三四郎では、参照先のセルを指定するときに「A1」などの座標のみを入力した場合、数式のあるセルを基点に上(下)に何行目、右(左)に何列目のセルを参照する、というように解釈します。
これは「相対参照」という形式で、セル座標を含んだ数式のセルを他の場所にコピー・移動した場合、数式内のセル座標がコピー先・移動先に応じて自動的に補正されます。
一方、常に同じセル座標を参照する形式を「絶対参照」といい、セル座標を含んだ数式のセルを他の場所にコピー・移動しても、「絶対参照」で入力したセル座標は補正されません。
そのため、セルをコピー・移動しても補正されないようにしたいセルの座標は、「絶対参照」で指定する必要があります。
相対参照と絶対参照は以下のように使います。
I 相対参照の例
【例】単価(A列)×数量(B列)の場合
II 絶対参照の例
絶対参照を使いたいときは、「$B$1」のように行や列の番号の前に「$」を付けます。
【例】定価(B列)×税率(B1)の場合
■操作例
数式に使われている「B1」のセルを絶対参照に変更します。
- 「=B4*B1」の「B1」の左側にカーソルを移動します。
カーソルが「B1」の左側で点滅します。
- [F5]キーを1回押します。
「=B4*$B$1」に変わります。
◆補足
「$」は、[F5]キーを複数回押すことによって、列または行に対して独立して指定することができます。
[F5]キーを押すごとに次のように切り替わります。
| F5キーを押す回数 | $が付く位置 | 絶対参照 |
|---|---|---|
| 1回 | $B$1 | 行・列とも絶対参照 |
| 2回 | B$1 | 行だけ絶対参照 |
| 3回 | $B1 | 列だけ絶対参照 |
| 4回 | B1 | 絶対参照しない |
| ※5回目は1回目と同じ状態になり、5回目以降は、1〜4回目の状態を繰り返します。 | ||