シンキングバーとは、画面左側に表示されるタブとボタンの部分のことです。
アウトラインスタイルモードのシンキングバーには、段落のアウトラインレベルや位置を操作するボタンや、文字抽出用の文書種類やタグを設定するボタンなどが用意されています。
- [アウトラインスタイル]シンキングバーの使い方
- 段落のアウトラインレベルを切り替える
- 段落の位置を移動する
- 表示するアウトラインレベルを絞り込む/展開する
- 文字抽出用の文書種類やタグを設定して、文字抽出を実行する
- 注釈行の設定や表示を切り替える
- <操作例>アウトラインスタイルモードで論文を書く
- <操作例>各人の報告書から「今期の目標」だけを集める
- 注意/こんなときは/関連項目
■[アウトラインスタイル]シンキングバーの使い方
- 作業モードの切り替えタブ
- タブをクリックして、作業モードを切り替えます。
- アウトラインスタイル
クリックすると、アウトラインスタイルモードに切り替わります。
文書の構成をアウトラインでとらえながら、アウトラインレベルに見合った段落スタイルを設定していくことができる一太郎2004の新しい画面です。 - 基本編集
クリックすると、基本編集モードに切り替わります。
これまでの一太郎と同じ基本の画面です。文字や書式、レイアウトのほか、枠や図形の操作などもできます。 - マルチビュー
クリックするとマルチビューモードに切り替わります。
文書の内容を利用目的や相手に合わせて絞り込んで見せることができる一太郎2004の新しい画面です。
- アウトラインスタイル
[アウトラインレベル1に変更]
- クリックすると、カーソルのある段落または範囲指定している段落がアウトラインレベル1になります。
段落スタイルもアウトラインレベル1に応じたスタイルに切り替わります。 [アウトラインレベルを1つ上げる]
- クリックすると、カーソルのある段落または範囲指定している段落のアウトラインレベルが1つ上がります。
例えば、アウトラインレベル2の段落はアウトラインレベル1に、本文の段落はアウトラインレベル7になります。
段落スタイルもアウトラインレベルに応じたスタイルに切り替わります。 [アウトラインレベルを1つ下げる]
- クリックすると、カーソルのある段落または範囲指定している段落のアウトラインレベルが1つ下がります。
例えば、アウトラインレベル1の段落はアウトラインレベル2に、アウトラインレベル7の段落は本文になります。
段落スタイルもアウトラインレベルに応じたスタイルに切り替わります。 [アウトラインレベルを本文に変更]
- クリックすると、カーソルのある段落または範囲指定している段落が本文になります。
段落スタイルも本文のスタイルに切り替わります。 [文章を解析し、一括してアウトラインレベルを設定]
- クリックすると、自動的に文書の構造が解析され、段落ごとにアウトラインレベルが設定されます。
段落スタイルもアウトラインレベルに応じたスタイルに切り替わります。 [段落を上に移動]
- クリックすると、カーソルのある段落または範囲指定している段落が1つ上の位置に移動します。
移動してもアウトラインレベルは変わりません。 [段落を下に移動]
- クリックすると、カーソルのある段落または範囲指定している段落が1つ下の位置に移動します。
移動してもアウトラインレベルは変わりません。 [アウトラインレベル1の段落だけを表示]
- クリックすると、アウトラインレベル1の段落だけが絞り込まれて画面に表示されます。
[アウトラインレベルを1つ折りたたんで表示]
- クリックすると、画面に表示される段落が1レベル絞り込まれます。
例えば、アウトラインレベル3まで表示されていた場合は、アウトラインレベル2までしか表示されないようになります。 [アウトラインレベルを1つ展開して表示]
- クリックすると、画面に表示される段落が1レベル展開されます。
例えば、アウトラインレベル3まで表示されていた場合は、アウトラインレベル4まで表示されるようになります。 [すべての段落を表示]
- クリックすると、本文を含むすべてのアウトラインレベルの段落が画面に表示されます。
[文字抽出の対象となる文書種類の設定]
- クリックすると、[文字抽出用の文書種類の設定]ダイアログボックスが表示されます。文字抽出実行時の条件となる文書種類を設定できます。
[文字抽出の対象となるタグの挿入/変更]
- クリックすると、[文字抽出用のタグ挿入]ダイアログボックス*1が表示されます。文字抽出実行時の条件となるタグを設定します。
*1すでに挿入されているタグ上にカーソルがある場合は、[文字抽出用のタグ変更]ダイアログボックスが表示されるので、タグ名や説明などを変えます。
[フォルダ内の文書から、指定したタグ以降の文字データを抽出]
- クリックすると、[文字抽出の実行]ダイアログボックスが表示されます。対象とするフォルダや条件を指定して、文字抽出を実行します。
[注釈行の設定/解除]
