稟議文書に入力支援機能を設定します。
例えば、稟議文書に社員番号を入力するだけで、自動的に部署名・氏名まで入力することができるようになります。
この機能を利用するためには、社員番号・名前・部署名などを入力したCSV形式のデータファイル(「稟議自動入力用ファイル」と呼びます)と、社員番号・名前・部署名の入力欄に入力ガイドを設定した稟議文書を用意します。
■操作例
〜社員番号を入力して、名前・部署名を自動入力させる〜
1 入力ガイドを設定した稟議文書を作る
- 稟議文書内にある社員番号・名前・部署名のデータ項目の入力欄に、入力ガイドを設定します。
※データ項目の順番(入力ガイドの順番)について
- 自動入力の基準にするデータ項目を、文書の先頭に配置します。
ここでは、「社員番号」を基準にします。
※入力ガイドには必ず説明文を設定しておきます。操作3-4 で必要になります。
データ項目 入力ガイドに付ける説明文 社員番号 社員番号を入力してください 名前 名前を入力してください 部署名 部署名を入力してください - 自動入力の基準にするデータ項目を、文書の先頭に配置します。
2 CSV形式のデータファイル(稟議自動入力用ファイル)を作る
- 社員番号・名前・部署名のデータを表計算ソフトなどで作り、CSV形式で保存します。
※データファイルのデータ項目の順番は、稟議文書内の入力ガイドの順番と合わせておきます。
ここでは、「社員番号」「名前」「部署名」の順にします。
3 稟議入力支援機能を使える状態にする
稟議文書とデータファイル(稟議自動入力用ファイル)の関連付けを行います。
- 操作1-1 で作った稟議文書を画面に表示します。
- [ファイル-メール送信-稟議文書設定]の[稟議自動入力設定]シートを選択します。
- [稟議自動入力を利用する]をクリックして
にします。
- [自動入力される先頭の入力ガイド]の右端の▼をクリックします。
操作1-1 で、稟議文書の入力ガイドに設定した説明文が一覧表示されます。
- 一覧から、データファイルの先頭項目に当たる入力ガイドの説明文を選択します。
「社員番号」に当たる入力ガイドの説明文[社員番号を入力してください]を選択します。
- [稟議自動入力用ファイル]の[参照]をクリックして、操作2-1 で作ったデータファイル(稟議自動入力用ファイル)を選択します。
[稟議自動入力用ファイルの内容]に、データファイルの内容が表示されます。
- [OK]をクリックします。
文書に自動入力機能が設定され、稟議送信ツールボックスが表示されます。
4 自動入力を行う
データファイルの中から、データ項目を自動入力させる社員を選択します。
- 稟議送信ツールボックスの[稟議自動入力]をクリックします。
[稟議自動入力]ダイアログボックスに、操作3-5 で選択した先頭項目の入力ガイドの説明文が表示されます。
ここでは、「社員番号を入力してください」と表示されます。 - データファイルの中で、データ項目を入力させたい社員の社員番号を入力します。
ここでは、佐藤太郎さんのデータを入力するために、社員番号の[002]を入力します。
- [OK]をクリックします。
稟議文書に、社員番号だけでなく、名前・部署名も自動的に入力されます。
▼注意
- 説明文を設定していない入力ガイドを自動入力される先頭の入力ガイドとして設定することはできません。入力ガイドには必ず説明文を付けておきます。
- 文書内の入力ガイドの順番と、稟議自動入力用ファイルのデータ項目の順番はそろえておきます。
●こんなときは