CopyTableメソッド
CopyTable(Source, Destination, <Mode>, <DatabaseName>, <ServerName> )
Destinationに指定した表を作成し、Sourceに指定した表にコピーします。
引数Sourceには、コピー元の表名を文字列で指定します。この例では、「連番表」テーブルを指定します。
引数Destinationには、コピー先の表名を文字列で指定します。この例では、「新連番表」テーブルを指定します。
引数Modeには、コピー対象を数値で指定します。この例では、2(定義のみ)を指定します。
引数DatabaseNameには、コピー元のデータベース名を文字列で指定します。この例では、省略します。これは、カレントデータベースを指定したのと同じです。
引数ServerNameには、格納しているサーバー名を文字列で指定します。この例では、省略します。
scan文
scan <式>
<式>で指定したコレクションオブジェクトのカレントを順に切り替えながら、nextまでのステートメントを繰り返し実行します。式にはオブジェクトを指定します。この例では、「連番表」テーブルのカレントレコードを順に切り替えながらnextまでに記述された処理を繰り返し実行します。
SelectStringメソッド
SelectString(Field, String, Method, Detail, Condition)
Fieldに指定した項目の値が、Stringと一致するレコードを抽出し、その結果をテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Fieldには、検索対象項目を配列で指定します。この例では、「住所」項目を指定します。
引数Stringには、絞込文字列を文字列で指定します。この例では、「東京都」を指定します。
引数Methodには、検索方法を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(文字列の完全一致)を指定したのと同じです。
引数Detailには、あいまい詳細を数値で指定します。この例では、省略しています。これは、あいまい検索をしないことになります。
引数Conditionには、条件の一致/不一致を論理値で指定します。この例では、省略します。これは、true(一致)を指定したのと同じです。
Selectメソッド
Select(Expression, Detail)
Expressionで指定した絞込条件式に従って絞り込みを行い、その結果をテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Expressionには、絞込条件式を文字列で指定します。この例では、「[年齢] >= 20 and [年齢] < 30」を指定します。
引数Detailには、あいまい詳細をビットフラグで指定します。
Selectメソッド
Select(Expression, Detail)
Expressionで指定した絞込条件式に従って絞り込みを行い、その結果をテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Expressionには、絞込条件式を文字列で指定します。
引数Detailには、あいまい詳細をビットフラグで指定します。
select文
select case <式>
case <式の値1>
<ステートメント1>
・・・
case <式の値n>
<ステートメントn>
end select
この例では、表マクロのKeyDownイベントにより渡されるKeyCodeを<式の値>にして処理を分岐しています。
Year関数
Year(Date)
データ型が日時型の項目の値の年を数値で返します。
引数Dateには、日付を指定します。この例では、「誕生日」項目の値を指定します。
Month関数
Month(Date)
データ型が日時型の項目の値の月を数値で返します。
引数Dateには、日付を指定します。この例では、「誕生日」項目の値を指定します。
mod演算子
<n1> mod <n2>
<n1>を<n2>で割った余りを算出します。この例では、「誕生日」項目の月の値を2で割り、余りが0の場合が偶数月になります。
Selectメソッド
Select(Expression, Detail)
Expressionで指定した絞込条件式に従って絞り込みを行い、その結果をテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Expressionには、絞込条件式を文字列で指定します。この例では、%絞込条件を指定します。
引数Detailには、あいまい詳細をビットフラグで指定します。この例では、&H0007を指定します。これは、以下の条件の論理和です。
大文字/小文字無視(&H0001)
全角/半角無視(&H0002)
ひらがな/カタカナ無視(&H0004)
IsBlank関数
IsBlank(Expression)
Expressionがnilかnilでないかを論理値で返します。nilは空値を表す記述で、何の値も持たないことを意味します。数値の0とnil、および空文字列("")とnilは異なります。したがって、IsBlank(0)とIsBlank("") は、ともにfalseが返ります。
SelectDuplicateメソッド
SelectDuplicate(Key, Method, Condition)
Keyに指定した項目の値を検索し、重複した値をもつレコードだけに絞り込んでその結果をテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Keyには、検索する項目を配列で指定します。この例では、「郵便番号」項目を指定します。
引数Methodには、絞込方法を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(重複レコード全部)を指定したのと同じになります。
引数Conditionには、条件の一致/不一致を論理値で指定します。この例では、省略します。これは、true(一致)を指定したのと同じになります。
SelectedAreaオブジェクト
SelectedAreaオブジェクトは、Browserオブジェクトの下の階層のオブジェクトで、選択範囲の情報を表します。範囲指定を有効/無効にしたり、選択範囲の追加、削除、参照など、複数の選択範囲を管理します。
このオブジェクトのAreaプロパティは、選択範囲の内容を配列で取得します。この例では、選択されているレコードの行番号が1次元配列で取得されます。したがって、Size関数でこの配列の要素数を取得すれば、選択されているレコードの数がわかります。
Size関数
Size(Array)
引数Arrayに指定した配列の1次元めの要素数を返します。この例では、選択されているレコードが各要素になるので、選択されているレコードの数を返します。
ArrayValue関数
<Value = > ArrayValue(配列, 添字)
配列の指定した添字の要素値を返します。
引数配列には、要素値を取り出す配列を指定します。この例では、%select.Areaを指定します。
引数添字には、配列の添字を指定します。この例では、2を指定します。これは、選択されているブロックの始まりの行と終わりの行の配列を返すことを意味します。
Subtractionメソッド
Subtraction(Table, Key, Projection, ReferenceName)
差演算を行い、その結果をテーブルオブジェクトとして生成して返します。
引数Tableには、テーブルオブジェクトを指定します。この例では、「移動社員」テーブルを指定します。
引数Keyには、差演算キーを配列で指定します。この例では、差演算キー詳細を変数%fieldに格納します。
差演算キー詳細の配列には、次の値を指定します。
添字Field1には、表1側の項目を文字列で指定します。この例では、「東京社員」テーブルの「社員ID」項目を指定します。
