不特定の操作でエラーが発生するなど、動作が不正になる場合、アプリケーションのプログラムが不正になっている、あるいはご使用の環境が何らかの影響を及ぼしているといった複数の原因が考えられます。
原因を絞り込むために、以下の事項を確認します。
■ 確認事項 ■
- アプリケーションの環境を元に戻す
正常に動作しないアプリケーションの各種設定をセットアップ直後の状態に戻してどうか確認します。
設定を変更していない方も、念のためお試しください。
*花子フォトレタッチの環境を元に戻す場合は、こちらをご確認ください。
*ジャストホームiの環境を元に戻す場合は、こちらをご確認ください。
*エプロンの環境を元に戻す場合は、こちらをご確認ください。
*カラメルパフェの環境を元に戻す場合は、こちらをご確認ください。
※メニューや画面表示、ツールボックスなどをセットアップ後に変更している場合、以下の操作を行うと、その
内容は初期化され、元に戻すことはできません。
※任意に作成したファイルはそのまま残ります。
※元に戻る内容についての詳細は、以下6.の操作時に[ヘルプ(H)]をクリックすると確認できます。
※一太郎スマイル、はっぴょう名人には、環境を元に戻す機能はありません。
※ジャストホームの環境を元に戻す場合は、ジャストホームのセットアップディスクが必要です。ジャスト
ホームiでは必要ありません。
◆ 操作手順 ◆
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム(P)-JUSTSYSTEM アプリケーション-アプリケーション 追加・削除]を選択する。
- 製品を選択する画面が表示された場合は、動作が不正になっているアプリケーションを含む製品を選択し、[OK]をクリックする。
- [セットアップ開始]画面で[次へ(N)>]をクリックする。
- 「環境の設定」を選択し、[次へ(N)>]をクリックする。
選択した製品によっては、この項目が表示されない場合があります。
その場合は、5.の操作に進んでください。
- 「環境を元に戻す」を選択し、[次へ(N)>]をクリックする。
- [環境を元に戻すアプリケーションの選択]画面で、動作が不正になっているアプリケーションの先頭の■にチェックマークを付けて[OK]をクリックする。
- [実行]をクリックする。
- 環境初期化終了のメッセージが表示された、[OK]をクリックする。
■ 花子フォトレタッチ・美写楽の場合 ■
花子フォトレタッチの設定ファイル(HPT.INI、HPT.PRF)/美写楽の設定ファイル(DVW.PRF)が不正になっていると、正常に動作しないことがあります。
これらの設定ファイルを削除した上で、トラブルが解消できるかどうかを確認します。
◆ 操作手順 ◆
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[検索(S)-ファイルやフォルダ(F)]を選択する。
- [名前(N)]に「HPT.INI」、[探す場所(L)]に、花子フォトレタッチが存在するドライブを指定し、[サブフォルダも探す(S)]をオンにして[検索開始(I)]をクリックする。
- ファイルが検索された場合は、[ファイル(F)-削除(D)]を選択し、削除を実行する。
- HPT.PRFについても、同様の操作で削除を実行する。
※美写楽が起動できない場合
フォルダ内の[DVW.PRF]について、上記と同様の操作で削除を実行します。
※花子フォトレタッチ・美写楽の設定ファイルについて
フォルダ内の[HPT.INI]・[HPT.PRF]・[DVW.PRF]は、花子フォトレタッチ・美写楽における各種の設定内容を記憶したファイルです。
これらを削除すると、これまで花子フォトレタッチ・美写楽で設定した内容が初期設定に戻ります。
なお、[HPT.INI]・[HPT.PRF]・[DVW.PRF]は、次回正常に起動・終了するときに自動的に作成されるため、削除しても支障ありません。
●改善された場合
→詳細は不明ですが、アプリケーションが何か不正な情報を記憶していたのかもしれません。
今後も同じような現象が頻繁に発生する場合は、これ以降の事項も確認してみてください。
- ハードディスクを点検する
◆ 操作手順 ◆
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム(P)-アクセサリ-システムツール-スキャンディスク]を選択する。
- [エラーをチェックするドライブ(V)]で、Windowsが存在するドライブを選択する。
- [チェック方法]は、「完全(T)」をオンにする。
- [エラーを自動的に修復(F)]をオンにし、[開始(S)]をクリックする。
※ハードディスク容量によっては、チェックの完了までにかなりの時間を要することがあります。
※ジャストシステム製品が存在するドライブと、Windowsが存在するドライブが異なる場合、製品をセットアッ
プしたドライブも上記と同様の操作で点検します。
