不特定の操作でエラーが発生するなど、動作が不正になる場合、アプリケーションのプログラムが不正になっている、あるいはお使いの環境が何らかの影響を及ぼしているといった複数の原因が考えられます。原因を絞り込むために、次のことを確認します。
※お使いのOSによって操作か異なる場合や、該当の設定がない場合があります。ここでは、Windows XP/Me/98での操作を説明しています。
- ファイル操作時、印刷実行時にメッセージが表示される場合の確認事項
- 画面表示が不正になる場合の確認事項
- メモリ不足やシステムリソース不足が生じる場合の確認事項
- その他、動作が不正になる場合の確認事項
必要に応じて次のことを確認してください。
■ハードディスクを点検する
すべてのファイルを閉じてから次の操作を行ってください。Windowsの操作の詳細については、Windowsのマニュアル・ヘルプをご覧ください。
■操作
【Windows XPの場合】
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[マイコンピュータ]を選択します。
- [ハードディスクドライブ]一覧から、Windowsが存在するドライブにカーソルを合わせます。
- 右クリックして表示されるメニューから[プロパティ]を選択します。
- [ツール]シートを選択し、[エラーチェック]の[チェックする]をクリックします。
- 状況に応じて[チェックディスクのオプション]を選択し、[開始]をクリックします。
- [ファイルシステムエラーを自動的に修復する]
ディスクチェック中に発見されたファイルシステムのエラーを修復します。 - [不良なセクタをスキャンし、回復する]
ディスクチェック中に発見されたファイルシステムのエラーを修復し、読みとり不可能なセクタを修復します。
- [ファイルシステムエラーを自動的に修復する]
※ハードディスクのチェックディスクを実行するには、Administrator、またはAdministratorsグループに登録されているユーザー名、もしくは、コンピュータの管理者で登録されているユーザー名でログインする必要があります。
【Windows Me/98の場合】
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-アクセサリ-システム ツール-スキャンディスク]を選択します。
- [エラーをチェックするドライブ]で、Windowsが存在するドライブを選択します。
- [チェック方法]で、[完全]を選択します。
- [エラーを自動的に修復]をオンにし、[開始]をクリックします。
!注意
- ハードディスク容量によっては、チェックの完了までにかなりの時間を要することがあります。
- ジャストシステム製品が存在するドライブと、Windowsが存在するドライブが異なる場合、両方のドライブを点検します。
- エラーが発見されると、自動的に修復されますが、修復後、再度チェックを行った際にもエラーが発見された場合は、ハードディスクを初期化することをお勧めします。
■常駐プログラムや他に起動しているアプリケーションを解除・終了する
■操作
■アプリケーションの環境を元に戻す
■操作
■プリンタドライバについて確認する
■操作
■スタートアップの項目を使用不可にする
■操作
【Windows Me/98の場合】
スタートアップに登録されているプログラムやファイルのショートカットは、Windows起動時に自動的に実行されています。
Windows Me/98をご使用の場合、これらがアプリケーションの動作に影響を与えていないか確認します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-アクセサリ-システム ツール-システム情報]を選択します。
- [▼ツール-システム設定ユーティリティ(ツール-システム設定ユーティリティ)]を選択します。
- [スタートアップ]シートを選択し、「?:\」で始まる項目のうち、Windowsの記述があるもの以外のチェックをはずします。
※「internat.exe」など、プログラム名だけの場合はチェックを付けたままにします。
例)
internat.exe
c:\Windows\scanregw.exe /autorun
c:\Program Files\〜
- [適用]をクリックした後、[OK]をクリックします。
- Windowsの再起動を行います。
- 改善された場合
スタートアップに登録されているプログラムが、何らかの影響を及ぼしていると考えられます。
チェックボックスをオンにすると使用可能になりますので、1つずつオンにしていき、どのプログラムが影響を及ぼしているかご確認ください。
- 改善されなかった場合
上記は、原因を絞り込むための設定です。アプリケーションの起動を試したあとは、元の設定に戻します。
上記操作1 、操作2 を行い、[全般]シートを選択して、[標準の起動-すべてのデバイスドライバとソフトウェアを読み込む]を選択します。
■ディスプレイの設定を変える
次の2点を変えることによって現象が改善された場合、ディスプレイドライバを提供しているメーカー(パソコン本体に標準添付のドライバの場合は、パソコン本体のメーカー)に、何か類似のトラブル情報がないかどうかご確認ください。
■操作
1 ハードウェアアクセラレータを「なし」にする
