このFAQは、花子フォトレタッチ for Windowsをご利用の方を対象としています。

花子フォトレタッチでは、写真の合成を簡単に行うことができます。
ここでは、マニュアルの「−花子フォトレタッチとは−」の項目内にある、女の子と橋の写真を合成した作品を元に、操作手順をご案内します。
使用されている女の子の画像は、花子フォトレタッチの部品に登録されているものですが、橋の画像は、部品やサンプルデータ中には用意されていません。部品に登録されている他の風景や、お持ちのオリジナル画像のうち、花子フォトレタッチで読み込むことのできるデータをご利用ください。
◆ 操作手順 ◆
- 2つの画像をそれぞれ画面に表示する
合成したい2つの画像を、花子フォトレタッチの画面上に読み込みます。
- 花子フォトレタッチを起動する。
- [ツール(L)-部品呼出(L)]を選択する。
[部品呼出]ダイアログボックスが表示されます。
- 一覧の中から「写真(子供1)」を選択し、[呼出(Y)]をクリックする。
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「写真(子供1)」は、部品ファイル[HPTBUHIN.DLB]の中に登録されています。
[部品呼出]ダイアログボックスの一覧に「写真(子供1)」が表示されていない場合は、次の操作で部品ファイルを切り替えます。
- [部品呼出]ダイアログボックスで、[ファイル(F)]をクリックする。
- 「HPTBUHIN.DLB 基本部品」を選択し、[OK]をクリックする。
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- 呼び出した画像の上にポインタを合わせ、ドラッグして希望の位置まで移動する。
- 希望の位置まで移動できたら、画像領域外にポインタを移動し、矢印にOKマークがついた状態でクリックする。
部品の位置が確定されます。
- [ファイル(F)-新規作成(N)]を選択し、[新規作成]ダイアログボックスが表示されたら、[OK]をクリックする。
- 背景となる画像を呼び出す。
部品登録されている風景の画像を利用する場合は、「写真(子供1)」を呼び出す操作と同様の手順を繰り返します。
◆ 補足 ◆
Photo CDに保存されている写真データなど、オリジナルの画像を読み込む場合には、6.で[ファイル(F)-開く(O)]を選択し、読み込みます。
- 画像を並べて表示する
2つの画像を、合成しやすいように、画面上に並べて表示します。
[ウィンドウ(W)-左右に並べて表示(H)]を選択します。
- 女の子(人物)のみを範囲選択する
「写真(子供1)」の画像から、必要な女の子の部分だけを範囲選択します。
範囲選択の方法としては、次の4つの方法があります。いずれか操作しやすい方法でお試しください。
方法1.女の子の輪郭を自由選択ツールでなぞって選択する
- ツールパレットの[自由選択](右列の一番上)をクリックする。
- 女の子の輪郭をなぞるように、ドラッグして女の子全体を指定する。
方法2.消しゴムツールを使って、不要な部分を消す
- ツールパレットの[消しゴム](詳細メニュ−:右列の上から4つ目、簡易メニュー:左列の上から4つ目)をクリックする。
- 不要な背景の部分をドラッグして消去する。
※ | 細かい部分を消去する場合は、設定パレットで、消しゴムのペン先を小さい種類に変更してからドラッグします。 |
※ | 誤って必要な部分を消してしまったときは、[編集(E)-取り消し(U)]を選択するか、またはツールバーの[取り消し]アイコンをクリックすると、一つ前の状態に戻すことができます。 |
※ | あらかじめ、ある程度の幅をもたせて消しておくと、次のIV.の操作で女の子の花の部分を範囲選択しやすくなります。 |
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- ツールパレットの[自由選択](右列の一番上)をクリックする。
- [Ctrl]キーを押しながら、女の子の輪郭をなぞるようにドラッグし、女の子全体を指定する。
方法3.マスク機能を利用する
- [表示(V)-詳細メニューへ(M)]を選択し、詳細メニューに切り替える。
- [マスク(M)-表示(V)]を選択する。
- [マスク(M)-有効(O)]を選択する。
- [マスク(M)-直接編集(E)]を選択し、女の子の部分をブラシで塗りつぶしてマスクをつける。
※ | マスク部分は青色で表示されます。 |
※ | 細かい部分を塗りつぶす場合は、設定パレットで、ペン先を小さな種類に変更します。 |
- [マスク(M)-直接編集(E)]を選択し、直接編集を終了する。
- [マスク(M)-反転(R)]を選択する。
※ | マスクの設定状態が4.の状況から反転し、背景にマスクがついた状態になります。 |
- ツールパレットの[自由選択](右列の一番上)をクリックする。
- [Ctrl]キーを押しながら、女の子全体を囲むように大まかな範囲でドラッグし、範囲選択する。
※ | 自動的に、マスクがついていない部分(女の子の部分)のみ、範囲選択されます。 |
方法4.同色範囲選択で背景を消去する
- ツールパレットの[同色選択](詳細メニュ−:右列の上から2つ目,簡易メニュー:左列の上から2つ目)をダブルクリックする。
- [感度設定]ダイアログボックスで以下のように設定し、[OK]をクリックする。
[基準(S)] | → | H 色相 |
[範囲(R)] | → | 9 |
[内側をとる(l)] | → | オフ |
[なめらかにする(F)] | → | オン |
- 不要な背景部分をクリックすると、同じピンク色の範囲が範囲選択される。
※ |
同色範囲選択では、女の子の部品のように背景の色が同系色の場合、簡単に範囲選択することができます。感度設定の設定内容については、選択したい画像に合わせて調整してください。 |
- [Delete(DEL)]キーを押し、選択された背景だけを削除する。
不要な背景部分が細かく残ってしまった場合は、画面倍率を拡大し、ツールパレットの[消しゴム](詳細メニュ−:右列の上から4つ目,簡易メニュー:左列の上から4つ目)で消去します。
- ツールパレットの[自由選択](右列の一番上)をクリックする。
- [Ctrl]キーを押しながら、女の子の輪郭をなぞるようにドラッグし、女の子全体を大まかに指定する。
- 女の子を風景画へ移動する
III.の操作によって選択された女の子を、ドラッグ&ドロップで風景画のウィンドウへ移動させます。
- 女の子の中央にポインタをおき、左ボタンを押したままで、風景画のウィンドウまでドラッグして移動する。
- 背景画の上に移動したら、マウスの左ボタンを離す。
◆ 注意 ◆
移動した女の子は確定せずに、そのまま次の操作に進みます。
- 女の子の大きさを調整する
- 設定パレットの[拡大縮小](左列の一番上)をクリックする。
- 女の子の画像を囲んだ範囲領域の四隅いずれかの角にポインタを移動し、ポインタ形状が変わった状態で、マウスの左ボタンを押す。ドラッグしながら、範囲領域を拡大縮小する。
※ | 同様のコマンド操作が、[編集(E)-拡大縮小(E)]でも可能です。 |
- [Shift]キーを押したままドラッグしながら、範囲領域を拡大縮小して大きさを調整する。
※ | [Shift]キーを押したままドラッグすると、画像の縦横の比率を変えずに、相似形で拡大縮小することができます。 |
※ | 誤って女の子の画像を確定してしまうと、設定パレットが淡色で表示され選択できない状態となります。
その場合は、[編集(E)-取り消し(U)]を選択した後、再度IV.の操作から行ってください。 |
- 女の子の画像領域外にポインタを移動し、矢印にOKマークがついた状態でクリックして確定する。
◆ 補足 ◆
確定する前の、範囲領域の表示が現れている状態であれば、引き続き拡大縮小や移動などの編集を行うことが可能です。