[サポートFAQ]
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更新日:2001.02.15 - 情報番号:002602
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Q 他社の日本語入力システムに登録されている単語をATOK14の辞書に追加したい
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A FAQ改善アンケートにご協力ください
他社IMEの辞書の内容をテキスト形式の単語ファイルとして保存し、そのファイルをATOK14に一括登録します。

・対象となる日本語入力システム
  MS-IME2000/98/97・MS-IME95・MS-IME・VJE・WXG・WXIII・OAK/Win

[参考FAQ]

MS-IME(MS-IME2000・MS-IME98・MS-IME97・MS-IME95)をATOK14と同じパソコンで使用している場合は、[ATOK14環境移行支援ツール]を実行する方法もあります。
Windows付属の日本語入力システム(MS-IME)の設定や辞書内容を引き継ぎたい


単語ファイルを作成する

ATOK14に登録する

I 単語ファイルを作成する


他社のIMEに登録されている単語を単語ファイル(テキスト形式)として保存しておきます。
単語ファイルの作成方法については、他社の日本語入力システムのマニュアルまたはヘルプを参照してください。

II ATOK14に登録する

  1. ATOKパレット上で右クリックし、メニューから[辞書メンテナンス-辞書ユーティリティ]を選択する。

  2. [一括処理]をクリックする。
    [単語一括処理]シートの内容が表示されます。

  3. [ATOK辞書]に、単語登録を実行する辞書セットまたは辞書ファイルを設定する。
    単語を一括登録する辞書を設定します。
    標準で使用している辞書に登録する場合は、「標準辞書セット」を設定します。
    右端の▼をクリックすると、希望する辞書セットに変更することができます。
    [辞書設定]をクリックすると、辞書セットまたは辞書ファイルを選択することができます。

    [注意]
    [ATOK辞書]には、ATOK14用以外の辞書セットまたは辞書ファイルは設定できません。

  4. [単語ファイル]に『 I 他社製日本語入力システムの単語ファイルを作成する 』で作成した単語ファイルを指定する。

    例) Cドライブに保存した単語ファイルを指定する場合
    1. [参照]をクリックする。
    2. [ファイルの場所]の欄をクリックし、Cドライブを選択する。
    3. ファイルの一覧に、ファイル名が表示されるので選択し、[開く]をクリックする。

  5. [単語ファイル形式]の欄をクリックして、一覧から登録元の日本語入力システムの種類を選択する。

  6. [出力ファイル]に、ドライブ・フォルダ・ファイル名を入力する。
    登録できなかった単語情報を保存するファイル名を設定します。
    登録できなかった単語があった場合に、その単語と原因の一覧をファイル(MS-DOSのテキスト形式のファイル)として作成します。

      例) Cドライブに「MITOROKU.TXT」の名前で作成する場合 … C:\MITOROKU.TXT
        *ファイル名は、ドライブ・フォルダ名から入力します。
        *半角で入力します。
        *大文字・小文字は関係ありません。

    ※出力ファイルの利用方法は、出力ファイルの使い方に記載があります。

  7. ファイルにUnicodeで保存したい場合は、[Unicodeで出力する]をオンにする。
    登録できなかった単語を保存するとき、シフトJISコードで保存するか、Unicodeで保存するかを選択します。
    シフトJIS範囲外のUnicodeの文字をシフトJISコードで保存すると、?に置き換わります。
    オフの場合は、シフトJISコードで保存されます。

  8. [登録(A)]をクリックする。
    一括登録が始まります。「終了しました」と表示されたら、[閉じる]をクリックします。

  9. [終了]をクリックし、ATOK14辞書ユーティリティを終了する。
[補足]

・品詞の種類
ATOK14とは品詞体系が異なるため、ATOK14辞書への登録時に最適な品詞に変換される単語があります。
詳細は、次の手順でヘルプを開き、参照してください。

  1. ATOKパレット上で右クリックし、[辞書メンテナンス-辞書ユーティリティ]を選択する。
  2. [一括処理]をクリックする。
  3. 右下に表示されている[ヘルプ]をクリックする。
  4. [3)単語ファイル形式]のうち、品詞を確認したい日本語入力システムの[>>]をクリックする。
[出力ファイルの使い方]

一括処理で作成した出力ファイルは、一太郎やメモ帳で開いて、内容を確認することができます。
また、「読み 単語 品詞」をタブで区切り、次の行に「エラーメッセージ」の形式でファイルに保存されるので、エラーの原因を確認し、内容を修正すれば、もう一度一括登録用の単語ファイルとして使用することもできます。

・メモ帳で操作する場合
  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-アクセサリ-メモ帳]を選択する。
  2. [ファイル(F)-開く(O)]を選択し、[ファイル名(N)]に、出力ファイル名を入力する。
      上記の例の場合 … C:\MITOROKU.TXT
  3. [OK]をクリックする。
    エラーメッセージからエラーの原因を確認します。
    エラーメッセージについては、下記の[エラーメッセージ一覧]を参照してください。
[エラーメッセージ一覧]

出力ファイルのエラーは、原因に合わせて次の10種類に分類されます。
  • 読みが長すぎます 32文字以内で入力します

    読みは全角・半角を問わず32文字以内で入力します。

  • 読みに不適切な文字が含まれています

    読みに使用できるのは、全角のひらがな、全角・半角のカタカナ・アルファベット・数字・記号(#$%&*+−/:;<=>@¥_・ ’ ^ ~ ` )です。スペース、漢字は使用できません。

  • 読みの先頭文字が不適切です

    読みの先頭に ー ゛ ゜を使用することはできません。

  • 単語が長すぎます 64文字以内で入力します

    単語は全角・半角を問わず64文字以内で入力します。

  • 単語に不適切な文字が含まれています

    単語は漢字・ひらがな、全角・半角のカタカナ・アルファベット・数字・記号を使って入力します。

  • 品詞の設定が不適切です

    品詞の入力がまちがっています。ATOK14の品詞文字列で記述します。

  • 単語ファイルの書式が不適切です

    正しい形式に直します。

  • この読みではこれ以上登録できません

    設定した読みの辺りの領域がいっぱいになりました。
    辞書の内容整理を実行して登録し直します。 または、別の読みで登録し直します。

    ・辞書の内容整理を実行する方法
    1. ATOKパレット上で右クリックし、[辞書メンテナンス-辞書ユーティリティ]を選択する。
    2. 辞書ファイルをクリックする。
    3. [内容整理]シートの[ATOK辞書]に内容整理したい辞書セットまたは辞書ファイルを設定する。
    4. AI学習や自動登録を行うための辞書内の領域を多めに確保したい場合は、[学習・登録領域を拡張する]をオンにする。
       *学習・登録領域を拡張すると、ファイルサイズが増える場合があります。
    5. [実行]をクリックする。
    6. 終了したら、[閉じる]をクリックする。
    7. [終了]をクリックし、辞書ユーティリティを終了させる。

  • 同じ読みの単語がいっぱいです

    指定した読みに対する単語がいっぱいになりました。
    この読みではこれ以上登録できません。 別の読みで登録し直します。

  • すでに登録されています

    同じ単語が同じ読み・品詞ですでに登録されています。
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