ディスクの傷などハード的な問題があるか、あるいはデータが壊れているためにメッセージが表示され、正常に読込ができません。
◆確認事項
フロッピィディスクから読み込んでいる場合、同じフロッピィディスク内の他のデータは読み込めるかどうか確認します。
- 同様に読み込めない場合
ディスクに傷が入っている可能性があります。DOSのCHKDSKコマンド等で検査し、エラーが表示された場合は、そのディスクは破損しているためご使用いただけません。
- 他のデータは正常に読み込める場合
データ自体が壊れていることが考えられます。次の操作を行うと読込が可能な場合がありますのでお試しください。
- [T・ファイル-F・書式読込]を選択し、該当ファイルを指定する。
データの書式のみを読み込みます。画面には何も表示されません。カーソルを文書頭に移動しておきます。
- [T・ファイル-I・挿入読込]を選択し、該当ファイルを指定する。
画面のカーソル位置にデータが読み込まれます。文書末までスクロールし、データ内容に問題がないかどうか確認して
ください。問題がなければ、別のファイル名をつけて保存します。
※ただし、上記操作で完全に修復できたかどうかは保証できませんのでご注意ください。
上記操作を行ってもエラーが表示されて読み込めない場合は、バックファイルを利用します。
[T・ファイル-O・オプション-B・バックアップ]で保存時バックアップ「する」に設定していると、更新保存するときに更新前の文書がバックファイルとして保存されています。
バックファイルには、通常とは異なる拡張子が付いているため、通常の拡張子に変更すると読み込むことができます。
例)[.JAW]のバックファイルには[.$AW]の拡張子が付いています。
これを[.JAW]に戻すと、読み込むことができます。
ディスクユーティリティの[T・ファイル-R・ファイル名変更]で、拡張子を変更します。
- 一太郎画面から[CTRL]+[f・3]キーを押し、「ディスク」を選択する。
ディスクユーティリティが起動します。
- 該当ファイルが存在するドライブ・ディレクトリを表示する。
f・1[ドライブ]キーでドライブの変更ができます。
バックファイルが表示されない場合は、f・3[一覧形式]キーを押し、ワイルドカード指定を以下のように
変更します。
ワイルドカード指定 [ *.* ]
■表示 □除外
- バックファイルにカーソルを合わせ、[T・ファイル-R・ファイル名変更]を選択する。
- 新規ファイル名に、現在とは異なるファイル名を付け、さらに拡張子を通常の拡張子に変更して
リターンキーを押す。
ただし、[T・ファイル-O・オプション-B・バックアップ]で保存時バックアップ「しない」に設定している場合、バックファイルは残っていません。