
    メッセージから登録できなかった原因を確認します。
    メッセージについては、下記の<2>エラーメッセージ一覧 を参照してください。
<2>エラーメッセージ一覧

出力ファイルのエラーは、原因に合わせて次の10種類に分類されます。
  • 読みが長すぎます 32文字以内で入力します

    読みは全角・半角を問わず32文字以内で入力します。

  • 読みに不適切な文字が含まれています

    読みに使用できるのは、全角のひらがな、全角・半角のカタカナ・アルファベット・数字・記号(#$%&*+−/:;<=>@¥_・ ’ ^ ~ ` )です。スペース、漢字は使用できません。

  • 読みの先頭文字が不適切です

    読みの先頭に ー ゛ ゜を使用することはできません。

  • 単語が長すぎます 64文字以内で入力します

    単語は全角・半角を問わず64文字以内で入力します。

  • 単語に不適切な文字が含まれています

    単語は漢字・ひらがな、全角・半角のカタカナ・アルファベット・数字・記号を使って入力します。

  • 品詞の設定が不適切です

    品詞の入力がまちがっています。ATOK15の品詞文字列で記述します。

  • 単語ファイルの書式が不適切です

    正しい形式に直します。

  • この読みではこれ以上登録できません

    設定した読みの辺りの領域がいっぱいになりました。
    辞書の内容整理を実行して登録し直します。
    単語登録時「この読みではこれ以上登録できません」などのメッセージが表示される

    または、別の読みで登録し直します。

  • 同じ読みの単語がいっぱいです

    指定した読みに対する単語がいっぱいになりました。
    この読みではこれ以上登録できません。 別の読みで登録し直します。

  • すでに登録されています

    同じ単語が同じ読み・品詞ですでに登録されています。
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