一太郎2004の新機能・強化機能をテーマ別に紹介しています。詳しく知りたいものをクリックしてください。
※コマンド別の新機能・強化機能は、こちらをご覧ください。 →詳しい説明
※一太郎13からのメニュー構成の変更点はこちらをご覧ください。 →詳しい説明
■文書作成プロセスを支援する新しい画面
- 新しい作業モード →詳しい説明
一太郎2004では、文書作成のプロセスを3つに分け、編集内容や目的に合わせて作業モードを切り替えることができるようになりました。これにより、一連の文書作成をより快適により効率よく進めることができます。
- アウトラインスタイル
アイデアを整理しながら文書の体裁を整えていくのに適しています。 - 基本編集
これまでの一太郎と同じ基本の画面で、図や枠などを操作するのに適しています。 - マルチビュー
目的や相手に合わせて表示する段落を切り替えることで、文書の見せ方を変えることができます。
- アウトラインスタイル
- シンキングバー
画面左側に便利なバーが追加されました。「アウトラインスタイル」「基本編集」「マルチビュー」の作業モードを切り替えるタブや、作業モードごとによく使う機能のボタンが表示されます。
- ナレッジウィンドウ →詳しい説明
作業モードごとによく使う機能がタブで切り替えられるようになりました。
一太郎13までのナレッジウィンドウの機能を[ナレッジ]と[文書校正]に集約して、新しく5つの機能を追加しました。文書作成中のさまざまな操作がより簡単になります。 - 広い編集画面
セットアップ直後の画面では、表示するツールボックスを1行にしたり、ナレッジウィンドウを最小化したりして、広い編集画面を確保しています。
もちろん、ツールボックスやナレッジウィンドウの表示は簡単に切り替えることができます。
■文書のセキュリティを強化
- 電子署名/文書の暗号化
文書に電子署名を付けて保存したり、文書を暗号化して保存したりすることができるようになりました。
電子署名を付けたり暗号化したりしておくと、不正な改ざんやのぞき見などを防止できます。 - 保存し忘れた文書のバックアップを開く →詳しい説明
まちがって保存せずに閉じてしまった文書も、自動バックアップされたファイルを開いて復元できるようになりました。
■日本語力を追求
- 文書校正
文書校正(修太)の機能を強化して、精度と使いやすさを向上しました。
機能に合わせて辞書も刷新し、最新の用語を追加しました。 - ATOK表現変換 →詳しい説明
ATOKを利用して文章の言い回しなどを変換することができるようになりました。
連想変換や郵便番号変換などの便利な変換がナレッジウィンドウから実行できます。 - ビジネス単語の登録 →詳しい説明
[ツール-文書校正-修太-ビジネス単語一覧]で利用するビジネス単語辞書に、新しく単語を追加できるようになりました。
最新の商品名や団体名などをチェックしたい場合に便利です。 - ATOKからの部品検索
文書を入力中に、ATOKでキーワードを入力して部品を検索することができるようになりました。
ATOKでキーワードを入力して、文字列を確定する前の状態でShift+Ctrl+F7キーを押します。 - 文脈情報の保存
ATOKが持っている文脈情報を一太郎文書に保存できるようになりました。
次回その文書を開いたときには、保存している文脈情報を利用して変換できるので、変換効率が向上します。
■文書の体裁や表現力をUP
- 図による表現力
テンプレート図形や部品、画像枠、レイアウト枠などをナレッジウィンドウから簡単に挿入・操作することができるようになりました。 →詳しい説明
利用できるテンプレート図形が32種類・78図形に増え、難しい立体図形や文字枠付きの図形なども簡単に描けるようになりました。
また、説明文付きの画像枠や見出し付きのレイアウト枠も簡単に挿入できるようになりました。 - オートブック
ナレッジウィンドウから、文書に設定するオートブックのスタイルセットを選択したり、1つ1つの段落スタイルの内容を変えたりできるようになりました。 →詳しい説明
あらかじめ用意されている20種類のスタイルセットのほかに、よく使う段落スタイルの組み合わせをオリジナルのスタイルセットとして登録することができるようになりました。段落スタイルの内容を変えても、あらかじめ用意されているスタイルセットの内容は、同じスタイルセット名で上書登録しない限り変わることはなくなりました。
また、スタイルセットの中で利用できる段落スタイルの種類が8個から13個に増え、さらに文書の見栄えが向上しました。 - シンキングテンプレート
ナレッジウィンドウから見栄えのよいビジネス文書を簡単に作るための「シンキングテンプレート」が利用できるようになりました。
一太郎には、あらかじめサンプル版のシンキングテンプレートが用意されており、ナレッジウィンドウの[シンキングテンプレート]から呼び出せます。 →詳しい説明
