ATOK12SE for Linuxのユーザー辞書は、そのままATOK X で設定し使用することができます。ATOK X でATOK12SE for Linuxのユーザー辞書を使用するための手順は、以下の通りです。 ■ 操作手順 ■
ATOK12SE for Linuxのユーザー辞書は「/var/dict/atok12」ディレクトリに保存されているため、この中のユーザー辞書を、ATOK X 側の「/var/locale/ja/atokserver/users/(ログインユーザー名)」ディレクトリにコピーする。
(fooというログインユーザーで、/var/dict/atok12/atok12u1.dicをコピーする操作のコマンド入力例)
$ cp /var/dict/atok12/atok12u1.dic /var/locale/ja/atokserver/users/foo
このとき、/var/locale/ja/atokserver/users/fooディレクトリ内にも初期値でatok12u1.dicファイルがあるため、上書きするかどうか確認するメッセージが表示されます。Yキーを押せば上書きできますが、上書きされたコピー先のatok12u1.dicの内容は消えてしまいます。→※注意参照
また、上書きした場合で、そのファイルが既にATOK X 環境設定の[辞書・学習]で設定済みの場合は、以下の2〜6の操作を行う必要はありません。
※ 注意
上記方法ではATOK12SE for Linuxのユーザー辞書をそのまま使用する方法となるため、ATOK X で既にユーザー辞書を活用している場合は、その内容を併用することはできません。(ATOK12SE for Linuxの辞書ファイルとの合併機能はありません)
また、同じファイル名のユーザー辞書ファイルを使用している場合は、手順1にある通り、既存のユーザー辞書ファイルは上書きされます。 → 既存のユーザー辞書ファイルを残したい場合には、別ディレクトリへ待避させておくか、コピーする(または既存の)ユーザー辞書ファイル名を変更するなどをあらかじめ対処しておく必要があります。(ユーザー辞書ファイル名を変更する場合、拡張子は必ず半角小文字で"dic"にします。)