【Windows XPの場合】
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル-デスクトップの表示とテーマ-画面]を選択します。
- [設定]シートを選択します。
- [詳細設定]をクリックします。
- [トラブルシューティング]シートを選択し、[ハードウェアアクセラレータ]の設定を一番左の[なし]に変えます。
- [ライトコンバインを有効にする]をオフにします。
- [適用]をクリックし、[OK]をクリックします。
- [画面プロパティ]ダイアログボックスの[設定]シートに戻ったら[OK]をクリックします。
【Windows Me/98の場合】
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定-コントロールパネル-システム]を選択します。
※Windows Meで[システム]が表示されない場合は、コントロールパネルの画面左側に記載されている[すべてのコントロールパネルのオプションを表示する]をクリックすると表示されます。
- [パフォーマンス]シートを選択します。
- [グラフィックス]をクリックし、[ハードウェアアクセラレータ]の設定を一番左の[なし]に変えます。
- [OK]をクリックしたあと、Windowsを再起動します。
2 画面の設定(色・解像度)を変える
【Windows XPの場合】
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル-デスクトップの表示とテーマ-画面]を選択します。
- [設定]シートを選択します。
- [画面の色]で、右端の[V]をクリックし、画面の色数が高いものに設定されている場合は、低いものに変えます。
- [画面の解像度]のルーラーをドラッグし、現在設定されている値以外のピクセルに変えます。
※特に、高い数値に設定していた場合は低い数値に変えます。
- [適用]をクリックします。
- [モニタの設定]画面で確認のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。
※Windowsを再起動することなく、変更した設定が有効になった場合は、Windowsの[スタート]ボタンをクリックして[終了オプション-再起動]を選択し、Windowsを再起動後、現象が改善されているかどうかご確認ください。
【Windows Me/98の場合】
設定方法は、使っている本体機種によって項目名が異なる場合があります。詳細については、本体マニュアルやWindowsマニュアル等を参照してください。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定-コントロールパネル-画面]を選択します。
- [設定]シートを選択します。
- [色]で右端の[▼]をクリックし、画面の色数が高いものに設定されている場合は、低いものに変えます。
- [画面の領域]のルーラーをドラッグし、現在設定されている値以外のピクセルに変えます。
※特に、高い数値に設定していた場合は低い数値に変えます。
- [適用]をクリックした後、[OK]をクリックします。
- [互換性の警告]ダイアログボックスが表示されたら、[新しい色の設定でコンピュータを再起動する]を選択して、[OK]をクリックします。
※Windowsを再起動することなく、変更した設定が有効になった場合は、Windowsの[スタート]ボタンをクリックして[Windowsの終了-再起動]を選択し、Windowsを再起動後、現象が改善されているかどうかご確認ください。
■VGAモードで起動する
ディスプレイドライバが動作に影響している場合、次の手順でVGAモードに設定を変えることで、正常に動作する場合があります。Windows XPをご使用の場合は、次のことをご確認ください。
■操作
【Windows XPの場合】
- Windowsをシャットダウン後、再度、電源ボタンを押します。
- F8キーをしばらく押し続けます。
[Windows拡張オプションメニュー]が表示されます。
- 表示された一覧画面の中から、[VGA モードを有効にする]を選択します。
■できる限りのメモリとシステムリソースを確保する
■操作
1 仮想メモリの設定を確認する
【Windows Me/98の場合】
Windows Me/98をご使用の場合は、まず仮想メモリの設定を確認します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定-コントロールパネル-システム]を選択します。
※Windows Meで[システム]が表示されない場合は、コントロールパネルの画面左側に記載されている[すべてのコントロールパネルのオプションを表示する]をクリックすると表示されます。
- [パフォーマンス]シートを選択します。
- [仮想メモリ]をクリックし、設定内容が[自分で設定する]になっている場合は、「仮想メモリの自動設定(推奨)」に変えます。
- [OK]をクリックしたあと、Windowsを再起動します。
※[仮想メモリの自動設定(推奨)]の場合、ハードディスクの空き容量に応じて仮想メモリが自動的に設定されます。空き容量が少ない場合は、不要なファイルやアプリケーションを削除する、ごみ箱を空にするなどして、空き容量を確保してください。
2 ハードディスクの空き容量を増やす
