マクロを使用すると、SelectDuplicate()メソッドを使用して重複したデータの処理をすばやく実行できて便利です。
ここでは、下の図のように住所録で郵便番号が重複しているデータをまとめて抽出する場合を例として解説します。
これらの処理、すなわち「住所録」テーブルの「郵便番号」項目の値が同じデータの絞り込みを実行するには、次のように操作します。
■ 操作手順 ■

1.五郎を起動し、データベースを開く。
2.[マクロ]シートの[新規作成(N)]をクリックして、[新規作成]ダイアログボックスを開く。
3.任意のマクロ名を付けて「手続き」を選択し、Mainのマクロウィンドウを開く。
4.Mainのマクロウィンドウにマクロを記述する。
5.マクロを保存し、マクロウィンドウを閉じる。
6.[表]シートの「住所録」テーブルを開く。
7.[マクロ]シートで作成したマクロを選択し、[実行(G)]をクリックする。

!!Main
%重複項目 = {"郵便番号"}!!(1)
Goro.SelectDuplicate(%重複項目)!!(2)
(1)%重複項目 = {"郵便番号"}
「郵便番号」項目を変数%重複項目に格納します。
(2)Goro.SelectDuplicate(%重複項目)
変数「%重複項目」で指定されたカレント表の項目に対し、重複するレコードを抽出します。絞り込みの結果は、直ちにカレント表に表れます。
マクロ簡易作成機能を使えば、マクロのコードを記述せずに条件にあった絞り込みをマクロ化できます。
(1)動作一覧(L)
データ→絞り込み
(2)「絞り込み」の設定(P)
絞り込み方法:重複
条件 :絞込_郵便番号
マクロ簡易作成機能で作成されたマクロを JustBuilderへ(J) にてコード変換すると、次のようになります。
!! 絞り込み
Goro.Select(3, "重複_郵便番号")