エンコード速度を「高速」から「標準」「高品質」に変更しても、エンコード後のMP3ファイルの容量は変わりません。
ビットレートの値がファイルサイズを決定する条件となっており、エンコード速度がファイルサイズに影響することはありません。
ただし、エンコード時間は「標準」の場合は「高速」の6〜7倍、「高品質」の場合は、40〜50倍かかります。
「高速」の場合、エンコードにかかる時間の目安は、およそ再生時間の6分の1です。※
※Pentium233MHZ、メモリ64MB、CD-ROM24倍速の環境でエンコードした場合の計測結果です。
エンコード時間は、CPU、メモリ、CD-ROMドライブの速度によって異なってきます。
■ 補足 ■
CD-ROMドライブによっては「高速」でエンコードすると、音楽データのサンプリングがうまくできないものがあり、そのために、音質が低下したり、音飛びが発生したりします。
この場合、「標準」や[高品質」にしてサンプリングの速度を落とすことによって、音質が良くなる場合があります。
なお、フォーマットを変更した場合は、その値によってエンコード後のファイルサイズは変化します。
ただし、同じビットレートでStereoとMonoだけが違う場合は、ファイルサイズは同じです。
◆ 参考 ◆
初期値のフォーマット(固定ビットレート:128Kbps 44100HZ Stereo)でエンコードした場合は、1分でおよそ1MBです。