一太郎Ver4/Ver5/Ver6/7にない機能は、無効になったり解除されたりします。
●7形式で保存した場合
- 保存する際にアクティブなシートのみが保存されます。
- [ハイパーリンク]、[ブックマーク]、[オーバーレイ]、[ランク]、[添削]、[注釈]、[割注]、[重ね文字]、[組み文字]、[上下付き文字]などは、7形式で保存しても情報は残ります。ただし、一太郎7で開くときには、設定が解除されたり無効になったりします。
- レイアウト枠内の添削文字列は、情報が保持されず、飾りになります。
- 段落スタイルの[ランク]は、情報が保持されません。
- 段落スタイルと[ランク]が同じ段落に設定されている[ランク]は、無効になります。
- [ランク]を切り替えた状態、目次行絞込で絞り込んだ状態は、解除されます。
- [編集-絞込]
- 絞り込んだ状態は、解除されて保存されます。
- [挿入-連番]
- 表示桁数の指定は、7形式で保存しても情報は残ります。ただし、一太郎7で開くときには、設定が無効になります。
- [挿入-フィールド]
- 幅自動調節機能([幅を自動的に調節する]をオンにする)は有効です。ただし、一太郎7上では自動幅調節を設定されたフィールドに対し、幅変更のコマンドを実行しても反映されません。
- 幅自動調節の属性は、一太郎7上で以下の操作を行ったときに消失します。
- 文字型から数字型に変更するなど、異なる型へ設定変更した場合
- 文書情報フィールドを設定変更した場合
- 幅自動調節機能が設定されているフィールドに対し、差込指定の変更を行った場合、幅自動調節機能は無視されます。
- [挿入-ブックマーク]
- 設定されたブックマークは、名前順で7個まで保存されます。
- [書式-ドロップキャップ]
- ドロップキャップ枠はレイアウト枠になります。
- [書式-ふりがな]
- 一太郎13で設定された[詳細]のうち[フォント・サイズ・色]は一太郎7上でも表示されますが修正はできません。また、一太郎7上で[ルビ変更]が行われると解除されます。ルビ変更後は一太郎13で開いても修復されません。
- 一太郎13で設定された[詳細]のうち[付き位置・親文字からの距離]に関しては一太郎7上では無効になります。ただし、一太郎7上でルビ変更後に一太郎13で開いても変更前の状態で表示されます。
- [書式-インデント/タブ]
- 罫線行に設定されたインデントは、7形式で保存しても情報は残ります。ただし、一太郎7で開くときには、設定が無効になります。
- [書式-オーバーレイ]
- 設定されたオーバーレイは無効となり、通常のページとして扱われます。
- [書式-行番号]
- 行番号の情報は残りますが、一太郎7上では表示されません。
- [書式-文書スタイル]
- 総ページ数は番号飾りになります。また、目次用ページの番号飾りは無効になります。
- 行番号は表示されません。
●Ver6/Ver5/Ver4形式で保存した場合
- 一太郎13/12/11/10/9/8/7文書独自の次のようなデータを含む文書は、Ver6/Ver5/Ver4形式での保存はできません。
- 4段組以上の段組があるとき
- 罫線自動伸縮設定がオフに設定されている文書で、罫線枠内から文字があふれているとき
- レイアウト枠内から文字があふれているとき
- 枠の基準が文字のレイアウト枠・差込枠があるとき
- レイアウト枠の中に枠があるとき
- レイアウト枠の中で、段落属性の文字サイズが5〜50Pの範囲を超えているとき
- 罫線と枠が重なっているとき
- 保護行枠に変換される枠が重なっているとき
- 固定枠・表枠・文字の背面に移動した枠があるとき
- [文字のよけ方]が[重ねて配置]に設定された枠があるとき
- 脚注エリアで、段落属性の文字サイズが5〜50Pの範囲を超えているとき
- 脚注エリアにある罫線枠内の文字があふれているとき
- ヘッダ・フッタ領域に枠があるとき
- 登録されているページスタイル/段落スタイル数が16個を超えているとき
- 文書スタイル/ページスタイル/段落スタイル/枠スタイルで、文字の縦拡大率・横拡大率が異なる値に設定されているとき
- 文書スタイル/ページスタイル/段落スタイル/枠スタイルの1行文字数が、3〜127.5文字の範囲外のとき
- 文書スタイル/ページスタイル/段落スタイル/枠スタイル/段落属性の文字サイズが、5〜50Pの範囲を超えているとき
- 連番・連番参照・脚注・ページ参照・索引・密着割付・注釈・添削文字列がVer6以下の形式では設定できない位置にあるとき
- スペースがタイプ1タブに変換できない位置に設定されているとき
- 均等割付枠内の文字数が枠幅のカラム数を超えているとき