添字Field2には、表2側の項目を文字列で指定します。この例では、「移動社員」テーブルの「社員ID」項目を指定します。
引数Projectionには、射影を配列で指定します。この例では、省略します。
引数ReferenceNameには、対象表の参照名を配列で指定します。この例では、省略します。
ChangeToTableメソッド
ChangeToTable(Name, Comment, Data)
テーブルオブジェクトを実表化します。この例では、Subtractionメソッドの実行により生成されたテーブルオブジェクトを実表化します。
引数Nameには、表名を文字列で指定します。この例では、%t_newに格納した「東京社員(新)」を指定します。
引数Commentには、コメントを文字列で指定します。この例では、省略します。
引数Dataには、データを入れるか入れないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、true(データを入れる)を指定したのと同じです。
Joinメソッド
Join (Table, Key, Type, Projection, ReferenceName)
このメソッドを呼び出したテーブルとTableに指定したテーブルの結合演算を行い、その結果としてテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Tableには、テーブルオブジェクトを指定します。この例では、変数%no2に格納されている「個人情報」テーブルを指定します。
引数Keyには、結合キーを結合演算キー詳細からなる配列で指定します。この例では、変数%Keyに格納されている配列を指定します。
結合演算キー詳細の配列の各添字には、次の値を指定します。
添字Field1には、表1側の項目を文字列で指定します。この例では、「本社表」テーブルの「コード」「名前」「部署」「役職」の各項目を指定します。
添字Field2には、表2側の項目を文字列で指定します。この例では、「個人情報」テーブルの「出身地」「年齢」の各項目を指定します。
引数Typeには、結合種別を数値で指定します。この例では、1(内部結合)を指定します。
引数Projectionには、射影詳細項目を配列で指定します。
射影詳細項目の配列には、次の値を指定します。
添字Modeには、射影モードを数値で指定します。この例では、1(直接指定)を指定します。1(直接指定)は、射影する項目(.Field)で指定した項目を射影します。射影する項目(.Field)がnilまたは省略された場合は全項目が指定されたと見なされます。
引数ReferenceNameには、対象表の参照名を配列で指定します。この例では、省略します。
ChangeToTableメソッド
ChangeToTable(Name, Comment, Data)
テーブルオブジェクトを実表化します。この例では、結合の実行により生成されたテーブルオブジェクトを実表化します。
引数Nameには、表名を文字列で指定します。この例では、「会社情報」を指定します。
引数Commentには、コメントを文字列で指定します。この例では、省略します。
引数Dataには、データを入れるか入れないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、true(データを入れる)を指定するのと同じです。
Unionメソッド
Union(Table, Key, Projection)
このメソッドを実行したテーブルとTableに指定したテーブルとの間の和演算を行い、その結果のテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Tableには、テーブルオブジェクトを指定します。この例では、変数%t_targetに格納されている「新入社員」テーブルを指定します。
引数Keyには、和演算キーを和演算キー詳細からなる配列で指定します。この例では、変数%Fieldを指定します。
和演算キー詳細の配列には、次の値を指定します。
添字Field1には、表1側の項目を文字列で指定します。この例では、「東京社員」テーブルの「社員ID」「氏名」の各項目を指定します。
添字Field2には、表2側の項目を文字列で指定します。この例では、「新入社員」テーブルの「社員ID」「氏名」の各項目を指定します。
添字Key キーには、指定するかしないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、false(キー指定しない)を指定したのと同じです。
引数Projectionには、射影を配列で指定します。この例では、省略します。
ChangeToTableメソッド
ChangeToTable(Name, Comment, Data)
テーブルオブジェクトを実表化します。この例では、和演算の実行により生成されたテーブルオブジェクトを実表化します。
引数Nameには、表名を文字列で指定します。この例では、「東京社員(新)」を指定します。
引数Commentには、コメントを文字列で指定します。この例では、省略します。
引数Dataには、データを入れるか入れないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、true(データを入れる)を指定するのと同じです。
Unionメソッド
Union(Table, Key, Projection)
このメソッドを実行したテーブルとTableに指定したテーブルとの間の和演算を行い、その結果のテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Tableには、テーブルオブジェクトを指定します。この例では、変数%no2に格納されている「東京支社」テーブルを指定します。
引数Keyには、和演算キーを和演算キー詳細からなる配列で指定します。この例では、変数%fieldを指定します。
和演算キー詳細の配列には、次の値を指定します。
添字Field1には、表1側の項目を文字列で指定します。この例では、「本社」テーブルの「コード」「名前」「部署」「役職」の各項目を指定します。
添字Field2には、表2側の項目を文字列で指定します。この例では、「東京支社」テーブルの「コード」「名前」「部署」「役職」の各項目を指定します。
添字Key には、キー指定するかしないかを論理値で指定します。この例では、「コード」項目にだけtrue(キー指定する)を指定します。
引数Projectionには、射影を配列で指定します。この例では、nilを指定します。
ChangeToTableメソッド
ChangeToTable(Name, Comment, Data)
テーブルオブジェクトを実表化します。この例では、和演算の実行により生成されたテーブルオブジェクトを実表化します。
引数Nameには、表名を文字列で指定します。この例では、「会社全体表」を指定します。
引数Commentには、コメントを文字列で指定します。この例では、省略します。
引数Dataには、データを入れるか入れないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、true(データを入れる)を指定したのと同じです。
Mergeメソッド
Merge (TableObject, Key, Method, Log)
カレントのテーブルに、TableObjectに指定したテーブルのレコードを併合します。
引数TableObjectには、対象表オブジェクトを指定します。この例では、変数%tranに格納した「売上表」テーブルのテーブルオブジェクトを指定します。
引数Keyには、項目対応関係をキー情報からなる配列で指定します。この例では、%item1、%item2の2つのキー情報を指定します。
キー情報の配列には、次の値を指定します。
添字Field1には、更新する表側の項目名を文字列で指定します。この例では、「在庫マスター」テーブルの「コード」「在庫数」の各項目を指定します。