- クリックすると、カーソルのある段落または範囲指定している段落が注釈行に設定されます。すでに注釈行に設定されている場合は、設定が解除されます。
[注釈行の表示/非表示]
- クリックすると、注釈行の表示/非表示が切り替わります。
■段落のアウトラインレベルを切り替える
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
アウトラインスタイルモードに切り替わり、シンキングバーの内容がアウトラインスタイル用になります。
【アウトラインレベル1にする場合】
- アウトラインレベル1にしたい段落にカーソルを合わせる、または、範囲指定します。
- シンキングバーの
[アウトラインレベル1に変更]をクリックします。
指定した段落がアウトラインレベル1になります。
アウトラインレベルを変えると、自動的に段落スタイルも変わります。
【アウトラインレベルを1つずつ上げる/下げる場合】
- アウトラインレベルを1つ上げたい/下げたい段落にカーソルを合わせる、または、範囲指定します。
- シンキングバーの
[アウトラインレベルを1つ上げる]/
[アウトラインレベルを1つ下げる]をクリックします。
クリックするたびに指定した段落のアウトラインレベルが1つずつ上がり/下がります。
アウトラインレベルを変えると、自動的に段落スタイルも変わります。
【アウトラインレベルを本文にする場合】
- アウトラインレベルを本文にしたい段落にカーソルを合わせる、または、範囲指定します。
- シンキングバーの
[アウトラインレベルを本文に変更]をクリックします。
指定した段落が本文になります。
アウトラインレベルを本文に変えると、自動的に本文の段落スタイルに変わります。
【文書の構成を解析して、自動的にアウトラインレベルを設定する場合】
- シンキングバーの
[文章を解析し、一括してアウトラインレベルを設定]をクリックします。
文書の構成が解析され、自動的にアウトラインレベルが設定されます。
アウトラインレベルに応じた段落スタイルも設定されます。
●こんなときは
- 各段落の先頭に表示されているアウトライン記号(
/
/
)を左右にドラッグしても、段落のアウトラインレベルを変えられます。
■段落の位置を移動する
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
アウトラインスタイルモードに切り替わり、シンキングバーの内容がアウトラインスタイル用になります。
- 上/下に移動したい段落にカーソルを合わせる、または、範囲指定します。
- シンキングバーの
[段落を上に移動]/
[段落を下に移動]をクリックします。
指定した段落が1つ上/下の位置へ移動します。
※複数の段落を範囲指定して移動することはできません。
●こんなときは
- 各段落の先頭に表示されているアウトライン記号(
/
/
)を上下にドラッグしても、段落の位置を移動できます。
■表示するアウトラインレベルを絞り込む/展開する
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
アウトラインスタイルモードに切り替わり、シンキングバーの内容がアウトラインスタイル用になります。
【アウトラインレベル1の段落だけを表示する場合】
- シンキングバーの
[アウトラインレベル1の段落だけを表示]をクリックします。
アウトラインレベル1の段落だけが絞り込まれて画面に表示されます。
【画面に表示するアウトラインレベルを1つ絞り込む場合】
- シンキングバーの
[アウトラインレベルを1つ折りたたんで表示]をクリックします。
画面に表示される段落が1レベル絞り込まれます。
【画面に表示するアウトラインレベルを1つ展開する場合】
- シンキングバーの
[アウトラインレベルを1つ展開して表示]をクリックします。
画面に表示される段落が1レベル展開されます。
【絞り込みを解除してすべての段落を表示する場合】
- シンキングバーの
[すべての段落を表示]をクリックします。
絞り込み表示が解除され、すべての段落が画面に表示されます。
●こんなときは
- 横ルーラーの各アウトラインレベルの領域をクリックしても、表示するアウトラインレベルを絞り込んだり展開したりできます。
■文字抽出用の文書種類やタグを設定して、文字抽出を実行する
■操作
1 アウトラインスタイルモードに切り替える
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
アウトラインスタイルモードに切り替わり、シンキングバーの内容がアウトラインスタイル用になります。
2 文字抽出時の条件となる文書種類を設定する
- シンキングバーの
[文字抽出の対象となる文書種類の設定]をクリックします。
[文字抽出用の文書種類の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [文書種類]に文書の種類を入力します。
右端の▼をクリックして表示される入力履歴の一覧から選択することもできます。
