アウトラインスタイルモードの編集画面タイプを切り替えて書式の表示方法を変えたり、文書に設定するスタイルセットやそれぞれの段落スタイルの設定/変更などができます。
段落スタイルを設定することによって自動的に設定される目次レベルを利用して目次を作ったり、目次と連動したヘッダ・フッタを付けたりすることもできます。
文書の構成をアウトラインでとらえながら練り進め、同時にアウトラインレベルに見合った段落スタイルを設定することによって、体裁のよい文書を効率よく作ることができます。
※アウトラインスタイルモードのナレッジウィンドウに表示されます。
- ナレッジウィンドウ[スタイル]の使い方
- アウトラインスタイルモードにおける書式の表示方法を切り替える
- 文書に設定するスタイルセットを選択する
- アウトラインレベルに応じた段落スタイルを設定する/変える
- カスタマイズした段落スタイルの組み合わせでスタイルセットを作る
- アウトラインスタイルモードで目次を作る
- アウトラインスタイルモードで見出し連動タイプのヘッダ・フッタを付ける
- こんなときは
■ナレッジウィンドウ[スタイル]の使い方
- 段落スタイルの書式表示
- アウトラインスタイルモードでの書式の表示方法を選択します。
アイコンをクリックすると、編集画面タイプが切り替わり、書式の表示方法が変わります。[書式すべて]
クリックすると、イメージ編集画面に切り替わります。設定している書式はすべてイメージどおり表示されます。
アウトラインレベルの領域は表示されません。[書式一部]
クリックすると、文字飾りなど一部の書式だけを表示するアウトライン編集画面に切り替わります。設定している書式のうち文字のフォントや色などはイメージどおり表示されます。
アウトラインレベルの領域も表示されます。[書式なし]
クリックすると、すべての書式を表示しないアウトライン編集画面に切り替わります。設定しているすべての書式が非表示になります。
アウトラインレベルの領域は表示されます。
- 現在のスタイルセット
- 文書に設定しているスタイルセットのセット名が表示されます。
文書に設定するスタイルセットを別のスタイルセットに切り替えたり、カスタマイズした段落スタイルの組み合わせや設定内容を新しいスタイルセットとして登録したりできます。
※「スタイルセット」とは、段落スタイルの組み合わせのことです。一太郎にはあらかじめ20種類のスタイルセットが用意されています。
- [他のセットに変更]
- クリックすると、[スタイルセット変更]ダイアログボックスが表示されます。
スタイルセットの一覧から好きなセットを選択して、文書に設定するスタイルセットを切り替えます。 - [セットを一太郎に登録]
- クリックすると、[スタイルセット登録]ダイアログボックスが表示されます。
現在文書に設定している段落スタイルの組み合わせを1つのスタイルセットとして名前を付けて登録します。
あらかじめ用意されているスタイルセットの段落スタイルの組み合わせや設定内容をカスタマイズした場合は、スタイルセットとして登録しておくと他の文書でも使うことができるので便利です。※登録したスタイルセットを削除したいときは、[他のセットに変更]をクリックして表示されるダイアログボックスで削除できます。
- 段落スタイルの設定/解除
-
- 段落スタイルの一覧
- 文書に設定しているスタイルセットに含まれる段落スタイルの一覧が表示されます。現在カーソルのある段落に設定している段落スタイルが反転表示されます。
一覧から段落スタイルを選択してクリックすると、カーソルのある段落の段落スタイルが選択した段落スタイルに変わります。
この一覧には、常に下記の段落スタイルが表示されます。その他の段落スタイルを設定したい場合は、下の[その他の段落スタイル]から選択します。
- 付けない(解除)
- 文書タイトル
- 日付・署名
- 大見出し
- 中見出し
- 小見出し
- 小見出し2
- 小見出し3
- 小見出し4
- 小見出し5
- 本文
- 本文2
- 個条書き
- 個条書きの説明
- その他
※段落スタイルを変えると、アウトラインレベルの設定も自動的に変わります。
- その他の段落スタイル