一太郎2004のユーザー登録をすると、ジャストシステムのWebページから無料でお試し版のシンキングテンプレートもダウンロードできます。
別売のシンキングテンプレートシリーズをセットアップすると、さらに多くのシンキングテンプレートが利用できるようになります。 - 画像のデータサイズを縮小 →詳しい説明
デジタルカメラで撮った写真を貼り付ける場合などに、画像の解像度を小さくしてデータサイズを縮小することができるようになりました。
- IEからも直接ネットレポート →詳しい説明
ネットレポート機能を拡張して、Microsoft Internet Explorer上に表示している内容も直接貼り付けることができるようになりました。
■蓄積データの活用
- 文字抽出
文字データをあとから抽出するための条件(文書種類・文字抽出用タグ)を文書中に設定しておくことができます。報告書や企画書などのフォームにあらかじめ設定しておけば、蓄積された情報(文書)から必要な情報だけをすぐにピックアップでき便利です。
文字抽出の設定・実行は、ナレッジウィンドウの[文字抽出]で操作できます。 →詳しい説明 - ビュー切替
利用目的や相手に合わせて文書の内容をいろいろなパターンで絞り込んで見せることができます。絞り込みのパターンは1文書につき3つまで設定でき、絞り込んだ状態を別の文書として取り出すこともできます。
ビュー切替の設定・実行は、ナレッジウィンドウの[ビュー切替]で操作できます。 →詳しい説明
■文書の互換精度を向上
- Word文書との互換精度を向上 →詳しい説明
互換精度を向上して、Word文書を開いたときのレイアウトの崩れなどを改善しました。
- PDF出力の品質を向上
PDF形式で出力したときのデータサイズが小さくなりました。また、画像が透過されない現象を改善しました。
■よく使われる機能・操作の快適さ追求
- ツールボックス
文字飾り(アンダーライン・取消ライン・アッパーライン・文字囲・塗りつぶし・傍点・中抜き・反転・回転・影文字・文字色)のアイコン上にポインタを合わせたときに、現在の設定値がツールヒントで表示されるようになりました。
また、アイコンの右側の◆をクリックすると、種類や色などの一覧がポップアップウィンドウで表示され、1アクションで選択・設定できるようになりました。
ツールボックスの
[和文・欧文フォント切替]の右端の▼をクリックして表示されるフォント名の一覧が実際のフォントで表示できるようになりました。
- 読込履歴のツールチップにファイルの場所を表示
ファイルメニューの右側に表示される読込履歴のファイル名にポインタを合わせると、ツールチップとステータスバーにファイルの存在する場所がフルパスで表示されるようになりました。
- 市販のラベル・タック用紙への対応
対応用紙の種類が32社、7,000種類以上に増えました。
- テキスト形式で貼り付けるときのレイアウト保持 →詳しい説明
インデントや文字揃えが設定されている文書の一部をコピーしてテキスト形式で貼り付けるときに、インデントや文字揃えの領域をスペースに置き換えてレイアウトを保持できるようにしました。
- 罫線行を貼り付けるときの処理
罫線行をコピーして別の場所に貼り付けるときに、コピーした罫線行の1行文字数より貼り付け先の1行文字数の方が少なければ、自動的に貼り付け先の1行文字数が変えられ、罫線行を貼り付けることができるようになりました。
- 罫線関係のオプション設定
罫線に関するオプション設定のコマンドを[罫線-オプション]の下にまとめて、使いやすくしました。
- 表枠作成ツールの操作性向上
よく使う機能をツールボックスに追加するなどの細かな改良を行い、さらに使いやすくしました。
- 用紙を画面の中央に配置 →詳しい説明
イメージ編集画面・印刷イメージ画面で、編集用紙を画面の中央に表示することができるようになりました。
- ドラフト編集画面上のカーソルの太さを変える →詳しい説明
ドラフト編集画面・アウトライン編集画面・マルチビューの画面上のカーソルを、一太郎12以前の太いカーソルに切り替えることができるようになりました。
- HTML(特許)保存時の[パソコン出願ソフト用の画像解像度]に300dpiが追加
特許庁のパソコン出願システムに対応したHTML形式で保存するときの設定で、[パソコン出願ソフト用の画像解像度]に[300dpiに調整]が追加されました。
- Shuriken Pro3のアドレス帳に対応
メールソフト「Shuriken Pro3」のアドレス帳を一太郎に取り込めるようになりました。
- 段落属性を残したまま、段落内の文字だけを削除
インデントなどの段落属性や段落スタイルの設定を残したまま、段落内の文字だけを削除することができるようになりました。
文字だけを削除したい段落にカーソルを合わせて、Shift+Ctrl+I(に)キーを押すと、その段落の改行マークまでのすべての文字が削除されます。