並べ替えを行うには、ソートの機能を使用します。ただし、漢字は辞書順に設定していても、コード順(Unicode順)に並べ替えられるため、アイウエオ順に並べ替えることができません。漢字をアイウエオ順に並べ替えたい場合は、データにふりがなを設定し、ふりがなの列に対してソートを実行します。
■ 操作手順 ■
- 作成する表にふりがなを設定する
- 氏名を入力する範囲を先範囲指定する。
- [ツール(T)-ふりがな/ATOKモード(F)-設定(S)]を選択する。
- [ふりがな]シートを選択し、[ふりがな自動入力(F)]をオンにする。
[入力位置]、[文字種]についても任意に設定します。
ここでは、[入力位置]:「右(R)」、[文字種]:「全角カタカナ(A)」に設定したこととします。
- [OK]をクリックする。
- 指定した範囲に文字を入力し、確定する。
確定後、カーソルを移動すると3.で設定した入力位置にふりがなが自動的に入力されます。
ソートを実行する
- カーソルを並べ替えを行いたい範囲内に移動させる。
上記I-5.の例でいうと、[A1:D7]表中にセルカーソルを置きます。
- [データ(D)-ソート(S)]を選択する。
自動的にソート範囲が設定されます。
項目が入力されている行を範囲に含めるかどうかは、[ソート範囲]の[先頭行をソート範囲に含む(O)]のチェックで変更できます。
今回の例のように、1行目の[氏名、フリガナ、〒、住所]といった項目名をソートの対象にしたくない場合は、オフにします。
- [ソート方向]を選択する。
今回の例の場合は、「行の並び替え(R)」をオンにします。
- [ソート条件設定(A)]の[1]がオンの状態で、[キー]の▼をクリックする。
- 並べ替えの基準となる列、または行を選択する。
今回の例の場合は、一覧から[列B]を選択します。
※一覧から「(シート上で指定)」を選択すると、ワークシート上で直接行または列を指定できます。
- [ソート方法]を「辞書順」、[ソート順]を「昇順」に、[空白セル]を「末尾」に設定する。
- [OK]をクリックする。
ふりがなをキーに、データがアイウエオ順に並べ替えられます。
■ 補足 ■
ソートしたデータを元の順番に戻す方法
ソートしたデータを元の順番に並べ替える機能はありません。ソートを実行した直後であれば、[編集(E)-取り消し(U)]でソート前の状態に戻すことができます。
または、以下のようにあらかじめ[ツール(T)-順序リスト(J)]にソート前の順序を登録しておくと、いつでも元に戻すことができます。
例) 上記I-5.の表を「フリガナ」でソートする場合
- ソート前の並び順を登録する
- ソートを実行する前に、[ツール(T)-順序リスト(J)]を選択する。
[順序リスト]ダイアログボックスが開きます。
- [一覧(L)]で「<新規>」を反転させる。
- [データ取込(G)]をクリックする。
- ワークシート上の[B2:B7]をドラッグして範囲指定する。
[順序リスト]ダイアログボックスの[リスト内容(C)]に、現在の順番でフリガナが並びます。
- [リスト内容(C)]の内容を確認して、[登録(A)]をクリックする。
- 一覧に登録した内容が追加されるので、[終了]をクリックする。
- 実際にソート前の状態に戻す
- [データ(D)-ソート(S)]を選択する。
- [ソート条件設定(A)]で、[1]がオンの状態で、[キー]の▼をクリックし、一覧から[列B]を選択する。
- [ソート方法]の▼をクリックし、一覧からあらかじめ登録しておいた順序リストを選択する。
- [ソート範囲]の[先頭行をソート範囲に含む(O)]をオフにする。
- その他の項目も任意に設定し、[OK]をクリックする。
ソート前の状態に並べ替えられます。