- 右端の▼をクリックして表示される段落スタイルの一覧から設定したい段落スタイルを選択します。文書に設定可能な段落スタイルがすべて表示されるので、上の[段落スタイルの一覧]に表示されていない段落スタイルを設定したい場合に利用します。
※右端の▼をクリックして表示される段落スタイルの一覧にシステムに登録されているスタイルも表示するかしないかは、[追加/変更]をクリックして表示されるダイアログボックスの[システムに登録されているスタイルを表示する]の設定によります。システムに登録されているスタイルは、スタイル名の前に * マークが付いています。
- [追加/変更]
- クリックすると、[文字・段落スタイル]ダイアログボックスが表示されます。
新しく段落スタイルを追加したり、段落スタイルの名前や設定内容を変えたりできます。 - [全段落スタイルを解除]
- クリックすると、文書に設定しているすべての段落スタイルが解除されます。
※段落スタイルを解除すると、アウトラインレベルの設定も自動的に解除されます。
- [他段落スタイルに置換]
- クリックすると、[段落スタイル置換]ダイアログボックスが表示されます。
現在カーソルのある段落と同じ段落スタイルを設定しているすべての段落を、まとめて別の段落スタイルに置き換えることができます。
- 段落スタイルの内容
- 現在カーソルのある段落に設定している段落スタイルのフォントや文字サイズなどの設定内容が表示されます。
- [内容変更]
- クリックすると、[段落スタイル 変更]ダイアログボックスが表示されます。現在カーソルのある段落に設定している段落スタイルの設定内容を変えることができます。
現在カーソルのある段落に段落スタイルが設定されていない場合は、[オートブックのスタイル変更]ダイアログボックスが表示されるので、段落スタイルを設定しない部分のスタイルを設定します。ここでの設定は、[書式-文書スタイル]での設定と連動しています。※設定内容を変えると、カーソルのある段落だけでなく、同じ段落スタイルを設定しているほかの段落にも反映されます。
※スタイルセットを設定すると、各段落には自動的に目次レベルが設定されます。
- [目次を作成]
- クリックすると、[ブック用目次作成]ダイアログボックスが表示されます。
目次レベルが設定されている段落(目次行)を拾い出して、文書の目次を作ることができます。 - [目次を更新]
- クリックすると、目次が最新の内容に更新されます。
目次を作ったあとに目次行の文章や存在するページ番号が変わってしまった場合に実行します。 - [ヘッダ・フッタ]
- クリックすると、[ヘッダ・フッタ]ダイアログボックスが表示されます。
目次レベルが設定されている段落(目次行)と連動したヘッダ・フッタを付けることができます。
■アウトラインスタイルモードにおける書式の表示方法を切り替える
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
※シンキングバーを非表示にしている場合は、[表示-シンキングバー-アウトラインスタイル]を選択しても同じです。
アウトラインスタイルモードに切り替わります。
- ナレッジウィンドウの[スタイル]タブをクリックします。
- ナレッジウィンドウの[段落スタイルの書式表示]から切り替えたい編集画面タイプのアイコンをクリックします。
[書式すべて]
クリックすると、イメージ編集画面に切り替わります。設定している書式はすべてイメージどおり表示されます。
アウトラインレベルの領域は表示されません。[書式一部]
クリックすると、文字飾りなど一部の書式だけを表示するアウトライン編集画面に切り替わります。設定している書式のうち文字のフォントや色などはイメージどおり表示されます。
アウトラインレベルの領域も表示されます。[書式なし]
クリックすると、すべての書式を表示しないアウトライン編集画面に切り替わります。設定しているすべての書式が非表示になります。
アウトラインレベルの領域は表示されます。
●こんなときは
- 基本編集モードやマルチビューモードでは、ナレッジウィンドウに[スタイル]は表示されません。アウトラインスタイルモードに切り替えてから実行します。
- イメージ編集画面やアウトライン編集画面におけるルーラーの表示/非表示の切り替えや、表示倍率・背景色などの変更は、[表示-画面表示設定]を選択して表示されるダイアログボックスで設定できます。