添字Field2には、併合する表側の項目名を文字列で指定します。この例では、「売上表」テーブルの「コード」「売上数」の各項目を指定します。
添字Keyには、キーを論理値で指定します。この例では、「コード」項目にだけtrueを指定します。
添字Operationには、操作を数値で指定します。この例では、「コード」項目は1(上書き)、「在庫数」項目は3(減算)を指定します。
添字Protectionには、更新対象がnilの場合のみ操作を行うか行わないかを論理値で指定します。この例では、「コード」項目、「在庫数」項目ともfalseを指定します。
添字Expressionには、式を指定します。この例では、省略します。
引数Methodには、併合方法を数値で指定します。この例では、2(上書き)を指定します。
引数Logには、併合の記録情報を1次元の配列で指定します。この例では、省略します。これは、記録しないを指定したのと同じです。
Synchronizeメソッド
Synchronize(<Mode>)
データソースからModeに指定した種類のデータを再取得します。この例では、「在庫マスター」テーブルの行、列情報のすべてを取得します。
引数Modeには、再取得するデータの種類を整数で指定します。この例では、1(行、列情報のすべて)を指定します。
Projectionメソッド
Projection(<Projection>)
射影を行います。
引数Projectionには、射影詳細項目を配列で指定します。この例では、変数%項目で配列を指定します。
射影詳細項目の配列には、次の値を指定します。
添字Fieldには、射影する項目を射影項目詳細の配列で指定します。この例では、省略します。
Fieldの添字Modeには、射影の方法を数値で指定します。この例では、2(追加指定)を指定します。2(追加指定)は、全項目および添字Fieldで指定した項目を射影します。この例ではFieldが省略されているので、全項目を射影します。
Fieldの添字Uniqueには、重複レコード除去を論理値で指定します。この例では、省略します。これは、false(除去しない)を指定したのと同じです。
Fieldの添字ReferenceNameには、結果表に与える参照名を文字列で指定します。この例では、省略します。
ChangeToTableメソッド
ChangeToTable(Name, Comment, Data)
テーブルオブジェクトを実表化します。この例では、射影の実行により生成されたテーブルオブジェクトを実表化します。
引数Nameには、表名を文字列で指定します。この例では、「大阪社員」を指定します。
引数Commentには、コメントを文字列で指定します。この例では、省略します。
引数Dataには、データを入れるか入れないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、true(データを入れる)を指定したのと同じです。
Projectionメソッド
Projection(<Projection>)
射影を行います。
引数Projectionには、射影項目詳細を配列で指定します。この例では、変数%projectionで配列を指定します。
射影の詳細項目の配列には、次のように指定します。
添字Fieldには、射影する項目を射影項目詳細の配列で指定します。
射影項目詳細には、次の値を指定します。
Fieldの添字Field1には、表1側の射影する項目を文字列で指定します。この例では、「住所録」テーブルの「名前」「住所」の各項目を指定します。
Fieldの添字Modeには、射影の方法を数値で指定します。この例では、1(直接指定)を指定します。
Fieldの添字Uniqueには、重複レコード除去を論理値で指定します。この例では、省略します。これは、false(除去しない)を指定したのと同じです。
Fieldの添字ReferenceNameには、結果表に与える参照名を文字列で指定します。この例では、省略します。
ChangeToTableメソッド
ChangeToTable(Name, Comment, Data)
テーブルオブジェクトを実表化します。この例では、射影の実行により生成されたテーブルオブジェクトを実表化します。
引数Nameには、表名を文字列で指定します。この例では、「住所録2」を指定します。
引数Commentには、コメントを文字列で指定します。この例では、省略します。
引数Dataには、データを入れるか入れないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、true(データを入れる)を指定したのと同じです。
Selectメソッド
Select(Expression, Detail)
Expressionで指定した絞込条件式に従って絞り込みを行い、その結果をテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Expressionには、絞込条件式を文字列で指定します。この例では、変数%絞込条件に格納されている「[社員ID] < 4000」を指定します。
引数Detailには、あいまい詳細をビットフラグで指定 します。この例では、&H0007を指定します。これは、以下の条件の論理和です。
大文字/小文字無視(&H0001)
全角/半角無視(&H0002)
ひらがな/カタカナ無視(&H0004)
scan文
scan <式>
<式>で指定したコレクションオブジェクトのカレントを順に切り替えながら、nextまでのステートメントを繰り返し実行します。式にはオブジェクトを指定します。この例では、「東京社員」テーブルのカレントレコードを順に切り替えながらnextまでに記述された処理を繰り返し実行します。
Addメソッド
Add(Value, <Child>)
表にレコードを追加し、新規作成行の位置までカーソルが移動した行数を数値で返します。レコードの追加を行うと、追加したレコードがカレント行となります。レコードを追加するときは、全項目に値を設定する必要はありません。設定しなかった項目には、nilが設定されたものとして処理されます。
引数Valueには、追加するレコードを項目名を添字とした配列で指定します。この例では、変数%dataに格納されているカレントレコードの全項目のデータの配列を指定します。
引数Childには、配列子レコードとして追加するかしないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、false(親レコードと子レコードの追加)を指定したのと同じです。
DBSessionオブジェクト
データベースの作成や削除、トランザクション処理の管理を行います。
StartTransactionメソッド
TransactionID = StartTransaction()
トランザクションを開始し、開始したトランザクションのIDを数値で返します。この例では、開始したトランザクションのIDを変数%tidに格納します。カレントデータベースのみが対象となります。
Commitメソッド
Commit(<TransactionID>)
TransactionIDで指定したトランザクション処理の結果を実際のデータに反映させます。
引数TransactionIDには、トランザクションのIDを数値で指定します。この例では、変数%tidに格納されている数値を指定します。
Synchronizeメソッド
Synchronize(<Mode>)
データソースからModeに指定した種類のデータを再取得します。この例では、「全社員」テーブルの行、列情報のすべてを取得することにより、追加したレコードを表示します。
引数Modeには、再取得するデータの種類を整数で指定します。この例では、1(行、列情報のすべて)を指定します。
PrepareSearchStringメソッド
PrepareSearchString(<Field>, <String>, <Method>, <Detail>)
