縮尺率1/100や1/2000の画面設定で図形を描く場合は、次の操作を行います。
■操作
- [表示-表示設定-単位系の設定]を選択します。
[単位系の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [単位系]の[ユーザー単位]を選択し、[ユーザー座標系の定義]の項目を次のように設定します。
- 縮尺率1/100にする
[単位名]にmmなどを入力し、[自動縮尺]で[1/100]を選択します。
自動的に、[1単位の長さ]が[0.100]、[単位の指数]が[1]になります。 - 縮尺率1/2000にする
[単位名]にmmなどを入力し、[自動縮尺]で[1/20]を選択します。
自動的に、[1単位の長さ]が[0.050]、[単位の指数]が[0]になるので、[単位の指数]を[2]に変更します。
- 縮尺率1/100にする
- [OK]をクリックします。
1/100の場合、計算上は1単位の長さが「0.01mm」になります。
しかし、花子で扱えるデータ数値の最小単位は「0.025mm」のため、1単位の長さとして「0.01mm」を設定することができません。
このため、「1単位の長さを0.1mm、単位の指数*1を1」と設定することで、1/100を表現します。
座標表示では[E 1mm]と表示されるため、表示される「x=,y=」の数値にさらに10を掛けた値が実際の値になります。
*1 単位の指数とは、[1単位の長さ]で指定された数値に掛ける1/10の累乗数を指します。
[例]
- 1/100の場合
1単位の長さとして設定される数値は、計算上「0.01」になります。
それを花子上では、「0.1×1/10(=0.01)」で表現します。
→1/10の累乗は「1」のため、[単位の指数]には[1]を設定します。
- 1/2000の場合
1単位の長さとして設定される数値は、計算上「0.0005」になります。
それを花子上では、「0.005×1/100(=0.0005)」で表現します。
→1/10の累乗は1/10×1/10(=1/100)で「2」になるため、[単位の指数]には[2]を設定します。