図解にした内容を編集します。
キーワードの追加・削除や項目の入れ替え、囲み図形や図形をつなぐ関係線の変更などができます。
■キーワード
[キーワード]に設定した項目・ことばを編集します。
キーワードの追加・削除や項目の入れ替えに合わせて、図面に挿入した図の内容が再配置されます。
■操作
- キーワードを変更する図を選択し、オートチャートパレットを表示します。
- [キーワード]の内容を編集します。
各項目の内容を編集するほか、項目を入れ替えたり、削除したりできます。
※項目は、最大10個まで設定できます。
- 項目の順番を入れ替える
- 次の操作で順番を入れ替えます。
- Shift+Ctrl+↑・↓キー
…文字カーソルのある項目を、上または下へ移動します。 - 各項目の左に表示されているマークを動かす
…移動したい項目のマークをドラッグして、移動先の位置でマウスのボタンを離します。
- Shift+Ctrl+↑・↓キー
- 項目を結合する・削除する
- 次のキーを使って、項目の結合や削除をします。
- 1つ上の項目と結合する
…項目の先頭でBackspaceキーを押します。 - 1つ下の項目と結合する
…項目の最後でDeleteキーを押します。 - 項目ごと削除する
…項目内の文字列をすべて選択してDeleteキーを押します。
- 1つ上の項目と結合する
- キーワードの編集が完了したら、[反映]をクリックします。
編集したキーワードの内容で、図形が再配置されます。
■図形のつなぎ方−テンプレートの種類−
図形のつなぎ方には、いくつかの種類があります。
利用する目的やねらいに応じた種類を選択します。
花子では、次の4つのテンプレートを用意しています。
- 直列
[キーワード]に入力した項目を、上から順に並べます。
縦に展開する図に仕上げたいときに選択します。
時間的な推移や手順などを示すときなどに利用します。
- 並列
[キーワード]に入力した項目を、左から順に並べます。
横に展開する図に仕上げたいときに選択します。
時間的な推移や、項目の比較、相関関係を示すときなどに利用します。
- 分離
[キーワード]に入力した項目を、0時を頂点にして、順に時計回りに配置します。
3つ以上の項目のバランスを、一律に取りたいときに選択します。
相関関係を示したり、手順やサイクルを示すときなどに利用します。
- ツリー
[キーワード]に入力した項目の一番上の項目を頂点にして、それ以降の項目をツリー状に配置します。
任意の項目に対する関係を示すときに利用します。
■操作
- 図形のつなぎ方を変更する図を選択し、オートチャートパレットを表示します。
- [テンプレート]の右端の▼をクリックし、一覧から使用するテンプレートの種類を選択します。
- [反映]をクリックします。
選択したテンプレートの種類を適用して、図形が再配置されます。
■囲み図形−枠の設定−
[キーワード]に入力した項目の1つ1つは、情報をまとめたグループであることがわかるように、図形で囲まれます。
花子では、次の図形を、囲み図形の枠として用意しています。
なお、図解にしたときの、囲み図形の意味や適用する範囲は、ある程度決まっています。
利用する目的やねらいに応じた種類を選択します。
- 楕円
抽象的な概念や、実体のないものなどを表すときに使用します。
- 長方形・丸め長方形
最も基本的で、利用場面の多い図形です。
処理や作業、組織や部署などを表したり、具体的な概念などを表すときに使用します。
- ひし形
作業フロー内などでの、判断を表すときに使用します。
- ホームベース型
処理や作業フローに、方向をプラスした表現にしたいときに使用します。
■操作
- 枠の形を変更する図を選択し、オートチャートパレットを表示します。
をクリックし、パレットメニューから[枠の設定]を選択します。
[枠の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [枠の指定]で、枠として使用する図形を選択します。
- [OK]をクリックします。
枠の形が、選択した図形に置き換わって再配置されます。
図解では、囲み図形の大きさが重要になります。この大きさによって、項目の重要度や量などを表します。
全体のバランスを考えて、意味が同じものは、大きさが一定になるようにします。
[オートチャート]で作成・編集した図は、通常の図形と同じように、拡大・縮小できます。
●こんなときは
- 囲み図形をほかの箱矢印やテンプレート図形にする
図解にしたときによく使用される図形に、ホームベース矢印のような、方向をプラスした表現で使う箱矢印(ブロック矢印)や、強調の意味合いを持つ爆発型などの吹き出しがあります。 囲み図形を、これらの図形に置き換えることもできます。
囲み図形を置き換える場合は、オートチャートパレットの、入力した[キーワード]の項目の左に表示される小図形上で右クリックします。
図形のグループが表示されるので、目的の図形を選択します。 選択すると、小図形の形が変わります。[反映]をクリックすると、選択した囲み図形が図面に反映されます。
■図形をつなぐ関係線−コネクター
図解では、配置した各図形のつながりや、互いの関係や作業の流れを表すために、「関係線」と呼ぶ線で、各図形をつなぎます。
この線を、矢印付きにするかしないかは、表現したい意味やねらいに応じて決めます。
花子では、直線型のコネクタを使って関係線を表現します。
■操作
- 図形をつなぐ線を設定する図を選択し、オートチャートパレットを表示します。
をクリックし、パレットメニューから[コネクタの設定]を選択します。
[コネクタの設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [コネクタ]で、各図形をコネクタで結ぶか結ばないかを選択します。
[あり]を選択すると、各図形が直線型のコネクタで結ばれます。
- [コネクタ]で[あり]を選択した場合に、矢印を付けるか付けないか、付ける場合の形や長さなどを設定します。
設定できる矢印の種類は、矢印直線と同じです。
- 設定が完了したら、[OK]をクリックします。
各図形が選択したコネクタで結ばれて、再配置されます。
図解では、関係線の太さや線種も重要になります。線の太さや線種によって、関係の強逆を表します。
一般に、強い結びつきには太い実線を、弱い場合には点線を使います。細い実線は、それ以外のつながりや引出線などで使用します。
[オートチャート]で作成・編集したコネクタは、通常のコネクタと同じように、線種・線幅を変更できます。
●こんなときは
- 各図形を1つずつつなげる
[オートチャート]で作成・編集した図を選択して、各図形を1つずつつなげることができます。
接続元になる図形上の、コネクトポイントにポインタを合わせます。
強調して表示されるコネクトポイントでクリックして、接続先の図形のコネクトポイントまでドラッグします。
- 幅のある矢印を使って互いの関係を表す
コネクタの矢印は直線のため、場合によっては印象が弱くなります。
幅のある矢印を併用することで、矢印自体に別の役割を持たせたり、メリハリを付けたりすることができます。
花子には、テンプレート図形のブロック矢印として、幅のある矢印をたくさん用意しています。役割に合わせて、これらを利用します。
コネクタは、テンプレート図形と置き換えることはできません。コネクタを[なし]の設定にしてから、ブロック矢印を配置します。