Fieldに指定した項目がStringに指定した文字列と一致するレコードを文字列検索する準備をします。
引数Fieldには、対象項目を1次元の配列で指定します。この例では、「県名」項目を指定します。
対象項目の配列は、検索する順に1から始まる自然連番で、次のように指定します。
Field = { .(1)="項目名", .(2)="項目名", ... }
引数Stringには、検索文字列を文字列で指定します。この例では、「徳島県」を指定します。
引数Methodには、検索する方法を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(文字列の完全一致)を指定したのと同じです。
引数Detailには、あいまい詳細を数値で指定します。この例では、省略します。これは、Methodが1のときは無効と指定したのと同じです。
Searchメソッド
Search (<Type>, <Lock>, <Start>)
検索を実行します。
引数Typeには、検索種別を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(先頭)を指定したのと同じです。
引数Lockには、検索で適合した行にロックをかけるかかけないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、false(かけない)を指定したのと同じです。
引数Startには、検索開始位置を1次元の配列で指定します。この例では、省略します。これは、Typeが1の場合は無効と指定したのと同じです。
DeleteByConditionメソッド
DeleteByCondition(<Type>, <Child>)
検索条件に適合するレコードを削除します。
引数Typeには、種別を論理値で指定します。この例では、false(適合したカレント行以降に適合した行を一括削除)を指定します。
引数Childには、子レコードの削除を論理値で指定します。この例では、省略します。これは、配列表でないので無効です。
Synchronizeメソッド
Synchronize(<Mode>)
データソースからModeに指定した種類のデータを再取得します。この例では、「社員マスタ」テーブルの行、列情報のすべてを取得します。
引数Modeには、再取得するデータの種類を整数で指定します。この例では、1(行、列情報のすべて)を指定します。
RowSetオブジェクト
行の属性、追加、削除、移動、カレント行、およびカレントセルを管理します。この例では、カーソルがあるレコードを管理します。
Cursorプロパティ
カーソルがある項目の情報を管理するCursorオブジェクトを取得します。CursorオブジェクトのデフォルトプロパティはValueプロパティなので、この例のようにプロパティを指定しないとValueプロパティが設定されたことになります。Valueプロパティは、カーソルがある項目の値を設定・取得します。
Flushメソッド
Flush()
更新された論理的なレコードの内容を物理的なディスクへ書き込みます。ロックを解除するタイミングを明確にしたい場合などに使用します。通常はデータの編集により、呼び出されます。Flushメソッド実行後は、Cancelメソッドを実行しても編集内容は破棄できません。
Synchronizeメソッド
Synchronize(<Mode>)
データソースからModeに指定した種類のデータを再取得します。この例では、「売上」テーブルの行、列情報のすべてを取得します。
引数Modeには、再取得するデータの種類を整数で指定します。この例では、1(行、列情報のすべて)を指定します。
RowSetオブジェクト
行の属性、追加、削除、移動、カレント行、およびカレントセルを管理します。この例では、カーソルがあるレコードを管理します。
Flushメソッド
Flush()
更新されたレコードの内容をデータソースに反映させます。DataSourceプロパティにデータベースオブジェクトのRecordSetオブジェクトを設定している場合のみ有効です。
PrepareSearchStringメソッド
PrepareSearchString(<Field>, <String>, <Method>, <Detail>)
Fieldに指定した項目がStringに指定した文字列と一致するレコードを文字列検索する準備をします。
引数Fieldには、対象項目を1次元の配列で指定します。この例では、「住所」項目を指定します。
対象項目の配列は、検索する順に1から始まる自然連番で次のように指定します。
Field = { .(1)="項目名", .(2)="項目名", ... }
引数Stringには、検索文字列を文字列で指定します。この例では、「東京都」を指定します。
引数Methodには、検索する方法を数値で指定します。この例では、4(正規表現検索)を指定します。
引数Detailには、あいまい詳細を数値で指定します。この例では、&H0007を指定します。&H0007は以下の条件の論理和です。
大文字/小文字無視(&H0001)
全角/半角無視(&H0002)
ひらがな/カタカナ無視(&H0004)
Searchメソッド
Search (<Type>, <Lock>, <Start>)
検索を実行します。
引数Typeには、検索種別を数値で指定します。この例では、1(先頭)を指定します。
引数Lockには、検索で適合した行にロックをかけるかかけないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、false(かけない)を指定したのと同じです。
引数Startには、検索開始位置を1次元の配列で指定します。この例では、省略します。これは、Typeが1の場合は無効だからです。
BrowserオブジェクトのSynchronizeCurrentメソッド
SynchronizeCurrent(Moved)
データソースのカレント位置の変更を通知します。
引数Movedには、カレントの移動量を指定します。この例では、nil(移動量不明)を指定します。
DataSourceプロパティにデータベースオブジェクトのRecordsetオブジェクトを設定している場合にのみ有効なメソッドです。
Rowsetオブジェクト
行の属性、追加、削除、移動、カレント行、およびカレントセルを管理します。この例では、カーソルがあるレコードを管理します。
RowsetオブジェクトのSynchronizeCurrentメソッド
SynchronizeCurrent(<Mode>, Level)
Rowsetオブジェクトがさしている行とデータソースがさしているレコードを同期させます。
引数Modeには、同期の基準を指定 します。この例では、1(データソースがさしているレコードをRowsetオブジェクトのカレントに設定)を指定します。
引数Levelには、同期レベルを設定します。この例では、1(列も同期させる)を指定します。
DataSourceプロパティにデータベースオブジェクトのRecordsetオブジェクトを設定している場合のみ有効です。
PrepareSearchStringメソッド
PrepareSearchString(<Field>, <String>, <Method>, <Detail>)
Fieldに指定した項目がStringに指定した文字列と一致するレコードを文字列検索する準備をします。
引数Fieldには、対象項目を1次元の配列で指定します。この例では、「住所」項目を指定します。
対象項目の配列は、検索する順に1から始まる自然連番で次のように指定します。
Field = { .(1)="項目名", .(2)="項目名", ... }
引数Stringには、検索文字列を文字列で指定します。この例では、「北区」を指定します。
引数Methodには、検索する方法を数値で指定します。この例では、1(完全一致検索)を指定します。
引数Detailには、あいまい詳細を数値で指定します。この例では、省略します。これは、あいまい検索をしない場合はこの引数は無効だからです。