- [OK]をクリックします。
文書に文字抽出時の条件となる文書種類が設定されます。
3 文字抽出用タグを挿入する
- 文字抽出用タグを挿入したい位置にカーソルを合わせます。
- シンキングバーの
[文字抽出の対象となるタグの挿入/変更]をクリックします。
[文字抽出用のタグの挿入]ダイアログボックスが表示されます。
- [レベル]で挿入する文字抽出用タグのレベルを選択します。
- [タグ名]に挿入するタグの名前を入力します。
右端の▼をクリックして表示される入力履歴の一覧から選択することもできます。
- [説明]にタグの意味がわかるような補足説明などを入力します。
- [挿入]をクリックします。
カーソル位置に文字抽出用タグが挿入されます。
4 文書を作る
- 文書種類やタグを設定した文書フォームを元に、文書を作ります。
5 文字抽出を実行する
- シンキングバーの
[フォルダ内の文書から、指定したタグ以降の文字データを抽出]をクリックします。
[文字抽出の実行]ダイアログボックスが表示されます。
- [フォルダ]の[参照]をクリックして、フォルダの一覧から抽出の対象とする文書ファイルが入っているフォルダを選択します。
右端の▼をクリックして表示されるフォルダ履歴の一覧からフォルダを選択することもできます。
選択したフォルダのサブフォルダ内の文書ファイルも抽出の対象としたい場合は、[サブフォルダ内も検索する]をにします。
- [対象とするタグ]の[レベル1]/[レベル2]に抽出の対象とするそれぞれのレベルのタグ名を入力します。
右端の▼をクリックして表示される入力履歴からタグ名を選択することもできます。
[編集中の文書からタグを取得]をクリックすると、編集中の文書に挿入している文字抽出用タグの一覧からタグ名を選択することができます。 - 文書に設定している文書種類で抽出の対象とする文書ファイルを絞り込みたい場合は、[対象とする文書種類を限定する]を
にして、文書種類や条件を設定します。
- [文書種類]に抽出の対象とする文書の種類を入力します。
右端の▼をクリックして表示される入力履歴から文書種類を選択することもできます。
[編集中の文書から文書種類を取得]をクリックすると、編集中の文書に設定している種類が反映されます。 - [条件]で文書種類の検索方法を選択します。
[文書種類]に入力した文字列を含む文書種類が設定されている文書ファイルを抽出の対象とする場合は、[文字列を含む]を選択します。
[文書種類]に入力した文字列と完全に一致する文書種類が設定されている文書ファイルだけを抽出の対象とする場合は、[文字列と完全に一致する]を選択します。
- [文書種類]に抽出の対象とする文書の種類を入力します。
- [OK]をクリックします。
設定した条件で文字の抽出が開始されます。
抽出された文字データは、新しい文書ウィンドウに表示されます。必要に応じて編集・名前を付けて保存します。
★抽出される文字データと抽出結果のフォーマット
●こんなときは
- シンキングバーを非表示にしている場合は、ナレッジウィンドウの[文字抽出]でも文書種類やタグの設定、文字抽出の実行などが操作できます。
■注釈行の設定や表示を切り替える
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
アウトラインスタイルモードに切り替わり、シンキングバーの内容がアウトラインスタイル用になります。
【注釈行に設定する場合】
- 注釈行に設定したい段落にカーソルを合わせる、または、範囲指定します。
- シンキングバーの
[注釈行の設定/解除]をクリックします。
指定した段落が注釈行になります。
【注釈行の設定を解除する場合】
- 注釈行の設定を解除したい段落にカーソルを合わせる、または、範囲指定します。
- シンキングバーの
[注釈行の設定/解除]をクリックします。
指定した段落の注釈行の設定が解除されます。
【注釈行の表示/非表示を切り替える場合】
- シンキングバーの
[注釈行の表示/非表示]をクリックします。
クリックするたびに注釈行の表示/非表示が切り替わります。
●こんなときは
- 縦ルーラーの[*]をクリックしても、注釈行の表示/非表示を切り替えることができます。また、各段落の[*]列をクリックすると、注釈行の設定/解除ができます。
■関連情報
→画面に表示されるだけで印刷されない段落を設定する−注釈行−
注意/こんなときは/関連項目
▼注意
- シンキングバーの表示位置を画面の上側/下側/右側に移動することはできません。
- 文書ウィンドウが1つもない場合や、すべての文書ウィンドウを最小化している場合は、[表示-シンキングバー-シンキングバー表示]の設定にかかわらずシンキングバーは表示されません。
●こんなときは
- シンキングバーを非表示にしている場合は、ナレッジウィンドウの[スタイル]や[文字抽出]でもアウトラインレベル(段落スタイル)の切り替えや文字抽出の設定などが操作できます。
■関連情報