シンキングテンプレートとは、文書の作成・活用を手助けするテンプレートファイルです。
■シンキングテンプレートの特長と利用方法
★シンキングテンプレートの特長
シンキングテンプレートには次のような特長があります。
- ビジネス文書として実用性の高い段落スタイルのセットが用意されており、アウトラインスタイルモードで文書の構造を検討しながら、同時に文書を成形できます。これにより、スピーディーに見栄えのよいビジネス文書を作れます。
- 文字抽出用タグが挿入されているので、シンキングテンプレートを元に作った複数の文書から、特定の部分の文字データだけを抜き出して集めることができます。これにより、蓄積された情報(文書)から必要な情報だけをすぐにピックアップできます。
- ビジネス文書の実例や、文書を作るための各種アドバイス・記入文例などが付いているので、効率よくビジネス文書を作れます。
- 文書に対する説明やメモを付けたり、文書内でよく使う定型文などを記入文例として登録しておいたりできるので、複数人が同じ形の文書を作る場合に便利です。
★シンキングテンプレートを利用するには
一太郎には、あらかじめサンプル版のシンキングテンプレートが用意されており、ナレッジウィンドウの[シンキングテンプレート]から利用できます。
一太郎2004のユーザー登録をすると、ジャストシステムのWebページから無料でお試し版のシンキングテンプレートもダウンロードできます。
別売のシンキングテンプレートシリーズをセットアップすると、さらに多くのシンキングテンプレートが利用できるようになります。
※ナレッジウィンドウの[シンキングテンプレート]は、アウトラインスタイルモード/基本編集モードで表示されます。
■ナレッジウィンドウ[シンキングテンプレート]の使い方
- [シンキングテンプレートファイルを開く]
- クリックすると、[テンプレート集一覧]ダイアログボックスが表示されます。一覧から開きたいシンキングテンプレートを選択します。
※複数のシンキングテンプレートシリーズをセットアップしている場合は、[テンプレート集一覧]ダイアログボックスの前にシリーズを選択するダイアログボックスが表示されるので、シリーズを選択します。
- [文字抽出用タグや付加情報の追加▼]
- 文書中に文字抽出用のタグを挿入したり、文書に説明や記入文例を付けたりできます。クリックすると、次のメニューが表示されます。
- 文字抽出用の文書種類の設定
[文字抽出用の文書種類の設定]ダイアログボックスが表示されます。現在編集中の文書に、文字抽出を実行するときの条件となる文書種類を設定できます。 - 文字抽出用のタグ挿入/変更
[文字抽出用のタグの挿入]ダイアログボックスが表示されます。文書中の特定の位置に文字抽出を実行するときの条件となるタグを挿入できます。※すでに挿入している文字抽出用タグ上にカーソルがある場合は、[文字抽出用のタグの変更]ダイアログボックスが表示され、タグの名前などを変えることができます。
- 文字抽出の実行
[文字抽出の実行]ダイアログボックスが表示されます。
フォルダ内の複数の文書ファイルから、指定した文字抽出用タグ以降の文字データだけを抜き出すことができます。 - 文書に対する説明やメモの追加/修正
[文書に対する説明やメモの追加/修正]ダイアログボックスが表示されます。文書に付ける説明やメモを追加/修正できます。
文書の概要や使い方などのコメントを付けておくと、文書を開いたときにナレッジウィンドウの[シンキングテンプレート]上に表示されます。 - 記入文例の追加/修正
[記入文例の追加/修正]ダイアログボックスが表示されます。文書に付ける記入文例を追加/修正したり、整理したりできます。
文書内でよく使う定型文などを文例として追加しておくと、文書を開いたときにナレッジウィンドウの[シンキングテンプレート]上に表示され、クリックするだけで簡単に文書中に挿入することができます。 - シンキングテンプレートの製品情報Webページ
通常使っているブラウザが起動して、シンキングテンプレートに関するWebページが表示されます。
- 文字抽出用の文書種類の設定
●こんなときは
- シンキングテンプレートを開いている場合や、説明や記入文例を付けている文書を開いている場合は、ナレッジウィンドウの[シンキングテンプレート]に[文書に対する説明やメモ]や[記入文例]が表示されます。
■シンキングテンプレートを利用して文書を作る
シンキングテンプレートを元にビジネス文書を作ります。
こんなときは
●こんなときは
- マルチビューモードでは、ナレッジウィンドウに[シンキングテンプレート]は表示されません。アウトラインスタイルモードまたは基本編集モードに切り替えてから実行します。