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[サポートFAQ]
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更新日:1999.09.30 -
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情報番号:010839
上下の行で文字の縦の位置がずれてしまう
■ 原因 ■
以下の3つの原因が考えられます。
プロポーショナルフォント・欧文フォントが使用されてる
文字に和文プロポーショナルフォント(MSP明朝、JSP明朝など)や欧文フォントを設定すると、1文字の幅や字間が変わります。
一太郎では、半角英数字を見栄えよく仕上げるために、初期設定で、欧文フォントが設定されるようになっています。
そのため、特に設定を変更していなくとも、数字やアルファベットを半角サイズで入力すると、それ以降の文字の縦の位置がそろわなくなる場合があります。
例:
フォントの異なる「I」と「W」の比較
欧文フォントや和文プロポーショナルフォントを設定すると同じ文字サイズでも、以下のように文字の幅が異なります。
一部分文字サイズが変更されている
文字サイズが異なると、文字の幅が変わります。
例:
サイズの違う「あ」の比較
サイズが異なると、文字の幅も変わります。
一太郎の体裁を整える処理が働いている
一太郎では、文章を美しく整えるために、自動的に字間を調整することがあります。
その場合、文字の縦の位置がそろわなくなる場合があります。
■ 対処方法 ■
作成している文書の内容に合わせて、次の4つの対処方法からお好みのものをお試しください。
<3><4>の方法は、そろえたい箇所が部分的な場合に有効です。
和文プロポーショナルフォントや欧文フォントの設定を変更する
次の方法で、現在編集中のシートで使用されているフォント名を確認したり、別のフォントに置き換えたりすることができます。
フォントが原因であれば、この操作でそろいます。
[書式(O)-フォント・飾り(F)-フォント一括置換(T)]を選択する。
現在編集中のシートで使用されているフォントの一覧が表示されます。
和文プロポーショナルフォントや欧文フォントが使用されている場合は、2.の操作に進み、フォントの置き換えを行ってください。
プロポーショナル機能を持たない和文フォントしか使用されていない場合は、他の対処方法をお試しください。
[フォント(F)]の一覧で、別のフォントに置き換えたいものを1つ選択する。
<例>
和文プロポーショナルフォント
「MSPゴシック」、「DHP平成明朝体W3」のように「P」が付いています。
欧文フォント
「Times New Roman」、「Arial」などのようにアルファベットのみのフォント名です。
[フォント変更(C)]をクリックする。
[置換フォント(R)]の一覧で、プロポーショナル機能を持たない和文フォントを選択する。
<例>
和文フォント(プロポーショナル機能なし)
「MS明朝」「DF平成明朝体W3」のように「P」が付いていません。
[OK]をクリックする。
[置き換えるフォント]欄に4.で選択したフォント名が表示されます。
他にも置き換えが必要なフォントがあれば、そのフォント数分2.〜5.の操作を行う。
[OK]をクリックする。
使用フォントが指定したフォントに置き換えられます。
◆ 補足 ◆
これから新規に作成する文書でも、和文プロポーショナルフォントや欧文フォント(Times New Romanなど)を使用したくない場合は、[書式(O)-文書スタイル(Y)]で設定を行います。
[書式(O)-文書スタイル(Y)]の[フォント]シートを選択する。
[和文フォント(W)]で、「JS
P
明朝」や「MS
P
ゴシック」など、プロポーショナルフォントを選択している場合は、「P」の付かないフォント名に変更する。
[欧文フォント(O)]の▲をクリックして一覧をスクロールし、一番上の「和文フォント」を選択する。
[記憶(V)]をクリックし、「よろしいですか?」と表示されるので、[はい(Y)]をクリックする。
次に新規に作成する文書から、初期設定として有効になります。
このまま[OK]をクリックした場合、現在編集中の文書に対しても設定されます。
体裁を整える処理の設定を変更する
設定は、[書式(O)-文書スタイル(Y)]の[体裁]シートで行います。
□[欧文体裁]の[ジャスティフィケーション]をオフにする
[ジャスティフィケーション]をオンにした場合、字間が調整されて行末がそろいます。
和文フォントが設定された文字にも有効になります。
□[和文体裁]の[括弧類の重なり処理]をオフにする
[括弧類の重なり処理]をオンにした場合、全角の括弧類などが連続したときに、余白をなくし字間を詰めて表示します。
対象になるのは以下の句読点や括弧類です。
。、.,‘’“”()〔〕[]{}〈〉《》「」『』【】
スペースを挿入して位置を揃える
[挿入(I)-記号/リーダ/スペース(K)-スペース作成(S)]を選択する。
[設定方法]で「位置(P)」、[飾り]の[種類(F)]で「なし」を選択し、[OK]をクリックする。
「1つめの位置を指定してください」というメッセージが表示されたら、「拡大文字」のとなりの「の」の位置でクリックする。
「2つめの位置を指定してください」というメッセージが表示されたら、「縮小文字」のとなりの「の」の位置でクリックする。
上下の行の「の」の位置がそろうように、「縮小文字」のとなりの「の」の前にスペースが挿入されます。
◆ 補足 ◆
半角スペースは、[Shift]+スペースキーを押して、入力することができます。
※ATOK13プロパティの[入力・変換2]シートでの設定によっては、全角スペースが入ることもあります。([スペースキー空白入力(S)]と[Shift+スペースキー空白入力(C)])
背景色の罫線で区切る
罫線を縦に引いて、区切ってから入力すると、縦の位置を揃えることができます。
ふつうの罫線では印刷されてしまいますので、ここでは背景色の罫線を利用します。
◆ 背景色罫線の引き方 ◆
[注意]
文字の上に罫線を引くと、文字が消えます。
線が引けるだけの間隔をあけてから実行してください。
消してしまった場合、[編集(E)-取り消し(U)]で元に戻せる場合があります。
[罫線(K)-罫線(K)]を選択する。
罫線モードになります。
右クリックし、表示されるショートカットメニューから[線種詳細(A)]を選択する。
[線種詳細]のダイアログボックスが開きます。
罫線モードで[F10]キーを押しても同じことです。
[背景色にする]をオンにする。
[OK]をクリックする。
線を引きたい位置でドラッグする。
背景色の罫線が引かれます。
※罫線モードを終了する方法
[Esc]キーを押す。
右クリックし、ショートカットメニューから[罫線モード終了(E)]を選択する。
◆ 補足 ◆
背景色罫線は、印刷されない罫線であるため、[表示(V)-イメージ編集(I)]と[ファイル(F)-印刷プレビュー(V)]画面では、確認できません。
通常の画面では、薄い灰色で表示されます。
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