クリップボードにコピーされたデータを、テキスト形式で貼り付けたり、データ形式と貼り付け方法を指定して貼り付けたり、最適なデータ形式で文書中に貼り付けたりします。
テキスト形式で貼り付けた場合、文字列に設定されている飾りや色、フォント・サイズなどはすべて解除されます。
このコマンドは、クリップボードにデータがコピーされていない状態では選択できません。
- データをテキスト形式で貼り付ける
- 常にテキスト形式でデータを貼り付けるように設定する
- ほかのアプリケーションのデータを自動的に最適な形式で貼り付ける
- ほかのアプリケーションのデータを形式を選択して貼り付ける
- イラスト・写真をコピーして貼り付ける
■データをテキスト形式で貼り付ける
クリップボード上にある文字列などを貼り付けることができます。コピーしたデータの、文字列部分のみを貼り付けたい場合などに便利です。
■操作
- クリップボードにデータをコピーします。
- ［編集-形式を選択して貼り付け-テキスト形式］を選択します。
クリップボードにコピーされているデータが、テキスト形式で文書中に貼り付けられます。文字列に飾りや色、フォント・サイズなどが設定されている場合は、すべて解除されます。
※操作2 で［編集-形式を選択して貼り付け-形式を選択］を選択し、［データの形式］で［テキスト］を選択して［OK］をクリックするのも同じ機能です。
！注意
- BMP形式のデータやレイアウト枠などのように、テキスト形式では貼り付けられないデータはこのコマンドで貼り付けられません。
●こんなときは
- データの貼り付け形式を選択したい場合は、［編集-形式を選択して貼り付け-形式を選択］を選択します。
- ［編集-貼り付け］を選択したときに、常にテキスト形式で貼り付けを行うか行わないかを設定することができます。
■常にテキスト形式でデータを貼り付けるように設定する
■操作
- ［編集-形式を選択して貼り付け-通常の貼り付け時の動作設定］を選択します。
- ［貼り付け形式］で［テキスト形式］を選択します。
- ［OK］をクリックします。
これ以降、［編集-貼り付け］を選択すると、常にテキスト形式で貼り付けするようになります。
※文字列に飾りや色、フォント・サイズなどが設定されている場合は、すべて解除されます。
！注意
- BMP形式のデータやレイアウト枠などのように、テキスト形式では貼り付けられないデータは、テキスト形式で貼り付けるように設定しても、常に最適なデータ形式で貼り付けられます。
●こんなときは
- ［編集-貼り付け］の動作を通常の設定に戻すには、操作2 で［通常］を設定します。
■ほかのアプリケーションのデータを自動的に最適な形式で貼り付ける
貼り付けるデータの種類によって、最適な形式を選択して貼り付けます。そのため、貼り付けるデータの種類によって結果が異なります。
このコマンドは、クリップボードにデータがコピーされていない状態では選択できません。
■操作
- 貼り付けたいデータをクリップボードにコピーします。
操作方法はアプリケーションによって異なります。
- 一太郎に切り替え、文書中のデータを貼り付けたい位置にカーソルを合わせます。
- ［編集-貼り付け］を選択します。
クリップボードにコピーされたデータが、最適なデータ形式でカーソル位置に挿入されます。
●こんなときは
？困ったときは
→貼り付けを実行すると、飾りやフォント・サイズがなくなってしまう
■関連項目
■ほかのアプリケーションのデータを形式を選択して貼り付ける
［編集-貼り付け］と違って、貼り付けるデータの形式を選択して貼り付けることができます。
ただし、クリップボードにデータがコピーされていない場合は実行できません。
■操作
- 貼り付けたいデータをクリップボードにコピーします。
操作方法はアプリケーションによって異なります。
- 一太郎に切り替え、文書中のデータを貼り付けたい位置にカーソルを合わせます。
- ［編集-形式を選択して貼り付け-形式を選択］の［貼り付け］シートを選択します。
- ［データの形式］の一覧から、貼り付けるときのデータの形式を選択します。
- 必要に応じて、［枠の基準］を選択します。 →詳しい説明
- ［OK］をクリックします。
クリップボードにコピーされたデータが、選択した形式でカーソル位置に挿入されます。
●こんなときは
→ほかのアプリケーションのデータを自動的に最適な形式で貼り付ける
- データを作ったアプリケーションで変えた内容を、反映させるように貼り付ける（リンク貼り付け）こともできます。
■関連項目
■イラスト・写真をコピーして貼り付ける
■操作
- 図形ソフトなどで編集したイラストや写真をそのソフト上で選択します。
- 図形ソフトのコピーコマンドを選択し、イラストなどをクリップボードにコピーします。
- イラストを配置したい文書に切り替え、イラストを挿入したい位置にカーソルを合わせます。
- ［編集-貼り付け］または［編集-形式を選択して貼り付け-形式を選択］を選択します。
［編集-形式を選択して貼り付け-形式を選択］を選択した場合は、［データ形式］などを選択して、［OK］をクリックします。
イラストがカーソル位置にオブジェクト枠や画像枠として挿入されます。
※貼り付ける画像が、DIB形式またはビットマップ形式のデータの場合は画像枠として貼り付けられます。
※イラストは枠として挿入されます。
操作3 で、あらかじめ用意したレイアウト枠内にカーソルを合わせると、レイアウト枠内にもイラストが挿入できます。
●こんなときは
→絵や写真を変える・編集する 〜画像枠として貼り付けたデータの編集〜
■関連項目