印刷が遅い場合、お使いのプリンタのプリンタドライバやプロパティの設定が何らかの影響を及ぼしていたり、お使いのパソコン環境の影響を受けていたりなど、複数の原因が考えられます。
原因を絞り込むために、次の項目を確認してください。
- プリンタドライバのバージョンを確認する
- スプールの設定を変更する
- ラベルマイティで印刷の出力方法を変更する
- フォントを変更する
- データの出力方法を変更する(グラデーションの塗りつぶしを使用している場合)
- できる限りのメモリとシステムリソースを確保する
- ハードディスクを最適化する
I プリンタドライバのバージョンを確認する
お使いのプリンタドライバのバージョンが古いと、正しく印刷できない場合があります。
プリンタドライバのバージョンを確認し、古いプリンタドライバをお使いの場合は、最新のドライバを入手して印刷してください。また、お使いのWindowsのバージョンに対応したプリンタドライバを使っているかも確認します。
※最新のプリンタドライバのバージョンやドライバの入手方法について詳しくは、各プリンタメーカーにお問い合わせください。
II スプールの設定を変更する
プリンタにデータを送る方法を変更して、印刷してみます。
III ラベルマイティで印刷の出力方法を変更する
ラベルマイティで印刷の出力方法の設定を変更して、印刷してみます。印刷するデータの内容によっては、印刷速度が速くなる場合があります。
※出力方法を[絵や写真の印刷に適した出力]から[文字の印刷に適した出力]に変更すると、絵や写真枠に設定した透明やフチぼかしの設定が無効になって印刷されます。
印刷の出力方法の設定を変更する方法については、以下のFAQを参照してください。
IV フォントを変更する
フォント名の先頭にプリンタマークの付いたフォントを設定して印刷を実行すると、プリンタフォントが使用されるため、高速に印刷できる場合があります。
現在使用しているフォントを別のフォントに変更する方法については、以下のFAQを参照してください。
◆補足
- 使用しているプリンタによっては、プリンタフォントが用意されていない場合があります。
- プロポーショナルフォント(MSP明朝/MSPゴシックなど[P]の付くフォント)は、文字によって幅や字間が異なります。そのため、プロポーショナルが有効でないフォント(文字の幅が均一なフォント)とプロポーショナルフォントを置き換えると、レイアウトがくずれる場合があります。
V データの出力方法を変更する(グラデーションの塗りつぶしを使用している場合)
エフェクト文字枠、背景や飾りなどでグラデーションを使用しているときに印刷が遅い場合は、プリンタドライバ側の設定を変更すると、高速に印刷できることがあります。
データ出力方法の変更は、プリンタ機種やメーカーによって異なります。以下の例を参考の上、プリンタドライバの設定を変更してお試しください。
※プリンタドライバの設定変更の詳細については、各プリンタメーカーにお問い合わせください。
【例】
- EPSON LPシリーズ
プリンタのプロパティ画面で[重ね合わせの処理を優先]を
にします。
もしくは、プリンタメーカー提供のプリンタドライバを削除後、Windows添付のプリンタドライバを使用します。 - CANON LIPSシリーズ
LIPS3・・・プリンタのプロパティ画面でグラフィックスモードを[イメージ]にします。
LIPS4・・・イメージ用のプリンタドライバを使用します。 - NEC NPDL系
プリンタのプロパティ画面で[ラスタグラフィックス]の設定にします。
- RICOH
プリンタのプロパティ画面で[グラフィックスコマンドを使用]を
にするか、[ラスタグラフィックスを使う]にします。
- その他
プリンタのプロパティ画面で[ラスタグラフィックスを使う]を
にします。
VI できる限りのメモリとシステムリソースを確保する
Windowsの使用できるメモリとシステムリソースが少ない場合、印刷に限らず、アプリケーションの動作全般が不安定になる可能性があります。ほかのアプリケーションを終了したり、設定を変えるなどして、できる限りのメモリとシステムリソースを確保してください。
VII ハードディスクを最適化する
ハードディスクに不連続領域が増えると、動作速度が低下する場合があります。
デフラグを実行しハードディスクを最適化すると、ハードディスクの連続した領域にファイルが保存され、空き領域が一箇所にまとめられるため、ディスクアクセスの速度が向上します。