[サポートFAQ]
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更新日:2001.01.30 - 情報番号:010838
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Q 特定の文書ファイルが不正になっている場合の対処方法
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A FAQ改善アンケートにご協力ください
特定のファイルのみ開くことができない、あるいは、特定の文書を編集していると動作不正や表示不正が生じる場合、その文書ファイルに原因がある可能性があります。
次の方法で救済、または改善できる場合がありますので、操作をお試しください。
※動作不正や表示不正が発生している場合は、I.をとばし、II.以降の操作をお試しください。

■ 対処方法 ■
  1. フロッピィディスクから開こうとしている場合、Windows上でフロッピィディスクが認識できているかどうか確認する
    以下の方法で、フロッピィディスクの内容が表示されるかどうか確認します。
    フロッピィディスクからの読み込みでない場合は、操作2.に進んでください。

    ◆ 操作手順 ◆

    1. Windowsを起動する。

    2. フロッピィディスクを、フロッピィディスクドライブに入れる。

    3. デスクトップ上から、[マイコンピュータ]アイコンをダブルクリックする。

    4. フロッピィディスクドライブのアイコンをダブルクリックする。
      フロッピィディスクドライブのアイコンは、通常「3.5インチFD」と表示されています。
      ※「ドライブのディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」と表示された場合は、[いいえ(N)]をクリックしてください。

      ●フロッピィディスク内のファイルが正常に表示されなかった場合
      フロッピィディスクが物理的に破損しているか、開こうとしているパソコン本体で扱えない形式でフォーマット(初期化)されていると考えられます。
      マイコンピュータ上で認識できていない場合には、一太郎でも開くことはできません。
      お手元のフロッピィディスクがマイコンピュータで正しく表示できる状態にしてから、一太郎での読み込みをお試しください。
      ※Windows上で扱えるフロッピィディスクのフォーマット形式については、Windowsメーカーにお問い合わせください。

      ●フロッピィディスク内のファイルが正常に表示された場合
      このフロッピィディスクは、Windows上で正常に認識されています。

  2. スタイル読込、ファイルから貼り付けを行ってどうか確認する

    !! メインシート*以外で不正が生じている場合 !!

    [ファイル(F)-文書スタイル(Y)-スタイル読込(R)]の対象になる文書は、メインシートの文書のみです。
    それ以外のシートで動作不正や表示不正が発生している場合は、次の III.書式を整えて、貼り付けを行ってどうか確認する に進んでください。

    *一太郎10では、1つのファイルに複数の文書を取り込むことができます。
    その取り込んだ文書の1つ1つをシートといいます。
    メインシートとは一太郎を起動したときや新規に文書を作成するときに、シートタブに「 Sheet1」と表示されているシートです。

    ◆ 操作手順 ◆

    1. [ファイル(F)-新規作成(N)]を選択する。

    2. [ファイル(F)-文書スタイル(Y)-スタイル読込(R)]を選択する。

    3. [スタイル読込]ダイアログボックスが開くので、不正になっているファイルを指定して、[OK]をクリックする。
      指定したファイルの書式関連の情報が読み込まれます。
      スタイル読込は、文書に設定されている文書スタイルやインデント設定など書式関連の情報を読み込むコマンドです。
      そのため、スタイル読込実行後、画面上は変化がない場合がありますが、エラーメッセージが表示されることなく新規作成の画面に戻れば、正常に実行できています。
      書式部分が壊れている場合には、3.の時点でエラーメッセージが表示されることがあります。

    4. カーソルを文書頭(1頁1行1字)におく。

    5. [編集(E)-補助(H)-ファイルから貼り付け(F)]を選択する。

    6. [ファイルから貼り付け]ダイアログボックスが開くので、読み込めなくなっているファイルを指定して、[OK]をクリックする。

      ●開けなかったファイルが読み込めた場合/この方法で読み込むと不正が発生しない場合
      なんらかの原因で、ファイルが壊れていたと考えられます。
      念のため、現在のファイル名とは異なる名前を付けて保存し、元のファイルは削除します。
      今後は、下記操作で新しく名前を付けて保存したファイルをご利用ください。

      ◆ 名前を付けて保存する方法 ◆

      1. [ファイル(F)-名前を付けて保存(A)]を選択する。

      2. [ファイル名/URL(N)]に任意のファイル名を入力し、[OK]をクリックする。
        メッセージなく元の画面に戻れば、保存できています。
        「'○○'がすでに存在します。上書きしますか?」と表示された場合は、同名のファイルが存在しています。[いいえ(N)]をクリックし、別のファイル名で保存してください。

      ◆ ファイルを削除する方法 ◆

      1. [ファイル(F)-開く(O)]を選択する。

      2. 削除したいファイル上にカーソルを合わせ、右クリックする。

      3. 表示されるショートカットメニューから[削除(D)]を選択する。

      4. 「'○○'を削除してもよろしいですか?」と表示されるので、ファイル名を確認の上、[はい(Y)]をクリックする。

      ●開けなかった場合/この方法で読み込んでも現象が改善されない場合
      引き続き操作III.をお試しください。

  3. 書式を整えて、貼り付けを行ってどうか確認する

    ◆ 操作手順 ◆
    1. [ファイル(F)-新規作成(N)]を選択する。

    2. [書式(O)-文書スタイル(Y)]を選択し、[用紙設定]・[文字設定]等を、現在不正になっている文書と同じ設定にする。

    3. カーソルを文書頭(1頁1行1字)におく。

    4. [編集(E)-補助(H)-ファイルから貼り付け(F)]を選択する。

    5. [ファイルから貼り付け]ダイアログボックスが開くので、不正になっているファイルを指定して、[OK]をクリックする。

      !! メインシート以外で不正が生じている場合 !!

