[サポートFAQ]
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更新日:2002.02.08 - 情報番号:000061
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Q 旧バージョンのATOKに登録した単語を、ATOK15で利用したい(ATOK9・8・7をご使用の場合)
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A FAQ改善アンケートにご協力ください
ATOK15の辞書構造は旧バージョンの辞書と異なるため、そのままATOK9・ATOK8・ATOK7の辞書を使うことができません。 ATOK9〜ATOK7の辞書に登録していた単語を利用する場合は、「ATOK15の辞書と合併する」、または「登録した単語を抜き出してATOK15辞書に一括登録する」作業が必要です。
なお、ATOK6以前の辞書に登録した単語をATOK15で利用することはできません。もう一度単語登録を実行します。

以下の2通りの方法があります。 (いずれかの方法を行ってください。)


辞書合併を行う方法

単語ファイルを利用して、一括登録を行う方法

こんなときは

I 辞書合併を行う方法


辞書合併の機能を使って、複数の辞書の登録単語を1つの辞書にまとめることができます。 同じパソコン本体内に旧バージョンの辞書が存在する場合に利用すると便利です。
  1. ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-辞書ユーティリティ]を選択します。
    辞書ユーティリティが起動します。

  2. [辞書合併]をクリックし、[辞書合併]シートを選択します。

  3. [読み出し辞書]に、合併する旧バージョンの辞書ファイルを設定します。
    [辞書設定]をクリックし、[辞書設定]ダイアログボックスで[参照]をクリックします。
    [ファイルの場所]を、旧バージョンの辞書が存在する場所に変更し、合併する辞書を選択し、[開く]をクリックします。

  4. [書き込み辞書]に、ATOK15の辞書セットまたは辞書ファイルを設定します。
    右端の▼をクリックすると、辞書セットを選択できます。
    ここでは、[標準辞書セット]を選択します。

  5. 必要に応じて、[未登録単語ファイル]を設定します。
    設定しておくと、合併できなかった単語があったときに、その単語と原因をあとから確認することができます。
    [未登録単語ファイルについて]参照。
    設定する場合は、ドライブ・フォルダ・ファイル名を直接入力するか、[参照]をクリックして、保存する場所・ファイル名を設定します。

    ※ [Unicodeで出力する]を チェックボックスオン にすると、未登録単語を保存するときに、Unicodeで保存します。シフトJIS範囲外のUnicodeの文字をシフトJISコードで保存すると、?に置き換わります。

  6. 登録する単語の範囲や品詞を指定する場合は、[詳細設定]をクリックします。
    [辞書合併 詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。

    • 登録する単語の範囲を指定する場合
      [開始読み]・[終了読み]で、登録する単語の範囲を指定します。
      何も指定しなかった場合は、すべての単語が合併されます。
      例えば、アルファベットの読みを付けた単語だけを合併する場合は、[開始読み]に[A]、[終了読み]に[Z]と設定します。
    • 単語登録した単語だけを対象にする場合
      [種類]で、対象にする単語の種類を選択します。
      例えば、単語登録した単語だけを合併の対象にする場合は、[登録単語]だけを チェックボックスオン にします。
    • 品詞を限定する場合
      [対象品詞]の[設定]をクリックすると、合併の対象にする品詞を選択することができます。
    • 自動登録単語を登録単語として合併する場合
      自動登録単語を登録単語に置き換えて登録する場合は、[自動登録単語を登録単語として合併]を チェックボックスオン にします。

  7. [実行]をクリックします。
補足
  • 単語数が多い場合、登録に時間がかかる場合があります。
  • 書き込み辞書と読み出し辞書に同じ単語がある場合は、合併の対象となりません。
II 単語ファイルを利用して、一括登録を行う方法


辞書に登録した単語を「単語ファイル」に抜き出して、単語ファイルを使用して単語登録を実行する方法もあります。 別のハードディスクにある辞書の登録単語を利用したい場合に便利です。
単語ファイルの作成は、旧バージョンのATOKに添付されている辞書ユーティリティで行います。

<1>単語ファイルを作成する

旧バージョンのATOK添付の辞書ユーティリティで、単語ファイルの作成を行います。

[例] ATOK9辞書(C:\JUST\ATOK9\ATOK9.DIC)の登録単語の単語ファイルを作成する
※ご使用の環境によってドライブ構成などは異なります。ご注意ください。
  1. ATOK9辞書ユーティリティを起動します。
    [ATOK9WIN]グループ内の[辞書ユーティリティ]、またはWindowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-ATOK9WIN-辞書ユーティリティ]を選択します。