■文書に設定するスタイルセットを選択する
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
※シンキングバーを非表示にしている場合は、[表示-シンキングバー-アウトラインスタイル]を選択しても同じです。
アウトラインスタイルモードに切り替わります。
- ナレッジウィンドウの[スタイル]タブをクリックします。
- ナレッジウィンドウの[現在のスタイルセット]の[他のセットに変更]をクリックします。
[スタイルセット変更]ダイアログボックスが表示されます。
- [一覧]から文書に設定したいスタイルセット名を選択します。
選択したスタイルセットのビジュアルガイダンスが下に表示されます。
- [OK]をクリックします。
選択したスタイルセットが文書に設定され、自動的にタイトルや見出しなどのスタイルが整えられます。
■アウトラインレベルに応じた段落スタイルを設定する/変える
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
※シンキングバーを非表示にしている場合は、[表示-シンキングバー-アウトラインスタイル]を選択しても同じです。
アウトラインスタイルモードに切り替わります。
- ナレッジウィンドウの[スタイル]タブをクリックします。
【別の段落スタイルに変える場合】
- スタイルを変えたい段落にカーソルを合わせます。
- ナレッジウィンドウの[段落スタイルの設定/解除]に表示されている段落スタイルの一覧から、設定したい段落スタイルを選択してクリックします。
ここに表示されている一覧に設定したい段落スタイルがない場合は、下のドロップダウンリストボックスの右端の▼をクリックして表示される一覧から選択します。カーソルのある段落の段落スタイルが選択した段落スタイルに変わります。
段落スタイルを変えると、アウトラインレベルも自動的に変わります。
【段落スタイルの設定内容を変える場合】
- スタイルの内容を変えたい段落にカーソルを合わせます。
- ナレッジウィンドウの[内容変更]をクリックします。
[段落スタイル 変更]ダイアログボックスが表示されます。
- 文字のフォントや飾り、段落の属性や飾りなどを設定します。
- [OK]をクリックします。
カーソルのある段落の段落スタイルと同じ段落スタイルを設定しているすべての段落のスタイルが変わります。
【段落スタイルを解除する場合】
- スタイルを解除したい段落にカーソルを合わせます。
- ナレッジウィンドウの[段落スタイルの設定/変更]に表示されている段落スタイルの一覧から[付けない(解除)]を選択してクリックします。
カーソルのある段落の段落スタイルが解除されます。
段落スタイルを解除すると、アウトラインレベルも自動的に解除されます。
【すべての段落スタイルをまとめて解除する場合】
- ナレッジウィンドウの[全段落スタイルを解除]をクリックします。
- 解除の確認メッセージが表示されるので、[はい]をクリックします。
文書中のすべての段落スタイルが解除され、アウトラインレベルも自動的に解除されます。
【複数個所の同じ段落スタイルをまとめて別の段落スタイルに置き換える場合】
- 段落スタイルを置換したい段落にカーソルを合わせます。
- ナレッジウィンドウの[他段落スタイルに置換]をクリックします。
[段落スタイル置換]ダイアログボックスが表示されます。
- [変更したい段落スタイル]に表示されている段落スタイルを確認します。
- [置換段落スタイル一覧]から置き換える段落スタイルを選択します。
- [OK]をクリックします。
[変更したい段落スタイル]に表示されていた段落スタイルと同じ段落スタイルが設定されているすべての段落が、[置換段落スタイル一覧]で選択した段落スタイルに置き換えられます。
【新しい段落スタイルを追加する場合】
- ナレッジウィンドウの[追加/変更]をクリックします。
[文字・段落スタイル]ダイアログボックスが表示されます。
- [追加・削除▼]をクリックして表示されるメニューから[新規]を選択します。
[段落スタイル 新規]ダイアログボックスが表示されます。
- 段落スタイル名を入力し、それぞれのシートでスタイルの内容を設定します。