Searchメソッド
Search (Type, Lock, Start)
検索を実行します。
引数Typeには、検索種別を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(先頭)を指定したのと同じです。
引数Lockには、検索で適合した行にロックをかけるかかけないかを論理値で指定します。この例では、省略します。これは、false(かけない)を指定したのと同じです。
引数Startには、検索開始位置を1次元の配列で指定します。この例では、省略します。これは、Typeが1の場合はこの引数は無効だからです。
PrepareReplaceStringメソッド
PrepareReplaceString(<String>)
Replaceメソッド()で置換する文字列を設定し、文字列置換の準備をします。
引数Stringには、置換文字列を指定します。この例では、「南区」を指定します。
Replaceメソッド
Replace(<Type>)
Typeに指定する種別でレコードの置換を実行し、その結果を論理値で返します。置換条件は、PrepareReplaceString()メソッドで指定します。
引数Typeには、種別を論理値で指定します。この例では、false(適合したカレント行以降を全置換)を指定します。
Sortメソッド
Sort(Key, <Array>)
Keyに項目、ソート方向、ソート方法を指定して並べ替えを行います。
引数Keyには、ソートキーを配列で指定します。この例では、変数%ソート対象に配列で指定します。
ソートキーの配列には、次の値を指定します。
添字Fieldには、キー項目を文字列で指定します。この例では、「ふりがな」項目を指定します。
添字Orderには、ソート方向を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(昇順)を指定したのと同じです。
添字Methodには、ソート方法を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(コード順)を指定したのと同じです。
引数Arrayには、配列表属性を保持するか破棄するかを論理値で指定します。この例では、変数%配列保持にfalse(配列表属性を破棄)を指定します。
Sortメソッド
Sort(Key, <Array>)
Keyに項目、ソート方向、ソート方法を指定して並べ替えを行います。
引数Keyには、ソートキーを優先順位の高い順に配列で指定します。この例では、変数%ソート対象に配列で指定します。
第1のソートキーの配列には、次の値を指定します。
添字Fieldには、キー項目を文字列で指定します。この例では、「郵便番号」項目を指定します。
添字Orderには、ソート方向を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(昇順)を指定したのと同じです。
添字Methodには、ソート方法を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(コード順)を指定したのと同じです。
第2のソートキーの配列には、次の値を指定します。
添字Fieldには、キー項目を文字列で指定します。この例では、「ふりがな」項目を指定します。
添字Orderには、ソート方向を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(昇順)を指定したのと同じです。
添字Methodには、ソート方法を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(コード順)を指定したのと同じです。
引数Arrayには、配列表属性を保持するか破棄するかを論理値で指定します。この例では、変数%配列保持にfalse(配列表属性を破棄)を指定します。
Aggregateメソッド
Aggregate(Key, Aggregate)
Keyで指定した項目を対象に、Aggregateで指定した集計方法で集計を行います。
引数Keyには、単純集計のキーを配列で指定します。この例では、変数%要素に配列で指定します。
単純集計キーの配列には、次の値を指定します。
添字GroupKeyには、グループキーを配列で指定します。この例では、変数%要素("GroupKey")に配列で指定します。
GroupKeyの添字Fieldには、キー項目を文字列で指定します。この例では、「組」項目を指定します。
GroupKeyの添字Orderには、ソート方向を数値で指定します。この例では、1(昇順)を指定します。
GroupKeyの添字Methodには、ソート方法を数値で指定します。この例では、1(コード順)を指定します。
添字SortKeyには、ソートキーを配列で指定します。この例では、%要素("SortKey")にnilを指定します。
添字Arrayには、配列表属性を保持するか破棄するかを論理値で指定します。この例では、変数%要素("Array")にtrue(配列表属性を保持)を指定します。
引数Aggregateには、単純集計の方法を配列で指定します。この例では、変数%集計に配列で指定します。
単純集計の方法の配列には、次の値を指定します。
添字DisplayFieldには、集計値を格納するための専用項目を追加項目からなる配列で指定します。この例では、nilを指定します。
添字Calculationには、集計方法を配列で指定します。この例では、%集計("Calculation")に配列で指定します。
第1の集計方法には、次の値を指定します。
Calculationの添字Levelには、集計レベルを数値で指定します。この例では、0(総計)を指定します。
Calculationの添字Typeには、集計種別を数値で指定します。この例では、11(件数(nilを含む))を指定します。
Calculationの添字ValueFieldには、集計対象の項目を文字列で指定します。この例では、「名前」項目を指定します。
第2の集計方法には、次の値を指定します。
Calculationの添字Levelには、集計レベルを数値で指定します。この例では、1(指定された値のグループレベルで集計)を指定します。
Calculationの添字Typeには、集計種別を数値で指定します。この例では、18(代表値)を指定します。
Calculationの添字ValueFieldには、集計対象の項目を文字列で指定します。この例では、「組」項目を指定します。
第3の集計方法には、次の値を指定します。
Calculationの添字Levelには、集計レベルを数値で指定します。この例では、1(指定された値のグループレベルで集計)を指定します。
Calculationの添字Typeには、集計種別を数値で指定します。この例では、11(件数(nilを含む))を指定します。
Calculationの添字ValueFieldには、集計対象の項目を文字列で指定します。この例では、「名前」項目を指定します。
SelectAttributeメソッド
SelectAttribute(Attribute, <Condition>)
Attributeに指定した属性と一致する行だけを絞り込み、その結果のテーブルオブジェクトを生成して返します。
引数Attributeには、属性を配列で指定します。この例では、%attに配列で指定します。
第1の属性には、次の値を指定します。
添字Attributeには、行属性を数値で指定します。この例では、1(集計)を指定します。
添字Levelには、グループレベルを数値で指定します。この例では、1を指定します。
添字Lineには、Level内行番号を数値で指定します。この例では、1を指定します。
第2の属性には、次の値を指定します。
添字Attributeには、行属性を数値で指定します。この例では、1(集計)を指定します。
添字Levelには、グループレベルを数値で指定します。この例では、0を指定します。