  2. [一覧出力]を選択します。

  3. [ATOK辞書]など、各項目を設定します。

    • [ATOK辞書]
      単語ファイルを作成する元となる辞書を設定します。
      [ATOK辞書]に、直接「C:\JUST\ATOK9\ATOK9.DIC」と入力します。
      [参照]をクリックして、ファイルを指定することもできます。

    • [出力ファイル]
      単語ファイルのファイル名を設定します。
      ファイル名は、ドライブ・フォルダ名から入力します。
      [例] Cドライブに「TANGO.TXT」のファイル名で作成する場合 … C:\TANGO.TXT
      ※フロッピィディスクに出力ファイルを作成すれば、別のパソコンで一括登録する際に利用できます。

    • [開始読み]/[終了読み]
      ファイルに保存する単語の範囲を設定します。
      何も指定しない場合は、すべての単語が登録されます。
      [例] アルファベットの読みを付けた単語だけを対象にする場合
      →[開始読み]に[A]、[終了読み]に[Z]を設定します。

    • [種類]
      どの種類の単語を単語ファイルに出力するか選択します。
      [システム単語]は、最初から辞書に登録されている単語です。 通常は[登録単語]や[自動登録単語]を選択します。
      • 登録単語 … 単語登録コマンドを利用して辞書に登録した単語
      • 自動登録単語 … 学習によって自動的に辞書に登録された単語

    • [対象品詞]
      登録する単語の品詞を限定する場合は、[設定]をクリックして設定を行います。

  4. [実行]をクリックします。
    一覧出力が実行されます。
<2>一括登録を実行する

ATOK15の辞書ユーティリティを使って、操作<1>で作成した単語ファイルをATOK15辞書に一括登録します。
  1. ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-辞書ユーティリティ]を選択します。
    ATOK15辞書ユーティリティが起動します。

  2. [一括処理]をクリックし、[単語一括処理]シートを選択します。

  3. [ATOK辞書]など、各項目を設定します。

    • [ATOK辞書]
      単語を一括登録する辞書セットまたは辞書ファイルを設定します。
      ここでは、右端の▼をクリックし、[標準辞書セット]を選択します。

    • [単語ファイル]
      操作<1>で作成した単語ファイルを指定します。
      ファイル名は、ドライブ・フォルダ名から入力します。
      [参照]をクリックし、ファイルを指定することもできます。
      [例] Cドライブの「TANGO.TXT」を使用する場合 … C:\TANGO.TXT

    • [単語ファイル形式]
      作成した単語ファイルの形式を選択します。
      今回のようにATOKで単語ファイルを作成した場合は、[ATOK]のまま変更する必要はありません。

    • [出力ファイル]
      必要に応じて、登録できなかった単語情報を保存するファイル名を設定します。
      設定しておくと、登録できなかった単語があった場合に、その単語と原因の一覧をテキスト形式のファイルとして作成するので、あとで一太郎やメモ帳などで開いて確認することができます。
      ファイル名は、ドライブ・フォルダ名から入力します。
      [例] Cドライブに「MITOROKU.TXT」の名前で作成する … C:\MITOROKU.TXT
      ※ [Unicodeで出力する]を チェックボックスオン にすると、登録できなかった単語を保存するときにUnicodeで保存します。 シフトJIS範囲外のUnicodeの文字をシフトJISコードで保存すると、?に置き換わります。

  4. [登録]をクリックします。
    一括登録が実行されます。

    ATOK9以前の辞書とATOK15とでは品詞体系が異なるため、[固有人名]で登録した品詞の単語を[固有人他]として登録してよいかどうか、選択する画面が表示されます。
    問題ない場合は、[はい]をクリックします。
    [いいえ]をクリックすると、[固有人名]で登録した単語はATOK15の辞書には登録されません。
    正確な品詞で登録したい場合は[いいえ]をクリックし、ATOK15で単語登録し直します。
こんなときは


未登録単語ファイルについて

一太郎やメモ帳などで、未登録単語ファイルを開いて内容を確認することができます。
また、「読み 単語 品詞」をタブで区切り、次の行に「メッセージ」の形式でファイルに保存されるので、登録できなかった原因を確認して内容を修正すれば、もう一度一括登録用の単語ファイルとして使用することができます。
未登録単語のメッセージの一覧は、ATOKのヘルプに記載があります。
  1. ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[ヘルプ-ATOKの使い方(ヘルプ)]を選択します。
  2. ヘルプの[目次]シートで、[はじめに]をダブルクリックし、[ATOK14をお使いの方へ]をクリックします。
  3. 次の順に、リンクをクリックします。
    [旧バージョンのATOKに登録されている単語をATOK15の辞書に追加する] → [登録されなかった単語を確認する] → [未登録単語ファイルのメッセージ一覧]
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