次の2つの原因によって発生する現象です。
- すべての文字や記号には、それぞれコード番号が割り当てられていますが、フォントによってその番号は異なります。そのため、同じコード番号でも、使用するフォントが変わると、異なる文字や記号が表示される場合があります。
- 一太郎の通常編集画面の表示に使用しているのはJS明朝で、これを任意に変更することはできません。そのため、文字パレットでJS明朝以外のフォントが設定された状態で入力すると、一太郎の画面では異なる表示になる場合があります。
※文字パレットでは、初期設定でOsakaフォントが設定されています。
対処方法として、次の3つの方法があります。いずれか1つを選択して対処してください。
■ 対処方法 ■
方法<1>入力した記号に、文字パレットと同じフォントを設定する
文字パレットから入力した記号に、文字パレット上で設定されていたのと同じフォントを設定します。
- 文字パレットを起動し、設定されているフォントを確認する。
- 一太郎の通常編集画面で、文字パレットから入力した文字を範囲指定する。
- [書式-フォント]を選択し、文字パレット上で設定されていたのと同じフォントを選択する。
◆ 注意 ◆
方法<2>文字パレット上でのフォントの設定をJS明朝に変更する
- 文字パレットを起動する。
- [フォント]の▼をクリックし、「JS明朝」を選択する。
◆ 注意 ◆
フォントによって持っている文字が異なるため、フォントの設定を変更すると、それに伴って文字パレット上で一覧表示される文字が変わってくる場合があります。
方法<3>JSフォントを削除する
JSフォントが必要ない場合は、一太郎Ver.5のインストールプログラムを起動し、[カスタム削除]でJSフォントを削除します。
JSフォントを削除すると、画面表示にOsaka等幅フォントが使用されるようになるため、文字パレットで初期設定されているOsakaフォントと一致し、上記の現象は発生しなくなります。
- 一太郎Ver.5のCD-ROM、またはフロッピィディスクをセットする。
- [一太郎5インストーラ]の[簡易インストール]をクリックし、[カスタム削除]を選択する。
- 削除する項目で「JS明朝」を選択し、[削除]を実行する。
◆ 注意 ◆
JS明朝を削除すると、DOS版あるいはWindows版の一太郎で作成した文書を読み込んだ場合に、正常に表示されないことがあります。DOS版あるいはWindows版の一太郎文書を利用することがある場合は、方法<3>以外の方法で対処してください。