添字Lineには、Level内行番号を数値で指定します。この例では、1を指定します。
引数Conditionには、条件の一致または不一致を論理値で指定します。この例では、変数%condにtrueを指定します。
CrossTabメソッド
CrossTab(Grouping, Standard, <Extension>)
Groupingでグループ化する項目を指定し、StandardとExtensionでクロス集計の方法を指定してクロス集計を行います。
引数Groupingには、グループ化を配列で指定します。この例では、変数%keyに配列で指定します。
グループ化の配列には、次の値を指定します。
添字Keyには、グループキーを配列で指定します。この例では、変数%key("key")に配列で指定します。
第1のグループキーには、次の値を指定します。
Keyの添字Fieldには、キー項目を文字列で指定します。この例では、「氏名」項目を指定します。
第2のグループキーには、次の値を指定します。
Keyの添字Fieldには、キー項目を文字列で指定します。この例では、「商品名」項目を指定します。
引数Standardには、基本クロス集計の方法を配列で指定します。この例では、変数%stdに配列で指定します。
基本クロス集計の方法の配列には、次の値を指定します。
添字Intersectionには、基本クロス集計を配列で指定します。この例では、変数%std("Intersection")に配列で指定します。
Intersectionの添字ValueFieldには、展開元の項目を文字列で指定します。この例では、「売上個数」項目を指定します。
添字ReferenceNameには、結果表に与える参照名を文字列で指定します。この例では、「クロス集計結果表」を指定します。
引数Extensionには、拡張クロス集計の集計方法を配列で指定します。この例では、変数%extに配列で指定します。
拡張クロス集計の集計方法の配列には、次の値を指定します。
添字DisplayFieldには、行集計項目の追加を配列で指定します。この例では、「担当合計」項目を指定します。
添字RowTotalには、行集計の方法を配列で指定します。この例では、変数%ext("RowTotal")に配列で指定します。
RowTotalの添字Typeには、集計種別を数値で指定します。この例では、5(合計)を指定します。
RowTotalの添字ValueFieldには、集計元の項目を文字列で指定します。この例では、「売上個数」項目を指定します。
RowTotalの添字DisplayFieldには、格納場所の項目を文字列で指定します。この例では、「担当合計」項目を指定します。
添字ColumnTotalには、列集計の方法を配列で指定します。この例では、変数%ext("ColumnTotal")に配列で指定します。
ColumnTotalの添字Typeには、集計種別を数値で指定します。この例では、5(合計)を指定します。
ColumnTotalの添字ValueRowには、集計対象の行番号を数値で指定します。この例では、1を指定します。
添字GrandTotalには、総計の集計方法を配列で指定します。この例では、変数%ext("GrandTotal")に配列で指定します。
GrandTotalの添字Typeには、集計種別を数値で指定します。この例では、5(合計)を指定します。
GrandTotalの添字DisplayFieldには、格納場所の項目を文字列で指定します。この例では、「担当合計」項目を指定します。
Referenceメソッド
Reference(Condition, <Field>)
Conditionに指定した条件に該当するレコードの指定した項目のデータを返します。
引数Conditionには、検索する条件を1次元の配列で指定します。この例では、表「東京社員」の「社員ID」項目を検索し、変数%idと一致するデータを参照します。
引数Fieldには、データを取得する項目を1次元の配列で指定します。この例では、省略します。これは、すべての項目を指定したのと同じです。
TableDefsコレクションオブジェクト
TableDefsコレクションオブジェクトは、DataBaseオブジェクト直下のコレクションオブジェクトです。Listプロパティは、カレントデータベースの表の情報を取得します。
TableDefsコレクションオブジェクトのListプロパティ
List(<Name>, <Type>, <Property>, <Order>)
表情報一覧を配列で取得します。値の取得のみ可能です。この例では、取得した配列の添字Nameを使用して、表の名前を取得しています。
引数Nameには、表名パターンを文字列で指定します。この例では、省略します。これは、"*"が指定されたのと同じで、すべての要素を対象にします。
引数Typeには、対象表種別をビットの論理和で指定します。この例では、省略します。これは、全情報を取得することを指定したのと同じです。
引数Propertyには、情報種別をビットの論理和で指定します。この例では、省略します。これは、全情報を取得することを指定したのと同じです。
引数Orderには、並び順指定を数値で指定します。この例では、省略します。これは、指定なしと同じです。
Addメソッド
Add(String, <Index>)
ドロップダウンコンボオブジェクトに要素を登録します。
引数Stringには、オブジェクトに登録する要素を文字列で指定します。この例では、変数%tabinfo("Name")に格納されています。
引数Indexには、要素を登録する位置を数値で指定します。この例では、省略します。これにより、登録順のインデックスが設定されます。
ChangeFormメソッド
ChangeForm(FormName)
現在表示している表に対応する画面帳票を、FormNameで指定した画面帳票に切り替えます。
引数FormNameには、切り替える画面帳票名を文字列で指定します。この例では、画面帳票「住所録」を指定します。
PrintReportメソッド
PrintReport(ReportName, <ID>, <Type>, <StartPage>, <EndPage>)
ReportNameで指定した印刷帳票を印刷します。
引数ReportNameには、印刷帳票名を文字列で指定します。この例では、印刷帳票「住所録」を指定します。
引数IDには、関連付ける五郎表IDを数値で指定します。この例では、省略します。これにより、帳票に登録されている表で印刷されます。
引数Typeには、印刷方法を数値で指定します。この例では、1(通常)を指定します。
引数StartPageには、印刷開始ページを数値で指定します。この例では、1を指定します。
引数EndPageには、印刷終了ページを数値で指定します。この例では、省略します。これは、最終ページを指定したのと同じです。
PrintReportメソッド
PrintReport(ReportName, <ID>, <Type>, <StartPage>, <EndPage>)
ReportNameで指定した印刷帳票を印刷します。
引数ReportNameには、印刷帳票名を文字列で指定します。この例では、印刷帳票「住所録」を指定します。
引数IDには、関連付ける五郎表IDを数値で指定します。この例では、省略します。これにより、帳票に登録されている表で印刷されます。
引数Typeには、印刷方法を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(通常)を指定したのと同じです。
引数StartPageには、印刷開始ページを数値で指定します。この例では、省略します。これは、1ページを指定したのと同じです。
引数EndPageには、印刷終了ページを数値で指定します。この例では、省略します。これは、最終ページを指定したのと同じです。
OpenDatabaseメソッド
OpenDatabase(DatabaseName, ServerName)