- ドロップキャップが設定されているとき
●Ver6/Ver5形式で保存した場合
- [編集-絞込]
- 絞込の設定内容は無効になり、絞込実行状態で保存している文書は絞込が解除されて開きます。
- [挿入-連番]
- 全角カタカナで設定された連番は、すべてテキストに変換されます。
- 表示桁数の指定は解除されます。
- [挿入-脚注/割注/注釈]
- 割注は削除されます。
- [挿入-記号/リーダ/スペース-重ね文字]
- 重ね文字は削除されます。
- [挿入-記号/リーダ/スペース-組み文字]
- 組み文字は削除されます。
- [挿入-入力ガイド]
- 入力ガイドは無効になります。
- [挿入-フィールド]
- 幅自動調節機能([幅を自動的に調節する]をオンにする)は無効になります。
- [挿入-絵-画像枠作成/テロップ枠作成/ビデオ枠作成/グラフ枠新規作成]
- 画像枠・グラフ枠・ビデオ枠・テロップ枠・Javaアプレット枠・プラグイン枠は、編集できない組込枠に変換されます。
- [挿入-枠の操作・上下]
- [枠飾り]は無効になります。(Ver6形式保存では有効)
- [枠と文字の配置]
基準、基準からの距離、余白(オブジェクトは有効)は無効になります。
[文字のよけ方]は一番近い形に変換されます。
[枠飾りの内側・外側共に文字・データをよける]は、保護行枠に変換され、保存できません。 - 次の設定の枠がある文書については、保存を中止します。
- [枠と文字の配置]の[文字のよけ方]が[重ねて配置]の枠
- [文字の背面へ移動]を実行した枠
- 枠の基準
- 設定によっては、保存できないものがあります。
枠の基準 Ver6/Ver5形式 固定枠 保存できません。 行に付く枠 本文内にある枠のみ保存します。
それ以外に枠がある場合は保存できません。文字に付く枠 レイアウト枠/差込枠…保存できません。
オブジェクト枠…本文・脚注内にある枠のみ保存します。
それ以外に枠がある場合は保存できません。 - [挿入-ハイパーリンク]
- ハイパーリンクはテキストに変換されます。
- [簡易作図]
- データサイズの大きい合成図形は削除されます(Ver6形式)。
- 図形位置が多少ずれる場合があります(Ver6形式)。
- 簡易作図がある場合保存されません(Ver5形式)。
- 図形の上下が変更される場合があります。
- [書式-文字割付]
- [上下付き文字]
上下付き文字は削除されます。
- [均等割付]
文字が枠からあふれている場合は保存できません。
- [密着割付]
折り返されているものについては、それぞれの行で密着割付となります。
- [上下付き文字]
- [書式-インデント/タブ]
- 罫線行に設定されたインデントは無効になります。
- [書式-文字・段落スタイル]
- 文字スタイルのスタイル名は保存されず、文字属性として設定されます。
- [書式-行番号]
- 行番号は解除されます。
- [罫線-罫線/軌跡]
- 罫線位置が多少ずれる場合があります。
- 1行に全角罫線と半角罫線とが混在する場合は、すべて半角罫線になります。
- [罫線-括弧/斜線]
- [文書スタイル]によりずれる場合があります
- 基本8色以外の色は、基本8色のいずれかに変換されます。
- Ver6/Ver5形式にないパターンは違うパターンに変換されます。
- [罫線-文字揃え/塗りつぶし(罫線セル属性)]
- 罫線セル属性で設定されている属性は、すべて文字属性に変換されます。
- [罫線-計算-計算/再計算]の計算式・再計算情報は無効になります。
- [ツール-添削(赤入れ)]
- レイアウト枠内の添削文字列は解除され、飾りになります。
- [ツール-ランク]
- スタイル詳細の行頭インデントと目次レベルの設定のみ、ランクオプションに反映されます。その他の設定は、[ランク1]という段落書式が作られ、それに反映されます。
- [ツール-マクロ]
- 文書ボタンはテキストに変換されます。
●Ver4形式で保存した場合
- 次の場合は、Ver4形式で保存できません。
- パスワードが半角9文字(全角5文字)以上の場合
- [ページスタイル]を設定している場合(ただし、区切り線を含まない場合は一部保存は可能です。)
- 本文の一部分の1行文字数が異なる場合
- 段落スタイルを設定している場合
- 罫線行に欧文フォント・自由サイズ・縮小文字・密着割付がある場合
- 本文がまったくない場合
- 先指定範囲は保存されません。
- レイアウト枠・差込枠・文字付き枠以外で作成した図形は各64個以内、斜線・括弧は合計500個以内が保存され、それ以降は解除されます。
- 一太郎13のJS数式作成ツールで作成したデータは、数式枠が空白になります。
