特定のフォントに外字ファイルを登録している状態で、Excelに外字を入力しようとすると、ガイドライン上には、中黒点や他の外字が表示され、特定のフォントに登録した外字が正しく表示されません。ガイドラインの候補には、Systemに登録された外字が一覧表示されます。



ただし、ガイドラインの変換候補から確定すれば、Excelのシート上には正しい外字が表示されます。確定したあとも正常に外字が表示されない場合は、正しく表示されない外字を範囲指定し、外字を登録しているフォントを設定してどうかご確認ください。

ガイドライン上の候補を正しく表示するには、次のいずれかの方法を行ってください。

使用したい外字ファイルをSystemに登録する 文字パレットから入力する

I 使用したい外字ファイルをSystemに登録する

使用したい外字ファイルをSystemに登録すると、フォントの設定を意識せずに、入力・表示することができます。Systemに登録してもよい場合は、Windowsの外字エディタで設定を行います。外字エディタでの設定方法について詳しくは、外字エディタのヘルプを参照してください。



Systemへの登録は一太郎上で設定することもできます。一太郎13の場合の操作手順については以下のとおりです。

1. [ツール-オプション-互換設定／コンバータ-外字コンバータ]を選択します。
   
   
2. [標準外字登録]をクリックします。
   
   
3. [TrueType外字ファイル名]で、割り付けたい外字ファイルを指定します。
   
   
4. [書体一覧]から｢System｣を選択し、[登録]をクリックします。
   
   
5. [OK]をクリックします。
   
   
6. [終了]をクリックします。
   

II 文字パレットから入力する

外字は文字パレットから入力することもできます。以下のように操作します。

1. 外字を入力したい位置にカーソルを移動します。
   
   
2. ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[文字パレット]を選択します。
   
   
3. [和文コード表]シートを選択します。
   
   
4. [フォント]の右端の▼をクリックし、外字ファイルを関連づけているフォントを選択します。
   
   
5. [見出し]の右端の▼をクリックし、[外字]を選択します。
   登録済みの外字が、一覧に表示されます。
   
   
6. 入力したい外字を選択し、[確定]をクリックします。
   画面上のカーソル位置に、外字が入力されます。
   

Excelに文字パレットから文字を入力すると、1回の確定で同じ文字が2文字入力される