「http:」や「mailto:」で始まるアドレスを置換候補に登録しているときに、置換候補を選ぶだけで、自動的にWebブラウザやメールソフトを起動し、該当するページを開いたり、宛先を自動入力することができます。
どのアプリケーションからも簡単にホームページを見たり、メールを送ることができるので便利です。また、Webブラウザ、メールソフトをあらかじめ起動しておく必要がなく、ATOKで文字を入力しながら、Webブラウザやメールソフトを起動できます。
操作は次の流れで行います。
I 置換候補として、URL/メールアドレスを登録する
【例】「たろう」の置換候補として、「http://www.justsystem.co.jp/」と「mailto:taro@justsystem.ne.jp」を登録します。
■操作
- ATOKが使用できる状態で、入力メニュー*1をクリックし、[辞書ユーティリティ]を選択します。
辞書ユーティリティが起動します。
*1ご使用のOSによっては、えんぴつメニューです。
- [一覧編集]をクリックします。
- [ATOK辞書]に[標準辞書セット]が設定されていることを確認します。
[標準辞書セット]が設定されていない場合は、次の操作で設定します。
- [ATOK辞書]の右端の
をクリックします。
辞書セットの一覧が表示されます。
- 一覧から[標準辞書セット]を選択します。
[ATOK辞書]に[標準辞書セット]と表示されます。
- [ATOK辞書]の右端の
- [検索開始読み]に「たろう」と入力し、[検索]をクリックします。
- [単語一覧]で[たろう/太郎/固有人名]を選択し、[コメント編集]をクリックします。
- [単語コメント]に「ホームページとメールアドレス」と入力します。
- [置換候補1]に「http://www.justsystem.co.jp/」と入力します。
- [置換候補2]に「mailto:taro@justsystem.ne.jp」と入力します。
- [コメント追加]をクリックします。
[単語コメント一覧]に[ホームページとメールアドレス]と表示されます。
- [登録]をクリックします。
「たろう」という単語に設定した単語コメントと置換候補が登録されます。
[閉じる]をクリックします。
辞書ユーティリティが終了します。
II URLトリガー変換を行う
■操作
- 「たろう」と入力し、スペースバーを2回押します。(変換操作を行います)
候補ウインドウが表示され、登録されている置換候補が表示されます。
- 置換候補の[→http://www.justsystem.co.jp/]または[→mailto:taro@justsystem.ne.jp]に反転を合わせ、[return]キーを押します。
[→http://www.justsystem.co.jp/]を選択した場合は、Webブラウザが起動し、ジャストシステムのホームページにアクセスします。
[→mailto:taro@justsystem.ne.jp]を選択した場合は、メールソフトが起動します。
◆補足
- 置換候補や単語コメントとして登録できる文字数は、半角/全角を問わず、64文字までです。
- mailto指定時のcc:対応について
mailto URLの構文取り決めに準拠しているメールソフトであれば、cc:指定部分についても動作します。
- 書式
mailto:taro@justsystem.ne.jp?cc=hana@justsystem.ne.jp
- 結果
メールソフトが起動し、宛先欄に「taro@justsystem.ne.jp」、cc欄に「hana@justsystem.ne.jp」が自動入力されます。
- 書式