- オブジェクト枠・画像枠・グラフ枠のデータは空白になります。
- [ファイル-文書スタイル-スタイル][書式-文書スタイル]
- 自由サイズの文字は、解除されて保存されます。
- ページ番号初期値の設定が999より大きい場合は、999で保存されます。
- [ファイル-文書スタイル-ヘッダ・フッタ]
- [ヘッダ・フッタ]に[%M−ファイル見出し]を設定している場合は無効となります。
- 半角40文字(全角20文字)以上のヘッダ・フッタは、半角40文字(全角20文字)までが保存されます。
- [編集-貼り付け/形式を選択して貼り付け]
- 作成したデータは保存されません。
- [編集-絞込]
- 絞込の設定内容は無効になり、絞込実行状態で保存している文書は絞込が解除されて読み込まれます。
- [表示-画面表示設定]
- 設定内容は保存されません。
- [挿入-連番]
- Ver4形式にない連番の数字種類は違う数字種類に変更されます。
- 一太郎Ver.4で使用できる連番の書式よりも長い場合は、使用可能な文字数以降は保存されません。
- 表示桁数の指定は解除されます。
- [挿入-脚注/割注/注釈]
- 一太郎Ver.4にない脚注の数字種類は違う数字種類に変更されます。
- 脚注エリア内の罫線は保存されません。
- 脚注エリア内のインデントは解除されます。
- 割注は削除されます。
- 注釈データは保存されません。
- [挿入-フィールド]
- 幅自動調節機能([幅を自動的に調節する]をオンにする)は無効になります。
- [挿入-記号/リーダ/スペース-重ね文字]
- 重ね文字は削除されます。
- [挿入-記号/リーダ/スペース-組み文字]
- 組み文字は削除されます。
- [挿入-レイアウト枠-作成][挿入-差込-枠作成]
- 差込枠( %% %% )は、文字列になります。
- 差込枠( %% %% )の中の文字列は、保存されません。
- レイアウト枠、差込枠のデータは枠あけに置き換えられます。
- [挿入-差込-差込ファイル設定]
- リモートドライブにVer4形式で保存した場合、または、差込ファイルがリモートドライブにある場合は、差込ファイルが正しく設定できません。
- [挿入-枠の操作・上下]
次の機能は無効になります。
- [枠飾り]
- [枠と文字の配置]
・基準、余白(オブジェクトは有効)は無効になります。
- [文字のよけ方]は一番近い形に変換されます。
- [枠飾りの内側・外側共に文字・データをよける]は、保護行枠に変換され、保存できません。
- 次の設定の枠がある文書については、保存を中止します。
- [枠と文字の配置]の[文字のよけ方]が[重ねて配置]の枠
- [文字の背面へ移動]を実行した枠
- [簡易作図]
- 簡易作図で作成したデータは保存されません。
- [書式]
- 文字囲は同じ線種のアンダーラインになります。
- 自由サイズの文字は、解除されて保存されます。
- 半角・上付・下付文字は次のようになります。
- ふりがなは親文字のみ保存されます。
- 上下付き文字は削除されます。
- 罫線行に設定されたインデントは無効になります。
- オーバーレイのページは通常のページになり、[オーバーレイ]は解除して保存されます。
- 書式-行番号で設定した行番号は解除されます。
半角・上付・下付文字 一太郎13 Ver4形式 横1/2倍漢字 全角漢字 横1/2倍ひらがな 半角ひらがな 上付・下付漢字 全角漢字 上付・下付ひらがな 上付・下付ひらがな 外字を半角サイズに変更 全角外字 ※半角外字、上付・下付漢字、半角に変更した外字が存在する文書の斜線・括弧にずれが生じる場合があります。
- [罫線-罫線/軌跡]
- 罫線位置が多少ずれる場合があります。
- [罫線-括弧/斜線]
- [文書スタイル]によりずれる場合があります。
- 基本8色以外の色は、基本8色のいずれかに変換されます。
- Ver4形式にないパターンは違うパターンに変換されます。
- 次のような括弧は保存されません。
- 始点または終点が行間にある括弧
- 全角モードで偶数列を始点まはた終点に指定した括弧
- [罫線-文字揃え/塗りつぶし(罫線セル属性)]
- 罫線セル属性で設定されている属性は、すべて文字属性に変換されます。
- [罫線-計算-計算/再計算]の計算式・再計算情報は無効になります。
- [ツール-添削(赤入れ)]
- 挿入された文字列は、アンダーラインが付いた文字列で保存されます。
- 削除された文字列は、取消ラインが付いた文字列で保存されます。
- [ツール-目次/索引]
- 文書中の索引設定は解除されます。
- [ツール-マクロ-文書ボタン]
- 文書ボタンはテキストデータになります。