※エラーが発見された場合、自動的に修復されますが、その後再度スキャンディスクを実行したときにもや
はりエラーが見つかった場合は、ハードディスクを初期化することをおすすめします。
- 常駐プログラム、現在起動しているアプリケーションがあれば解除・終了する
Windows上に常駐しているプログラムや起動しているアプリケーションがある場合、それらが何らかの影響を及ぼしている可能性もあります。
現在起動しているアプリケーションや常駐しているプログラムは、画面下部のタスクバーに一覧されています。
それらを1つずつクリックしてアクティブにし、それぞれの方法で終了または解除します。
- スタートアップには何も登録されていない状態にする
◆操作手順◆
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定(S)-タスクバーとスタートメニュー(T)]、または[設定(S)-タスクバー(T)]を選択する。
- [スタートメニューの設定]シートを選択する。
- [詳細(D)]をクリックし、<プログラム>フォルダ上でダブルクリックする。
- <スタートアップ>フォルダ上でダブルクリックする。
- スタートアップに登録されているアプリケーションのアイコンが表示されるので、そのうちの一つを選択する。
- [編集(E)-切り取り(T)]を選択する。
- 移動先のフォルダ(スタートアップ以外のフォルダ)をクリックする。
- [編集(E)-貼り付け(P)]を選択する。
スタートアップに登録されていたアイコンが、7.で指定したフォルダに移動します。
- 上記5.〜8.の操作を繰り返し、スタートアップに何もアイコンが表示されない状態にする。
- Windowsを再起動する。
※上記は、原因を絞り込むための操作です。アプリケーションの動作に関係していないことがわかった場合は、スタートアップに移動して、元の状態に戻します。
ディスプレイの設定を変更する
次の3点を変更することによって現象が改善された場合、ディスプレイドライバを提供しているメーカー(パソコン本体に標準添付のドライバの場合は、パソコン本体のメーカー)に、何か類似のトラブル情報がないかどうかご確認ください。
<1>ハードウェアアクセラレータを「なし」にする
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定(S)-コントロールパネル(C)-システム]を選択する。
- [パフォーマンス]シートを選択する。
- [グラフィックス(G)]をクリックし、[ハードウェアアクセラレータ(A)]の設定を一番左の「なし」に変更する。
- [OK]をクリックした後、Windowsを再起動する。
<2>画面の設定(色・解像度)を変更する
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定(S)-コントロールパネル(C)-画面]を選択する。
- [ディスプレイの詳細]シートを選択する。
- [カラーパレット(C)]の欄をクリックし、画面の色数が高いものに設定されている場合は、低いものに変更する。
- [デスクトップ領域(D)]の項目内にあるルーラーをドラッグし、現在設定されている値以外のピクセルに変更する。
特に、高い数値に設定していた場合は低い数値に変更します。
- [更新(A)]、または[適用(A)]をクリックする。
「〜この設定を保存しますか」と表示された場合は、[はい(Y)]をクリックします。
- [OK]をクリックする。
<3>ディスプレイアダプタの種類を変更する
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定(S)-コントロールパネル(C)-画面]を選択する。
- [ディスプレイの詳細]シートを選択する。
- [ディスプレイの変更(T)]、または[詳細プロパティ(A)]をクリックする。
- [アダプタの種類(A)]の項目内にある[変更(H)]をクリックし、「すべてのデバイスを表示」を選択する。
Windowsによっては、[変更(C)]が、[アダプタ]シートに存在する場合もあります。
- 表示されているデバイスの一覧から、使用しているパソコン本体に互換性のあるデバイスを選択する。
- [OK]→[閉じる]→[更新(A)]、または[適用(A)]の順にクリックした後、Windowsを再起動する。
※ご使用のパソコン本体に互換性のあるアダプタが組み込まれているかどうかにつきましては、パソコン本体
のメーカーにご確認ください。
できる限りのメモリとシステムリソースを確保する
<1>仮想メモリの設定を確認する
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックして[設定(S)-コントロールパネル(C)-システム]を選択する。
- [パフォーマンス]シートを選択する。
- [仮想メモリ(V)]をクリックし、設定内容が「自分で設定する(M)」になっている場合は、「自動設定(推奨)(W)」に変更する。
