ATOK Syncで正常に辞書の同期がとれない場合は、複数の原因が考えられます。以下の内容を確認し、正常に辞書の同期がとれるかどうかを確認してください。また、パーソナルファイアーウォールやプロキシサーバーをご利用の環境で正常に辞書の同期がとれない場合は、「こんなときは」もあわせて確認してください。
それぞれの場合に応じて操作します。
I 「(エラーNo.10191)認証に失敗しました。メールアドレスまたはパスワードが間違っています。」と表示された場合
以下のFAQを確認してください。
→「(エラーNo.10191)認証に失敗しました。メールアドレスまたはパスワードが間違っています。」と表示された
II SSLを使用する/しないの設定を変える
■操作
- パレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-ATOK Sync]を選択します。
- 「ユーザー辞書の同期を行います。」と表示された画面で、[メニュー]をクリックし、[サーバー設定一覧]を選択します。
- [SSLを使用してデータを暗号化する]をクリックして、 にします。
※すでに に設定されている場合は、 にします。
- [OK]をクリックします。
[サーバー設定一覧]ダイアログボックスに戻ります。
- [閉じる]をクリックします。
正常に辞書の同期がとれるかどうかを確認します。
III データを分割する
■操作
ご利用の通信環境にプロキシサーバーなどが存在する場合、プロキシサーバーによってはアップロードできるデータサイズの上限を設定している場合があります。その場合は以下の操作でアップロード時のデータ分割単位を設定します。
- ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-ATOK Sync]を選択します。
- 「ユーザー辞書の同期を行います。」と表示された画面で、[メニュー]をクリックし、[サーバー設定一覧]を選択します。
- [サーバー設定一覧]で[インターネットディスク]が選択された状態で、[変更]をクリックします。
- [アップロード時のデータ分割単位]の右端の▼をクリックして、値を変更します。
初期値では、[512KB]が選択されています。
[128K][256KB][1MB]のいずれかを選択し、辞書の同期がとれるかどうかを確認します。 - [OK]をクリックします。
[サーバー設定一覧]ダイアログボックスに戻ります。
- [閉じる]をクリックします。
正常に辞書の同期がとれるかどうかを確認します。
V こんなときは
パーソナルファイアーウォールやプロキシサーバーを使用している環境からインターネットディスクに接続できない場合は、次のことを確認してください。
- プロキシサーバーの場合
インターネットディスクを利用するために必要なメソッドが使用できない設定になっている場合があります。システム管理者または運営者に、PUT、PROPFIND、PROPPATCHなどのメソッドを使用できるかどうか確認してください。また、SSL用のポートが開いていない可能性も考えられます。システム管理者または運営者に、SSLが使用できるかどうか確認してください。
- パーソナルファイアーウォールの場合
アンチウィルスソフトなどに付いているパーソナルファイアーウォールの設定にある[User-Agent]で、Microsoft Internet ExplorerとNetscape Navigatorしか通さないようにフィルタリングされている可能性があります。ファイアーウォールの設定で、IDiskツール(User-Agentは「js-idisk/*」)も使用できるように変更してください。変更方法については、各メーカーのマニュアルなどを確認してください。