DatabaseNameで指定したデータベースを開き、表一覧ウィンドウを表示します。
引数DatabaseNameには、データベース名を文字列で指定します。この例では、「会員管理」を指定します。
引数ServerNameには、データベース一覧の格納先を文字列で指定します。この例では、省略します。これは、ローカルまたは現在接続されているデータベース一覧元のサーバーを指定したのと同じです。
OpenDatabaseメソッド
OpenDatabase(DatabaseName, <ServerName>)
DatabaseNameで指定したデータベースを開き、表一覧ウィンドウを表示します。
引数DatabaseNameには、データベース名を文字列で指定します。この例では、「会員管理」を指定します。
引数ServerNameには、データベース一覧の格納先を文字列で指定します。この例では、省略します。これは、ローカルまたは現在接続されているデータベース一覧元のサーバーを指定したのと同じです。
CloseDatabaseメソッド
CloseDatabase()
カレントのデータベースを閉じます。表が開かれていれば、強制的に閉じます。
TableDefsコレクションオブジェクト
DataBaseオブジェクト直下のコレクションオブジェクトです。Listプロパティは、カレントデータベースの表の情報を取得します。
TableDefsコレクションオブジェクトのListプロパティ
List(<Name>, <Type>, <Property>, <Order>)
表情報一覧を配列で取得します。値の取得のみ可能です。この例では、Typeを使用して、取得する表の種類をビュー表に指定しています。
引数Nameには、取得する表名パターンを文字列で指定します。この例では、省略します。これは、"*"が指定されているのと同じで、すべての要素を対象にします。
引数Typeには、取得する対象表種別を数値で指定します。この例では、&H00000002(ビュー表)を指定します。
引数Propertyには、取得する情報種別を数値で指定します。この例では、省略します。これは、全情報を取得することを指定したのと同じです。
引数Orderには、取得する並び順を数値で指定します。この例では、省略します。これは、指定なしと同じです。
Size関数
Size(Array)
引数Arrayに指定した配列の1次元めの要素数を返します。この例では、データベースに含まれるビュー表が各要素になるので、ビュー表の数を返します。
Databaseオブジェクト
Databasesコレクションオブジェクトの要素となるオブジェクトで、データベース利用モードやデータベース名などの情報を取得できます。次のようなプロパティがあります。
Nameプロパティは、データベース名を示します。
Driverプロパティは、セッションを実行しているデータベースドライバの名前を示します。
Ownerプロパティは、データベース所有者名を示します。
Versionプロパティは、データベースドライバのバージョンを示します。
Databasesコレクションオブジェクト
Databaseオブジェクトを要素にもつコレクションオブジェクトで、データベースのオープンやデータベースの一覧の取得などを行います。
Currentプロパティは、現在のカレントDatabaseオブジェクトを示します。この例では、このオブジェクトのNameプロパティを参照し、データベース名を取得しています。
DBSessionオブジェクト
データベースの作成や削除、トランザクション処理の管理を行います。
DriverCallメソッド
DriverCall(DriverName, FunctionNo, <Argument>)
データベースドライバ拡張機能を実行します。
引数DriverNameには、ドライバ名を指定します。この例では、省略します。これにより、ドライバマネージャの機能が呼び出されます。
引数FunctionNoには、実行する機能番号を数値で指定します。この例では、6(データソース情報の取得)を指定します。
引数Argumentには、必要なパラメータを配列で指定します。この例では、変数%argumentに配列で指定します。
パラメータの配列には、次の値を指定します。
添字DataSourceNameには、データソース名を文字列で指定します。この例では、Databases.Current.Nameで現在のデータベースを指定します。
添字DataTypeには、取得情報種別を数値で指定します。この例では、3(データベース識別名)を指定します。
ArrayValue関数
ArrayValue(配列, 添字)
配列の要素値を返します。
引数「配列」には、配列を指定します。この例では、DBSession.DriverCall(, 6, %argument)を指定します。
引数「添字」には、文字列または数値を指定します。この例では、Qualifierを指定します。これは、DriverCall()メソッドにより取得される配列の要素から添字Qualifier(データベースへのフルパス)を取得することを指定したことになります。
KeyDownイベント
KeyDown(KeyCode, Shift)
文字列入力オブジェクトにフォーカスがある場合にキーボードのキーが押されたときに発生します。
引数KeyCodeには、押されたキーの仮想キーコードを渡します。この例では、jsKeyF11を指定します。
Applicationオブジェクト
アプリケーションの下位オブジェクトを、マクロで取得し操作する方法を提供する最上位のオブジェクトです。Captionプロパティは、アプリケーションのメインウィンドウのタイトルバーに表示する文字列を示します。この例では、「ジャストシステム」を指定します。
Applicationオブジェクト
アプリケーションの下位オブジェクトを、マクロで取得し操作する方法を提供する最上位のオブジェクトです。WindowStateプロパティは、アプリケーションのメインウィンドウの表示状態(jsWindowNormal:通常・jsWindowMaximized:最大化・jsWindowMinimized:最小化)を示します。この例では、jsWindowMaximized(最大化)を指定します。
FormWindowsコレクションオブジェクト
FormWindowオブジェクトとしてMDI子ウィンドウを開き、複数のFormWindowオブジェクトに対して処理、選択を行います。Currentプロパティは、FormWindowsコレクションオブジェクトのカレントオブジェクトを示します。この例では、カレントフォームのWindowStateプロパティにjsWindowMinimized(最小化)を指定します。
FormWindowsコレクションオブジェクト
FormWindowオブジェクトとしてMDI子ウィンドウを開き、複数のFormWindowオブジェクトに対して処理、選択を行います。Currentプロパティは、FormWindowsコレクションオブジェクトのカレントオブジェクトを示します。この例では、カレントのフォームオブジェクトの次のプロパティを設定しています。
Leftプロパティは、フォームオブジェクトの左端を示します。この例では、20を指定します。
Topプロパティは、フォームオブジェクトの上端を示します。この例では、10を指定します。
Widthプロパティは、フォームオブジェクトの幅を示します。この例では、800を指定します。
Heightプロパティは、フォームオブジェクトの高さを示します。この例では、600を指定します。
with文
end withまでの間(with構文内)、任意に指定した名前でオブジェクトを参照することができます。同じオブジェクトに対して、メソッド呼び出しやプロパティ設定を複数回行う場合は、with文を利用すると便利です。この例では、カレントフォームの複数のプロパティに値を設定する場合に使用しています。
FormWindowsコレクションオブジェクト
FormWindowオブジェクトとしてMDI子ウィンドウを開き、複数のFormWindowオブジェクトに対して処理、選択を行います。
