[サポートFAQ]
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更新日:2002.02.08 - 情報番号:000521
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Q 印刷結果が小さすぎる(大きすぎる)
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A FAQ改善アンケートにご協力ください
花子フォトレタッチ2で印刷される画像サイズは、画像の解像度によって影響を受けます。この解像度は、ディスプレイ上で違いを確認することはできませんが、印刷を行うと、その設定によって画像の出力サイズが異なってきます。

画像の実寸を確認したり、用紙全面における画像サイズや位置関係を確認し、希望のサイズで印刷できるよう、画像の解像度を調整します。解像度を調整する方法以外にも、データを拡大縮小してサイズを調整する方法、一太郎を活用してデータを拡大縮小する方法などがあります。
また、花子フォトレタッチ2では、解像度の影響を受けずに印刷する機能もあり、その機能を利用すると、画像の大きさを用紙の印刷可能領域に合わせて出力することができます。

※ まずは印刷の前に、次のような操作を行って、画像の出力サイズを確認します。
  1. 画像の実寸(画像サイズ)を確認します。
    花子フォトレタッチ2のドキュメントウィンドウ下部にある[画像情報表示]を右クリックすると、画像のサイズを表示する単位を切り替えることができます。初期値であるドット単位表示から、cmまたはインチ表示に切り替えて、画像の実寸を確認します。

  2. 用紙全面における画像サイズや位置関係を確認する
    [ファイル-用紙スタイル]を選択すると、用紙全面におけるレイアウトが表示されるので、画像のサイズや位置関係を確認することができます。この結果によって、画像の解像度を変更したり、画像を拡大縮小するなどして、印刷時のサイズを調整します。
    ※ 花子フォトレタッチ2では、画像の印刷される位置が用紙の中央固定となっています。

上記操作によって画像の出力サイズを確認した後、以下の4通りの方法の中から、いずれかの操作を行い、画像が希望のサイズで印刷できるように調整します。


画像の解像度を変更する方法

データを拡大縮小する方法

一太郎に貼り付け、一太郎上で拡大縮小する方法

用紙全面に拡大して印刷する方法

<参考> 解像度と画像サイズの関係について

I 画像の解像度を変更する方法


画像の解像度と画像サイズの関係から、次のように解像度を調整します。
  • 用紙全面に対して画像が小さい場合、画像の解像度を低い値に変更します。
  • 用紙全面に対して画像が大きい場合、画像の解像度を高い値に変更します。
[操作手順]
  1. [ファイル-画像スタイル-画像のサイズ]を選択します。

  2. [解像度]で、横と縦の値(dpi)を入力し、[OK]をクリックします。
    ※ 直接入力するほか、履歴の▼をクリックして表示される中から選択することもできます。

II データを拡大縮小する方法


[操作手順]
  1. ツールパレットの、[矩形選択](左一番上)をクリックします。

  2. 拡大縮小する対象のデータを範囲選択します。

  3. 設定パレットの、[拡大縮小](左列の一番上)をクリックします。

  4. 手順2.で指定した範囲領域の四隅いずれかの角にポインタを移動し、ポインタ形状が変わった状態で、ドラッグしながら範囲領域を拡大縮小します。
    ※ [編集-拡大縮小]でも、同様の操作を実行することができます。
補足

データを拡大する際、全体の画像が小さく、拡大しづらい場合には、あらかじめ用紙スタイルを大きく変更してから操作をお試しください。
  1. [ファイル-画像スタイル-画像のサイズ]を選択します。

  2. [大きさ]で、横と縦の値(初期値ではドット単位)を入力し、[OK]をクリックします。
    ※ 直接入力するほか、履歴の▼をクリックして表示される中から選択することもできます。また[ドット]をクリックすると、単位を「cm」や「インチ」へ切り替えることができます。

III 一太郎に貼り付け、一太郎上で拡大縮小する方法


[操作手順]

