[変更(C)-拡大縮小(E)/移動(M)]などで、指定することのできない図形がある場合、次のような原因が考えられます。
■ 考えられる原因と対処方法 ■
<1>その図形に対して、[変更(C)-アトリビュート変更(A)-図形ロック(K)-図形ロック(L)]が設定されている
図形ロックを設定したデータは、拡大縮小や移動など、そのデータに対して個別に編集することができません。
<2>その図形を入力しているプレーンが、現在の入力プレーンと異なっている
花子では、「プレーン」という画層が数枚重なった状態で編集を行います。
画面左下の[A]部分をクリックして「詳細」を選択すると、次のような設定を行うダイアログボックスが表示されます。
ここでの[入力]と[選択]での設定によっては、図形を編集することができない状況となります。
[入力] | これから(現在)データを入力しようとするプレーンの設定 |
[選択] | 編集の対象とするプレーンの設定
→ | レ のチェックがついたプレーンに対しては、入力プレーンがどこに設定されている場合でも常に編集が可能です。 |
→ | レ のチェックがついていないプレーンでは、[入力]をそのプレーンに設定しないと、そこに描画されたデータは編集することができません。 |
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[表示] | 画面上に表示するプレーンの設定 |
<3>[編集(E)-図形指定(S)]で、編集する図形が制限されている
花子には「図形制限」という機能があり、編集の対象となるデータの種類を限定することができます。
ここで、現在編集したいデータが指定されていない場合は、編集の対象とすることができません。
- [編集(E)-図形指定(S)]を選択し、右クリックする。
- 表示されたショートカットメニューから[コマンド詳細設定]を選択し、さらに[図形制限]を
選択する。
→ | 「図形制限」に レ のチェックがついていない場合は、すべてのデータを編集することが可能です。 |
→ | 「図形制限」に レ のチェックがついている場合は、その下のデータ名欄で レ のチェックがついたデータだけを編集することが可能です。 |
<4>その図形を入力しているページが、現在の入力ページと異なっている(背景ページ−通常ページ)
初期設定で使用しているページは、「通常ページ」です。これについて、画面左下の[ P.1]部分をクリックすると、「対象ページ」の選択画面が表示されます。
この画面で、「背景」を選択して入力したデータは、「対象ページ:通常」に設定した状態では編集することができません。
また逆に、「対象ページ:通常」で入力したデータも、「対象ページ:背景」と設定した状態では同様に扱うことができません。
それぞれ、そのデータを入力した際に設定していた「対象ページ」の設定に変更して編集を行う必要があります。
以上のような原因について、現在の状況が上記のいずれに該当するのかどうか、次の方法で確認することができます。 |
[表示(V)-図形情報(I)]を選択し、編集したい図形上でクリックします。