- [OK]をクリックします。
- [文字・段落スタイル]ダイアログボックスの[キャンセル]をクリックします。
ナレッジウィンドウの[段落スタイルの設定/解除]の段落スタイル一覧の下にあるドロップダウンリストボックスに、新しく追加した段落スタイル名が表示されます。右端の▼をクリックして段落スタイル名を選択すると、カーソルのある段落に選択した段落スタイルが設定されます。
■カスタマイズした段落スタイルの組み合わせでスタイルセットを作る
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
※シンキングバーを非表示にしている場合は、[表示-シンキングバー-アウトラインスタイル]を選択しても同じです。
アウトラインスタイルモードに切り替わります。
- ナレッジウィンドウの[スタイル]タブをクリックします。
- ナレッジウィンドウの[現在のスタイルセット]の[セットを一太郎に登録]をクリックします。
[スタイルセット登録]ダイアログボックスが表示されます。
- [スタイルセット名]に新しく登録するスタイルセットの名前を入力します。
※[スタイルセット一覧]から既存のスタイルセット名を選択すると、スタイルセットの設定内容が上書きされます。
- [OK]をクリックします。
現在設定している段落スタイルの組み合わせや設定内容が1つのスタイルセットとして登録されます。
スタイルセットとして登録しておくと、別の文書でも使うことができます。
■関連情報
■アウトラインスタイルモードで目次を作る
スタイルセットを設定することによって見出しに自動的に設定される目次レベルを利用して、目次を作ります。
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
※シンキングバーを非表示にしている場合は、[表示-シンキングバー-アウトラインスタイル]を選択しても同じです。
アウトラインスタイルモードに切り替わります。
- ナレッジウィンドウの[スタイル]タブをクリックします。
【初めて目次を作る場合】
- ナレッジウィンドウの[目次/ヘッダ・フッタ]の[目次を作成]をクリックします。
[ブック用目次作成]ダイアログボックスが表示されます。
- 目次を作るページや目次レベルごとの目次のスタイルなどを設定します。
- 設定できたら、[OK]をクリックします。
目次レベルが設定されている段落(目次行)を拾い出して、指定したページに目次が作られます。
【目次を作ったあとに内容やページ番号が変わった場合】
- ナレッジウィンドウの[目次/ヘッダ・フッタ]の[目次を更新]をクリックします。
作成済みの目次が最新の内容に更新されます。
目次を作ったあとに目次行の文章や存在するページ番号が変わってしまった場合に実行します。
■関連情報
■アウトラインスタイルモードで見出し連動タイプのヘッダ・フッタを付ける
スタイルセットを設定することによって見出しに自動的に設定される目次レベルを利用して、見出しと連動したヘッダ・フッタを付けることができます。
■操作
- シンキングバーの[アウトラインスタイル]タブをクリックします。
※シンキングバーを非表示にしている場合は、[表示-シンキングバー-アウトラインスタイル]を選択しても同じです。
アウトラインスタイルモードに切り替わります。
- ナレッジウィンドウの[スタイル]タブをクリックします。
- [目次/ヘッダ・フッタ]の[ヘッダ・フッタ]をクリックします。
[ヘッダ・フッタ]ダイアログボックスが表示されます。
- [表示するヘッダ・フッタ]で[見出し連動タイプ]を選択します。
- [見出し連動タイプの設定]シートを選択して、表示する場所や目次レベルなどを設定します。
- [OK]をクリックします。
指定した目次レベルが設定されている段落の内容が、ヘッダまたはフッタに表示されます。
■関連情報
こんなときは
●こんなときは
- 基本編集モードやマルチビューモードでは、ナレッジウィンドウに[スタイル]は表示されません。アウトラインスタイルモードに切り替えてから実行します。
- ナレッジウィンドウを非表示にしている場合は、スタイルセットや段落スタイルの操作は、[オートブック]ツールボックスから実行できます。