- データベースの接続モードには「共有」「排他」の2種類が設定できます。
- 共有/排他の切り替えは、その設定を行ったユーザーのデータベース一覧のみに有効な設定です。同じデータベースを複数のユーザーでネットワーク共有している場合でも、他のユーザーの接続モードは変更できません。
- 接続モードは、データベースを開くときに適用されます。開いているデータベースの接続モードは変更できません。接続モードを切り替えるときは、データベースをいったん閉じます。
- 接続モードの変更方法については、■接続モードの変更方法■を参照してください。
- この設定は、JustOmniBaseで接続できるデータベースに対してのみ実行できます。
◆ 説明 ◆
- 排他モード
- 排他モードの特徴
排他モードでデータベースを開くと、排他モードで開いたユーザーがデータベースを閉じるまで、他のユーザーはそのデータベースを開くことはできません。
表の再定義・上書読込は、排他モードで接続したときのみ実行できます。
・排他モードでデータベースを開いているときは、表・帳票一覧ウィンドウのタイトルバーに
(排他接続)と表示されます。
共有モード
- 共有モードの特徴
共有モードで接続することによって、複数のユーザーが1つのデータベースに同時に接続し、データを利用することができます。
- 共有モードの仕組み
共有モードでデータベースを開いている場合、あるユーザーがデータの入力などの書き込みを行って
いる間、操作の対象となるレコードはロックされます。その書き込み操作が完了するまで、他の
ユーザーはそのレコードへの書き込み操作を行うことはできません。これによりデータの一貫性を
レコード単位で保持します。
これに対し、データの閲覧など、データベースの読み込み操作だけを行う場合は、レコードはロックされず、複数のユーザーが同時にデータを参照できます。
また、共有モードで接続したときも、表定義ウィンドウを開いて定義を参照したり、コマンドを実行できますが、表定義を変更しても、その変更内容をデータベースに反映することはできません。
共有利用しているときは、ほかのユーザーが別の端末で表に対するデータ編集操作を行っている可能性があります。そういう状態で、別のユーザーが表に対する再定義を実行すると、データベースの整合性がとれなくなります。そのため、表の定義に関わるようなコマンドは、共有利用時は実行できないようになっています。
再定義を実行しようとすると「データベースを共有モード(参照専用)で開いているため、編集内容を反映できません。操作を続けますか?」というメッセージが表示されます。
- 共有モード時のシステム設定
データベースを書き込みできる状態で開いているとき、レコードの更新やトランザクションの終了処理(反映終了/破棄終了)が、ほかのユーザーの処理と競合する場合があります。
この場合、設定された間隔・回数に従って、競合状態を避けるための処理が行われます。この設定は
[ツール(L)-オプション(O)]の[システム]シートで行います。
また、ほかの人が変更したデータを確認するために、データを自動的に一定間隔で更新することもできます。この設定は[ツール(L)-オプション(O)]の[操作環境]シートで行います。
■ 接続モードの変更方法 ■
以下の操作でデータベースの接続方法を変更します。
- 開いているデータベースを閉じる。
- 使用したいデータベースを選択し、[設定変更(P)]をクリックする。
- [接続モード]を変更し、[OK]をクリックする。
- 使用したいデータベースを開く。
◆ こんなときは ◆
- ●接続モードが分からない
- 排他モードで接続しているときは、表・帳票一覧ウィンドウのタイトルバーに(排他接続)と表示され、共有モードで接続しているときは(共有接続)と表示されます。
- ●接続モードによって使用できるコマンドを知りたい
- [ヘルプ(H)-目次(C)]の[付録-データベース別コマンド一覧]を参照してください。
- ●データベースにあやまってデータを書き込みたくない
- データベースを参照専用で開くと、データの編集に関するコマンドが実行できません。表示状態は変更できますが、その設定は保持されません。また、システムへの負荷も軽減できます。あやまってデータを削除したくない場合などは、参照専用でデータベースを開きます。ただし、表・帳票単位では参照専用で開くことはできません。
データベースを参照専用で開いている場合に使用できるコマンドについては[ヘルプ(H)-目次(C)]の
[付録-データベース別コマンド機能一覧]を参照してください。
また、データベースを参照専用で開いたときは、表・帳票一覧ウィンドウとデータ一覧ウィンドウの
タイトルバーに(参照専用)と表示されます。
【データベースを参照専用で開くには】
- [データベース一覧]ウィンドウで、参照専用で開きたいデータベースを選択する。
- [設定変更(P)]をクリックする。
- [データベースを参照専用で開く(R)]をオンにし、[OK]をクリックする。
- 使用したいデータベースを開く。