一太郎と共存した環境で花子フォトレタッチ2をご使用の場合、一太郎上に画像を貼り付けた後、一太郎の操作で拡大縮小する操作も便利です。
  1. 花子フォトレタッチ2で、使用したい画像を画面に読み込みます。

  2. ツールパレットの、[矩形選択](左一番上)をクリックします。

  3. 拡大縮小したい画像部分を範囲選択します。

  4. [編集-コピー]を選択します。

  5. 一太郎に画面を切り替えます。

  6. 一太郎で、[編集-貼り付け]を選択します。

  7. 貼り付けた枠をクリックし、枠を選択状態に設定します。

  8. 手順7.で指定した範囲領域の四隅いずれかの角にポインタを移動し、ポインタ形状が変わった状態で、ドラッグしながら範囲領域を拡大縮小します。
この方法では、縦横の比率が同じになる相似形での拡大縮小のみ、可能です。
※ 一太郎で[表示-印刷イメージ]を選択すると、印刷時のデータの状態を確認することができます。

IV 用紙全面に拡大して印刷する


[操作手順]

花子フォトレタッチ2では、用紙の印刷可能領域に画像の大きさを合わせて出力 することができるようになっています。
  1. 花子フォトレタッチ2で、使用したい画像を画面に読み込みます。

  2. [ファイル-用紙スタイル]を選択します。

  3. 用紙のサイズ/向き/余白を設定します。

  4. [用紙に合わせる]をオンにします。

  5. [OK]をクリックします。

  6. [ファイル-印刷)]を選択し、印刷を実行します。

<参考> 解像度と画像サイズの関係について

  • 解像度とは
    画像内のドットの密度(1インチあたりのドット数)で表されます。
    例えば、解像度を高く設定すると、1インチあたりのドット数が増え、画像を構成する基本粒子(1ドット)のサイズが小さくなります。その結果、曲線などのカーブをなめらかに表現できたり、中間色や濃淡など、色や濃度の微妙な表現ができるようになります。ただし、その分、ファイルサイズは比例して大きくなります。

  • 画像サイズとは
    画像の実際の大きさを示します。初期値では、ドット数で画像サイズが表されていますが、表示単位をcmやインチに切り替えることによって、出力したときの実寸を具体的に確認することができます。

  • 解像度と画像サイズの関係
    画像内のドット総数は、[ファイル-画像スタイル-画像のサイズ]で設定されています。このため、解像度、または画像サイズの変更は、互いにもう一方へ影響を与えます。
    例えば、それぞれの変更を例に挙げると次のようになります。

    • 画像サイズを基準に考えた場合
      画像サイズを拡大すると、広い領域にドットの配置が分散されるため、解像度が低く変更されます(1インチあたりのドット数が少なくなります)。逆に、画像サイズを縮小すると、狭い領域にドットの配置が集中されるため、解像度が高く変更されます(1インチあたりのドット数が多くなります)。

    • 解像度を基準に考えた場合
      解像度を2倍に設定すると、ドットの配置される長さが1/2倍に集中するため、画像サイズ(面積)は元の1/4に縮小されます。解像度を1/2倍に設定すると、ドットの配置される長さが2倍に分散されるため、画像サイズ(面積)は元の4倍に拡大されます。

  • 解像度と画像サイズを設定するにあたり
    上記のようなことから、画像サイズを変えずに解像度を高く設定すると、画像を構成していたドット以外に残りの領域へドットを埋める処理をするため、全体的にぼやけた画像になってしまうことがあります。逆に、解像度を低くすると、画像を構成していたドットをまびくことになります。設定した解像度がプリンタ等へ出力する時の解像度より低くなければ、このまびき処理が行われた結果は、出力画質にさほど影響を及ぼしません。

    このような関係を元に、希望する画像イメージや、出力する機器の解像度などに合わせて、解像度や画像サイズを調整するようにします。
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