      [ファイル(F)-文書スタイル(Y)-スタイル読込(R)]の対象になる文書は、メインシートの文書のみです。
      それ以外のシートで動作不正や表示不正が発生している場合は、上記3.〜5.の代わりに以下の操作を行ってください。
      1. 不正になっているシートを含むファイルを開く。
      2. 不正になっているシートに切り替え、[編集(E)-すべてを選択(A)]を選択する。
      3. [編集(E)-コピー(C)]を選択する。
      4. 操作iで開いたファイルを閉じる。
      5. 上記操作1, 2でスタイルを整えた新規画面で、[編集(E)-貼り付け(P)]を選択する。

      ●開けなかったファイルが読み込めた場合/この方法で読み込むと不正が発生しない場合
      なんらかの原因で、書式の情報が不正になっていたと考えられます。
      念のため、現在のファイル名とは異なる名前を付けて保存し、元のファイルは削除します。
      今後は、新しく名前を付けて保存したファイルをご利用ください。
      ファイルの保存方法/削除方法については、こちらをご覧ください。

      ●開けなかった場合/この方法で読み込んでも現象が改善されない場合
      引き続き操作IV.をお試しください。

  4. バックファイルを利用してどうか確認する
    一太郎の初期設定では、文書を上書保存する際に、上書きする前の内容をバックファイルとして残すように設定されています。
    (設定箇所:[ツール(T)-オプション(O)-オプション(O)]-[ファイル補助]シート-[保存時の処理]-[保存時バックアップ(B)])
    現在不正になっているファイルを、同じファイル名で上書保存したことがある場合には、以下の操作をお試しください。
    ※保存時バックファイルは、更新した文書と同じドライブ・フォルダ内に作成され、通常作成される文書とは別の拡張子が付きます。
    バックファイルの拡張子は、$マークが付いています。

    <例>見積.JTDのバックファイル→見積.$TD
      企画書.JTTのバックファイル→企画書.$TT

    ◆ 操作手順 ◆

    1. [ファイル(F)-開く(O)]を選択する。

    2. [ファイルの種類(T)]の右端にある▼をクリックし、「すべてのファイル(*.*)」を選択する。

    3. [場所(I)]の欄をクリックして、保存時バックファイルのある場所を指定する。
      ファイルを上書保存したときに指定していたドライブ・フォルダを指定します。

    4. 上書きしてしまった文書の文書ファイル名と同じファイル名で、拡張子の1文字目が $ となっているファイルを探す。

    5. ファイルが存在した場合は、そのファイルを選択し、[OK]をクリックする。
      ※ファイルが見つからない場合、保存時バックファイルは作成されていないと考えられます。

      ●バックファイルは開けた場合/バックファイルでは不正が発生しない場合
      上書保存する前の状態まで戻っています。
      お手数ですが、再度続きから編集し直してご使用ください。

      ◆ 補足 ◆
      バックファイルはそのまま開くことができますが、参照専用文書として開くため、同じ名前(*.$??の拡張子がついたファイル名)では保存できません。
      バックファイルを再保存する場合は、別の名前を付けて保存します。 ファイルの保存方法については、こちらをご覧ください。

      ●バックファイルも開けなかった場合
      バックファイルでも不正が発生した場合
      バックファイルが作成されていなかった場合

      ハードディスクに保存しているファイルが不正になっている場合は、引き続き操作V.をお試しください。

  5. 高速読込をオフにしてどうか確認する
    ハードディスク上にある、拡張子が .JTD、.JTT のファイルは、一太郎の初期設定では高速で読み込むことができるように設定されています。
    それ以外のファイルやフロッピィディスク上のファイルと同じように通常の速度で読み込んでどうか確認します。

    ◆ 操作手順 ◆

    1. [ファイル(F)-開く(O)]を選択する。

    2. [詳細(D)]をクリックする。

    3. [詳細]ダイアログボックスが開くので、[高速読込(Q)]をオフにし、[OK]をクリックする。

    4. 一覧から不正になっているファイルを選択し、[OK]をクリックする。
      ファイルを開くことができた場合、または現象が発生しない場合は、念のため、現在のファイルとは異なる名前を付けて保存します。
      ファイルの保存方法については、こちらをご覧ください。
頻繁に文書ファイルが不正になる場合、ご使用の環境の影響を受けていることも考えられます。
ハードディスクの点検、一太郎の再セットアップ等、環境の見直しをおすすめします。
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