一太郎Ver.4は、ATOK7が組み込まれていない環境では起動しません。使用環境に応じて、下記のいずれかの対処を行います。
※以下、一太郎をAドライブに初期値のディレクトリ構成でインストールしているものとします。
※▲は、スペースを表します。
- ハードディスクで使用している全てのアプリケーションで、日本語変換システムとしてATOK7を使用する場合
起動ドライブのCONFIG.SYSに、ATOK7のデバイスドライバを記述します。
ATOK7のデバイスはメモリドライバよりも後ろに記述し、また他の日本語変換システムの記述がある場合は削除します。MS-DOSのエディタ等でCONFIG.SYSを書き換えます。
例) MS-DOSのEDLINコマンドを使用して書き換える場合
- MS-DOSプロンプトから次のように入力し、リターンキーを押す。
- 「L」と入力し、リターンキーを押す。
現在のCONFIG.SYSファイルの内容が一覧されます。
- ATOK7以外の日本語変換システムのドライバが組み込まれている場合は、その行番号と「D」を入力し、リターンキーを押す。
例えば、現在のCONFIG.SYSの3行目と4行目に他の日本語変換システムの記述がある場合、まず「3D」(リターン)と入力して3行目を削除します。その状態で「L」(リターン)と入力すると、4行目が3行目に繰り上がってきているため、再度「3D」(リターン)と入力して日本語変換システムの記述を削除します。
- EMSドライバの下の行の行番号を入力し、リターンキーを押す。
入力可能状態になります。
- 各行をリターンキーで改行しながら、次の内容を入力する。
DEVICE=A:\ATOK7A.SYS▲/D=A:\ATOK7L.DIC▲/G=A:\JSFONT\JFGAIJ.UFO
DEVICE=A:\ATOK7B.SYS
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2行とも入力し、カーソルが再び行頭にきたところで[CTRL]+[Z]キーを押し、リターンキーを押します。
- 「L」と入力し、再度CONFIG.SYSの内容を確認する。
- 正しく追加できていれば、「E」と入力しリターンキーを押す。
A:\>の状態に戻ります。
CONFIG.SYSを変更した場合は、リセットしてパソコン本体を再起動後、変更内容が有効となります。
- 他のアプリケーションでは、ATOK7以外の日本語変換システムを使用する場合
MS-DOSのADDDRV/DELDRVコマンドを使用し、一太郎起動前にATOK7を組み込み、終了時に解除します。ATOK7を組み込んだ後一太郎を起動し、終了時に解除するまでの内容を一太郎起動用バッチファイルとして作成しておくと便利です。なお、この場合CONFIG.SYSには、日本語変換システムのドライバは何も記述しません。
◆操作手順
- ADDDRVで組み込む、ATOK7の定義ファイルを作成する。
- MS-DOSのプロンプトから次のように入力し、リターンキーを押す。
- 各行をリターンキーで改行しながら、次の内容を入力する。
DEVICE=A:\ATOK7A.SYS▲/D=A:\ATOK7L.DIC▲/G=A:\JSFONT\JFGAIJ.UFO
DEVICE=A:\ATOK7B.SYS
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- 2行とも入力し、カーソルが再び行頭にきたところで[CTRL]+[Z]キーを押し、リターンキーを押す。
「1個のファイルをコピーしました」と表示されます。
- 一太郎起動用のバッチファイル(TARO.BAT)を作成する。
- MS-DOSのプロンプトから次のように入力し、リターンキーを押す。
- 各行をリターンキーで改行しながら、次の内容を入力する。
PATH▲A:\;A:\JSW;A:\TARO4;A:\JSFONT;A:\JSUT;A:\DOS
ADDDRV▲A:\ATOK7.DEV
JXW
DELDRV
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- 4行とも入力し、カーソルが再び行頭にきたところで[CTRL]+[Z]キーを押し、リターンキーを押す。
「1個のファイルをコピーしました」と表示されます。
次回から、「TARO」と入力しリターンキーを押すと、一太郎Ver.4が起動します。
同様にして、他の日本語変換システムを使用するアプリケーションのバッチファイルも作成します。
◆補足
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TARO.BAT内で指定したPATHが有効になるディレクトリ内にADDDRV.EXE/DELDRV.EXEが存在しない場合、ATOK7の組み込み/解除が行えません。この場合は、MS-DOSのシステムディスクから、<A:\DOS>ディレクトリに上記2つのファイルをコピーします。
◆注意
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メニューソフトを使用して一太郎を起動する場合、一太郎の項目を選択した際に実行されるバッチファイル内でATOK7の組み込み/解除を行う必要があります。詳細については、メニューソフトのメーカーでご確認ください。