Addメソッド
Add(<Name>, <Source>, <Left>, <Top>, <Width>, <Height>, <Option>, <Context>)
フォームオブジェクトを開きます。
引数Nameには、FormWindowオブジェクトを識別する名前を文字列で指定します。この例では、「Form1」を指定します。
引数Leftには、アプリケーション作業領域の左端から MDI子ウィンドウの左端までの距離をピクセル単位の数値で指定します。この例では、10を指定します。
引数Topには、アプリケーション作業領域の上端から MDI子ウィンドウの上端までの距離をピクセル単位の数値で指定します。この例では、10を指定します。
引数Widthには、MDI子ウィンドウの左端から右端までの距離をピクセル単位の数値で指定します。この例では、100を指定します。
引数Heightには、MDI子ウィンドウの上端から下端までの距離をピクセル単位の数値で指定します。この例では、100を指定します。
SelectedAreaオブジェクト
SelectedAreaオブジェクトは、Browserオブジェクトの下の階層のオブジェクトで、選択範囲の情報を表します。範囲指定を有効/無効にしたり、選択範囲の追加、削除、参照など、複数の選択範囲を管理します。このオブジェクトのAdd()メソッドは、選択範囲を追加します。また、Copy()メソッドは、選択範囲をクリップボードにコピーします。
SelectedAreaオブジェクトのAddメソッド
Add(Kind, <Range>)
選択範囲を追加します。
引数Kindには、選択範囲の種類を指定します。この例では、3(行単位を選択 (カレント行を選択))を指定します。
引数Rangeには、Kindの値に応じて配列で範囲を設定します。この例では、省略します。
SelectedAreaオブジェクトのCopyメソッド
Copy()
選択されている範囲のデータをクリップボード上にコピーします。
SelectedAreaオブジェクト
SelectedAreaオブジェクトは、Browserオブジェクトの下の階層のオブジェクトで、選択範囲の情報を表します。範囲指定を有効/無効にしたり、選択範囲の追加、削除、参照など、複数の選択範囲を管理します。このオブジェクトのPaste()メソッドは、クリップボード上のデータを貼り付けます。
SelectedAreaオブジェクトのPasteメソッド
Paste(Format, FormatID)
クリップボード上の貼り付け可能なデータを貼り付けます。
引数Formatには、データ形式を数値で指定します。この例では、省略します。これは、0(最適な形式)を指定したのと同じです。
引数FormatIDには、データ形式のIDを指定 します。この例では、省略します。
DateDiff関数
DateDiff(基点日付, 終点日付, モード)
日付間の経過時間を返します。
引数「基点日付」には、日付型のデータを指定します。この例では、「生年月日」項目を指定します。
引数「終点日付」には、日付型のデータを指定します。この例では、ThisDate関数を指定します。
引数「モード」には、数値を指定します。この例では、1(経過満年数)を指定します。
ThisDate関数
ThisDate(<モード>)
現在の日付を返します。
引数「モード」には、返り値の形式を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(日付型データ)を指定したのと同じです。
DateDiff関数
DateDiff(基点日付, 終点日付, モード)
日付間の経過時間を返します。
引数「基点日付」には、日付型のデータを指定します。この例では、「貸出日」項目を指定します。
引数「終点日付」には、日付型のデータを指定します。この例では、「返却日」項目を指定します。
引数「モード」には、数値を指定します。この例では、3(経過満日数)を指定します。
TimeValue関数
TimeValue(時刻)
時刻型データを時刻番号に変換します。
引数「時刻」には、時刻型のデータを指定します。この例では、「貸出時刻」「返却時刻」の各項目を指定します。
Time関数
Time(時刻または時, 分, 秒)
時刻型データを作成します。
引数「時刻または時」には、時刻の場合は時刻型のデータ、時の場合は数値を指定します。この例では、「返却時刻」項目と「貸出時刻」項目の差を指定します。
引数「分」には、分を数値で指定します。この例では、省略します。
引数「秒」には、秒を数値で指定します。この例では、省略します。
ThisDate関数
ThisDate(モード)
現在の日付を返します。
引数「モード」には、返り値の形式を数値で指定します。この例では、省略します。これは、1(日付型データ)を指定したのと同じです。
Day関数
Day (日付)
日付データの日を返します。
引数「日付」には、日付型のデータを指定します。この例では、ThisDate関数から日を指定します。
DateAdd関数
DateAdd(日付時刻, 期間, 単位)
日付時刻に期間を加算します。
引数「日付時刻」には、日付時刻型のデータを指定します。この例では、ThisDate関数を使って日を指定します。
引数「期間」には、加算する数値を指定します。この例では、1を指定します。
引数「単位」には、数値を指定します。この例では、2(月)を指定します。
Date関数
Date(日付型または年, 月, 日)
日付型データを作成します。
引数「日付型または年」には、日付の場合は日付型のデータ、年の場合は数値を指定します。この例では、Year(%翌月日)とYear(ThisDate())を指定します。
引数「月」には、数値を指定します。この例では、Month(%翌月日)とMonth(ThisDate())を指定します。
引数「日」には、数値を指定します。この例では、20を指定します。
Year関数
Year(日付)
日付データの年を返します。
引数「日付」には、日付型のデータを指定します。この例では、変数%翌月日またはThisDate関数を指定します。
Month関数
Month(日付)
日付データの月を返します。
引数「日付」には、日付型のデータを指定します。この例では、変数%翌月日またはThisDate関数を指定します。
Date関数
Date(日付型または年, 月, 日)
日付型データを作成します。
引数「日付型または年」には、日付の場合は日付型、年の場合は数値を指定します。この例では、Year(ThisDate())とDateAdd(%当月初,1,2)-1を指定します。
引数「月」には、数値を指定します。この例では、Month(ThisDate())を指定します。
引数「日」には、数値を指定します。この例では、1を指定します。
Year関数
Year(日付)
日付データの年を返します。
引数「日付」には、日付型のデータを指定します。この例では、ThisDate関数を指定します。
Month関数
Month(日付)
日付データの月を返します。
引数「日付」には、日付型を指定します。この例では、ThisDate関数を指定します。
DateAdd関数
DateAdd(日付時刻, 期間, 単位)
日付時刻に期間を加算します。
引数「日付時刻」には、日付時刻型のデータを指定します。この例では、変数%当月初を指定します。
引数「期間」には、加算する数値を指定します。この例では、1を指定します。
引数「単位」には、数値を指定します。この例では、2(月)を指定します。
Len関数
Len(文字列)
文字列の文字数を返します。
引数「文字列」には、文字列を指定します。この例では、@EditText1.Textで文字列入力オブジェクトに入力された文字列を指定します。
LenB関数
Len(データ)
データのバイト数を返します。
引数「データ」には、文字列またはバイナリデータを指定します。この例では、@EditText1.Textで文字列入力オブジェクトに入力された文字列を指定します。