- [OK]をクリックした後、Windowsを再起動する。
※「自動設定(推奨)(W)」の場合、ハードディスクの空き容量に応じて仮想メモリが自動的に設
定されます。
空き容量が少ない場合は、不要なファイルやアプリケーションを削除する、ごみ箱を空にす
るなどして、空き容量を確保してください。
<2>ハードディスクの空き容量を増やす
●不要なファイルを削除する
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム(P)-エクスプローラ]を選択する。
- 削除したいファイルを、選択する。
[Ctrl]キーを押したまま、次々クリックすると、複数のファイルを選択することができます。
- [ファイル(F)-削除(D)]を選択し、「よろしいですか」と表示されたら、[はい(Y)]をクリックする。
●不要なアプリケーションを削除する
削除しても良いアプリケーションがある場合は、削除を実行します。
削除方法は、そのアプリケーションのマニュアルやヘルプ等でご確認ください。
●ごみ箱を空にする
- デスクトップ上の[ごみ箱]アイコンをダブルクリックし、ごみ箱の中身を確認する。
- 必要なファイルが入っていた場合は、そのアイコンをごみ箱の外にドラッグする。
- [ファイル(F)-ごみ箱を空にする(B)]を選択し、「よろしいですか」と表示されたら、[はい(Y)]をクリックする。
<3>壁紙を使用しない設定にする
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定(S)-コントロールパネル(C)-画面]を選択する。
- [背景]シートを選択する。
- [模様(P)]・[壁紙(W)]を両方とも「なし」に変更する。
- [更新(A)]または[適用(A)]をクリックした後、[OK]をクリックする。
<4>不要なドライバがあれば解除する
プリンタドライバ・ディスプレイドライバ・フォントドライバなどで、不要なドライバが組み込まれている場合は解除します。
解除方法の詳細については、Windowsのヘルプでご確認ください。
パソコン本体の日付を確認する
Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定(S)-コントロールパネル(C)-日付と時刻]を選択して、日付の設定を確認します。
実際の西暦と異なっている場合、正しい現在の西暦に変更してどうかお試しください。
他のパソコン本体では正常に動作するかどうか確認する
製品の動作環境を満たしたパソコン本体を、他にも持っている場合は、その本体ではどうかを確認します。
別の本体では問題なく動作した場合は、ハードウェアやソフトウェアをできるだけ同じ環境にして試します。
他社のアプリケーションが正常に動作しているかどうか確認する
Windows上で動作している他のアプリケーションでも動作不正が発生している場合、
Windowsや動作環境自体に何らかの原因がある可能性があります。
Windowsメーカーにもお問い合わせください。
アプリケーションの再セットアップを実行する
環境面で特に変更した点がないのに正常に動作しなくなった、上記事項を確認しても現象が改善されなかったという場合、アプリケーションのプログラムが不正になっている可能性があります。
まず、ハードディスク内のプログラムファイルを削除した後、セットアップし直します。
ジャストシステム製品を完全に削除し、セットアップし直す
X.の操作で再セットアップを行っても現象が改善されない場合、通常の削除方法では削除されないファイルが不正になっている可能性があります。
より完全に削除してから、セットアップし直してどうかをお試しください。
ハードウェア的に問題のあるデバイスを組み込んでいないか確認する
以下の操作を行い、表示されたデバイスに「?」または「!」のマークが付いている場合、ハードウェア的に壊れている可能性があります。
そのデバイスを選択した状態で[プロパティ(R)]をクリックすると製造元等が表示されるので、対処方法など詳細について直接お問い合わせください。
◆ 操作手順 ◆
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定(S)-コントロールパネル(C)-システム]を選択する。
- [デバイスマネージャ]シートを選択する。
- 各アイコンの左側に[+]が表示されている場合は、それをクリックして[−]に変える。
すべてのアイコンを[−]の状態にすると、組み込まれているすべてのデバイスが表示されます。
Windowsの修復、または再セットアップを実行する
以上の点を確認しても改善されない場合、Windowsの再セットアップ、またはWindowsの修復を行ってどうかをご確認ください。
Windowsの修復は、[セットアップの再実行]で「破損箇所のみ修復する」「全て上書きする」のどちらかを選択して実行します。
詳細につきましては、Wndowsのマニュアルを参照してください。