システムリソースとは、Windowsがアプリケーションの動作のために内部的に確保している領域のことです。
この領域が不足してくると、「システムリソースの容量が少なくなり危険な状態です」など、警告のメッセージが表示されます。
そのまま作業を続けることもできます。ただし、Windows自体が不安定になる可能性もあります。
データを一度保存してから、ほかのアプリケーションを終了したり、設定を変更したりするなどして、十分なシステムリソースを確保します。
- 常駐プログラムや、ほかに起動しているアプリケーションを解除・終了する
- Windowsを再起動する
- 仮想メモリの設定を確認する
- ハードディスクの空き容量を増やす
- 壁紙を使用しない設定にする
- 不要なドライバがあれば解除する
- 花子のクリップウィンドウを閉じる
■常駐プログラムや、ほかに起動しているアプリケーションを解除・終了する
Windows上に常駐しているプログラムや起動しているアプリケーションがある場合、それらが何らかの影響を及ぼしている可能性もあります。
常駐プログラムやほかに起動しているアプリケーションを解除・終了してどうかを確認します。
■Windowsを再起動する
アプリケーションを終了してもシステムリソースが増えない場合は、Windowsを再起動することで、回復できることがあります。
■仮想メモリの設定を確認する
仮想メモリとして設定されているハードディスクドライブの空き容量が不足していると、システムリソースを確保できないことがあります。
仮想メモリの設定を確認します。
■ハードディスクの空き容量を増やす
ディスククリーンアップを実行したり、不要なファイルを削除するなどして、ハードディスクの空き容量を増やします。
■壁紙を使用しない設定にする
壁紙を設定している場合は、解除します。
※壁紙の設定は、使用しているOSや本体機種によって項目名が異なる場合があります。詳細については、コンピュータのマニュアルやWindowsのマニュアルなどを参照してください。
■操作
- デスクトップ上で右クリックし、表示されたメニューから［プロパティ］を選択します。
［画面のプロパティ］ダイアログボックスが表示されます。
- ［デスクトップ］シート、または［背景］シートを選択します。
- ［背景］、または［壁紙］で［（なし）］を選択します。
- ［模様］の項目がある場合は、［模様］をクリックして［（なし）］を選択し、［OK］をクリックします。
- ［適用］をクリックしたあと、［OK］をクリックします。
■不要なドライバがあれば解除する
プリンタドライバ・ディスプレイドライバ・フォントドライバなどで、不要なドライバが組み込まれている場合は解除します。
解除方法の詳細については、Windowsのヘルプでご確認ください。
■花子のクリップウィンドウを閉じる
クリップウィンドウに格納されている各パレットを使用しない場合は、クリップウィンドウを閉じることで、システムリソースを確保することができます。
次のどちらかの操作で、クリップウィンドウの表示／非表示を切り替えます。
- ［表示-画面表示切替-クリップウィンドウ表示］を選択する
- クリップウィンドウの右上部にある
［メニュー］をクリックし、表示されたメニューから［閉じる］選択する