[サポートFAQ]
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更新日:1998.05.14 - 情報番号:004905
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Q 作成した表の中でライブラリを使用して集計を行う
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    五郎8では、作成した表において、グループ化を行い、そのグループの各項目についての合計などを集計することができます。
    また、集計においては合計・平均などの計算の他に、「ライブラリ」を使用して、独自の計算を行うことができます。

ここでは、以下のような表を元に解説します。
表から[価格の合計]を求め、さらに「ライブラリ」を使用して、[価格の合計]/[数量の合計]による原料単価を求めます。(参照:[集計結果])


■ 操作手順 ■

  1. データベース一覧ウィンドウで、使用する表が含まれるデータベースを選択し、[開く(O)]をクリックする。

  2. 表・帳票一覧ウィンドウの表一覧から、使用する表を選択し、[開く(O)]をクリックする。

  3. [データ(D)-グループ化/集計(K)-設定(S)] を選択する。

  4. [グループ化/集計]ダイアログボックスで[グループ化項目(L)]の「(総計)」を選択する。

  5. [集計(K):総計]の項目[単価]に「合計」の見出しを設定する。

    1)項目[単価]の1行目で▼をクリックし、集計方法[(見出し)...]を選択する。

    2)[見出し/ライブラリの編集(U)]をクリックし、見出しとなる文字列「合計」を入力して、[OK]をクリックする。

    「原料単価」についても同様に項目[単価]の2行目に見出しを設定します。

  6. [数量]、[価格]の合計を求めるための設定を行う。

    1)[集計(K):総計]の項目「数量」の1行目で▼をクリックし、集計方法「合計」を選択する。

    2)[集計(K):総計]の項目「価格」の1行目で▼をクリックし、集計方法「合計」を選択する。

  7. [価格の合計]/[数量の合計]の値を求めるための設定を行う。

    1)[集計(K):総計]の項目「価格」の2行目で▼をクリックし、集計方法[(ライブラリ)...]を選択する。

    2)[見出し/ライブラリの編集(U)]をクリックする。

    3)[新規作成(N)]をクリックし、新たに作成されるライブラリの名前を任意に入力する。

      編集画面左側の[ライブラリ(L)]欄に入力したライブラリ名が登録されます。
      また、編集画面右側のエディタには、集計時に呼びだされ実行される関数(sub〜end sub,function〜end function)の記述が表示されます。


    4)エディタに、以下のようなマクロを記述する。

      不要な部分は削除します。



      Statistics プロパティについては、■ 補足 ■をご参照ください。

    5)[ライブラリ(L)]で設定したライブラリが選択されていることを確認して、[OK]をクリックし、[集計ライブラリ編集]画面を閉じる。

  8. 項目[原料名]にてグループ化し、集計後におけるレコードの並びを整える。

    1)[グループ化/ソート(G)]をクリックし、[グループ化項目]シートを選択する。

    2)「項目」の1行目で▼をクリックし、グループ化を行う項目として「原料名」を設定する。

    2)[OK]をクリックし、[グループ化/ソートの設定]ダイアログボックスを閉じる。

      [グループ化/集計]ダイアログボックスに戻ります。

      [登録(R)]をクリックすると、設定した集計条件に名前を付けて保存することができます。
      登録した条件を後で再利用することができ、集計のたびに設定する必要がないので便利です。
      登録した表にのみ有効です。
      登録した条件を後で利用する場合は、[条件呼出(Y)]をクリックし、選択します。

  9. [OK]をクリックし、集計を実行する。

■ 補足 ■ Statistics プロパティ について

    書式< Array = > Fields.Statistics ( , )
    機能指定した項目の集計結果を示します。
    値の取得のみ可能です。
    引数Names対象とする項目を1次元の配列で指定。(省略可能)
    省略時は、全項目を対象とします。
    配列は、以下の構造を持ちます。
    Names = { "項目名", "項目名", ... }
     Type集計種別を数値で指定。(省略可能)
    値は、ビット OR で表します。
      説明
      &H000001最大
      &H000002最小
      &H000004最大文字長
      &H000008最小文字長( nil 含む)
      &H000010合計
      &H000020累積合計
      &H000040二乗和
      &H000080平均
      &H000100平均( nil 含む)
      &H000200件数
      &H000400件数( nil 含む)
      &H000800累積件数
      &H001000累積件数( nil 含む)
      &H002000標準偏差
      &H004000標準偏差( nil 含む)
      &H008000平均文字長
      &H010000平均文字長( nil 含む)
      (省略時:&H000001 最大)
    取得値Array集計結果を2次元の配列で返す。
    配列は、以下の構造になります。
    Arrray ={ ."項目名" = { .(集計番号) = 集計結果,. (集計番号) =
    集計結果,...}, ...}
      添字名説明
      "項目名"項目名を文字列で返す。
      添字名説明
      "集計番号"集計番号を数値で返す。
      説明
      1最大
      2最小
      3最大文字長
      4最小文字長( nil 含む)
      5合計
      6累積合計
      7二乗和
      8平均
      9平均( nil 含む)
      10件数
      11件数( nil 含む)
      12累積件数
      13累積件数( nil 含む)
      14標準偏差
      15標準偏差( nil 含む)
      16平均文字長
      17平均文字長( nil 含む)
    説明集計結果を配列で返します。
    引数 Field には、必要な項目のみ指定することができます。
    その際、指定しなかった項目は、取得できません。
    同様に、引数 Type で指定しなかった集計結果は取得できません。
    補足引数 Type と、取得した配列の添字 .集計番号についてたとえば、合計を集計したいとき、引数 Type に &H000010(合計)を指定します。
    このとき、取得した配列の添字 .集計番号には、5(合計)のみ存在します。
    したがって、これ以外の値を指定することはできません。
    このように、添字 .集計番号には引数 Type と対応する値を入れる必要があります。

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