次のことを順番に行います。
- ディスククリーンアップを実行する
- 不要なファイルを削除する
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[マイコンピュータ]を選択します。
※Windows XPでマイコンピュータの左側が[+]になっている場合、[+]をクリックし、[−]に変えます。
- 削除したいファイルが存在するドライブをダブルクリックし、削除したいファイルを選択します。
※[Ctrl]キーを押したまま、次々クリックすると、複数のファイルを選択することができます。
- [ファイル-削除]を選択し、確認のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。
- 不要なアプリケーションを削除する
削除してもよいアプリケーションがある場合は、削除を実行します。
削除方法は、そのアプリケーションのマニュアルやヘルプ等でご確認ください。
3 壁紙を使用しない
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル-デスクトップの表示とテーマ-画面 ]を選択します。
- [デスクトップ]シートを選択し、[背景] で[なし]を選択します。
- [適用]をクリックしたあと、[OK]をクリックします。
4 不要なドライバがあれば解除する
プリンタドライバ・ディスプレイドライバ・フォントドライバなどで、不要なドライバが組み込まれている場合は解除します。解除方法の詳細については、Windowsのヘルプでご確認ください。
■パソコンの日付設定を解除する
■操作
【Windows XPの場合】
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル]を選択します。
- [日付、時刻、地域と言語のオプション]を選択し、[日付と時刻]を選択します。
- [日付と時刻]シートで、実際の西暦と異なっている場合、現在の西暦に変えてどうか確認します。
【Windows Me/98の場合】
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[設定-コントロールパネル-日付と時刻]を選択して、日付の設定を確認します。
※実際の西暦と異なっている場合、正しい現在の西暦に変えてどうかをお試しください。
■他のパソコンでの動作を確認する
製品の動作環境を満たしたパソコンを、他にも持っている場合は、その本体ではどうかを確認します。別の本体では問題なく動作するという場合は、ハードウェアやソフトウェアをできるだけ同じ環境にして試します。
■他社のアプリケーションの動作を確認する
Windows上で動作している他のアプリケーションでも動作不正が発生している場合、Windowsや動作環境自体に何らかの原因がある可能性があります。Windowsメーカーにもお問い合わせください。
■前回正常に動作していた環境に戻す
■操作
【Windows XPの場合】
Windows XPでシステムが正常に起動できない場合は、以前のシステム構成に切り替えることができます。これにより、起動の問題が解決する可能性があります。前回正常起動時以降に行われたシステム構成の変更は破棄されます。システムの構成変更を行った場合は、その設定等を控えたあとにこの操作を行ってください。
Windows自体の動作が不安定な場合、前回正常に動作していたときの状態で起動してどうかを確認します。
- Windowsをシャットダウン後、再度、電源ボタンを押します。
- F8キーをしばらく押し続けます。
[Windows拡張オプションメニュー]が表示されます。
- 表示された一覧画面の中から、[前回正常起動の構成]を選択します。
■ハードウェア的に問題のあるデバイスを組み込んでいないか確認する
【Windows Me/98の場合】
Windows Me/98をご使用の場合、正常に動作していないデバイスがないか確認します。問題のあるデバイスが発見された場合は、デバイスの製造元(パソコン本体に標準添付のデバイスの場合は、パソコン本体のメーカー)に対処方法など詳細について直接お問い合わせください。
■操作
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム-アクセサリ-システム ツール-システム情報]を選択します。
- 画面左側の[コンポーネント]の前に[+]が表示されている場合は、それをクリックして[−]に 変えます。
- [問題のあるデバイス]をクリックします。
すべてのドライバが正常に動作している場合、「このコンピュータには問題のあるデバイスはありません」と表示されます。
■ジャストシステム製アプリケーションを削除する
環境面で特に変更した点がないのに正常に動作しなくなった、上記事項を確認しても現象は改善されなかったという場合、ジャストシステム製アプリケーションのプログラムが不正になっている可能性があります。まず、ハードディスク内のプログラムファイルを削除した後、セットアップし直します。
※Windows XP/Windows2000/WindowsNT4.0で、ファイルの追加・削除を実行するには、Administrator、またはAdministratorsグループに登録されているユーザー名、もしくは、コンピュータの管理者で登録されているユーザー名でログインする必要があります。
■操作
1 ジャストシステム製アプリケーションを削除する
- 起動しているアプリケーションをすべて終了します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム-JUSTSYSTEMアプリケーション-アプリケーション 追加・削除]を選択します。
- 複数のジャストシステム製品がセットアップされている場合は、[製品の選択]画面で[一太郎13]を選択し、[OK]をクリックします。
- [次へ]をクリックします。
- [機能の追加・削除]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [機能の削除]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [削除する機能の選択]画面で、[全て選択]をクリックします。
- [次へ]をクリックします。
※「ジャストシステム共通ファイルも削除しますか?」というメッセージが表示されたら、[削除する]をクリックすることをお勧めします。
ただし、一太郎13以外のジャストシステム製品もご使用の場合、あとからそれらのアプリケーションを再度セットアップする必要があります。- 一太郎13以外にもジャストシステム製アプリケーションをセットアップしており、それらのアプリケーションはセットアップし直したくない場合は、[削除しない]をクリックします。
- 一太郎13以外のジャストシステム製アプリケーションはセットアップしていない場合、または、セットアップしていても、削除してセットアップし直してもよい場合は、[削除する]をクリックします。
- [ファイルの削除開始の確認]画面で、[削除開始]をクリックします。
- 削除が終了したら、Windowsを再起動します。
2 アプリケーションを再セットアップする
→一太郎13以外のジャストシステム製品もセットアップしてある状態で、ジャストシステム共通ファイルを削除した方へ
- 一太郎13のCD-ROMをCD-ROMドライブに入れます。
セットアップ画面が自動的に表示されます。
- [一太郎13のセットアップ]をクリックします。
あとは、画面に表示されるメッセージに従って、セットアップ を進めます。
- 一太郎13以外のジャストシステム製品もセットアップしてある状態で、ジャストシステム共通ファイルを削除した方へ
複数のジャストシステム製品をご使用になりたい場合は、最も古い製品から順にセットアップする必要があります。ただし、順番に関係なくセットアップできる製品もあります。
セットアップする順番について詳しくはセットアップのヘルプで説明しています。セットアップのヘルプの確認手順は次のとおりです。- 一太郎13のCD-ROMをCD-ROMドライブに入れます。
自動的にセットアップ画面が表示されます。
- [セットアップで困ったら]をクリックします。
- [[注意]セットアップする前にご確認ください]をダブルクリックします。
- [ジャストシステム製品のセットアップの順番]をダブルクリックします。
※今後使用する予定のないアプリケーションを、セットアップする必要はありません。
- 一太郎13のCD-ROMをCD-ROMドライブに入れます。
- CD-ROMを入れてもセットアップ画面が表示されない場合は、次の操作をします。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[マイコンピュータ]を選択します。
- CD-ROMドライブをダブルクリックします。
- [Autoplay]、または[Autoplay.exe]をダブルクリックします。
セットアップ画面が表示されます。
●こんなときは
- アプリケーション追加・削除を実行しても、セットアッププログラムが正常に起動しない場合は、製品のCD-ROMを使用し、次の操作手順で削除を行います。
- 一太郎13のCD-ROMをCD-ROMドライブに入れます。
※自動的にセットアップ開始画面が表示された場合は、[EXIT]をクリックします。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択します。
- [参照]をクリックします。
- [ファイルの場所]の右端の▼をクリックし、CD-ROMアイコンを選択します。
- Setupフォルダをダブルクリックします。
- [Setup(またはSetup.exe)]を選択し、[開く]をクリックします。
- [ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスで、[名前]の入力欄をクリックします。
「Setup.exe」が反転表示されます。
- 再度[名前]の入力欄をクリックして反転を消し、「Setup.exe」の後ろに「▲/D」と入力します。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「D」は大文字/小文字どちらでも構いません。
※「?」にはCD-ROMドライブ名がアルファベットで自動的に入ります。
例)[ ?:\SETUP\Setup.exe /D ] - [OK]をクリックします。
セットアッププログラムが起動します。
- [次へ]をクリックし、1 -操作7 から操作を行います。
- 一太郎13のCD-ROMをCD-ROMドライブに入れます。