管理画面の[データベース一覧]で、データベースを作成したにもかかわらず、エラーメッセージが表示されたり、[作成状況]に「作成エラー」と表示されている場合は、状況により複数の原因が考えられます。
- データベースの作成先ルートフォルダ・作成先フォルダ以下に対する変更権がない
- データベースの作成元フォルダ以下に対する読み取り権がない
- データベースの作成先ルートフォルダがあるドライブのディスク容量が不足している
- サーバーコンピュータ上でメモリが不足している
- 作成元フォルダ以下に対象となるファイルが存在しない
- データベースファイルとバックアップファイルの入れ替え処理ができない
- 管理画面で設定しているポート番号が、他のアプリケーションで使用されている
I データベースの作成先ルートフォルダ・作成先フォルダ以下に対する変更権がない
TableFinderのサービスが使用するユーザーアカウントに、データベースの作成先ルートフォルダ・作成先フォルダ以下に対する変更権がありません。この場合、データベース作成実行時、画面に「データベースを作成できませんでした」「データベースを更新できませんでした」というエラーメッセージが表示されます。
■対処方法
TableFinderのサービスが使用するユーザーアカウントに、データベースの作成先ルートフォルダ・作成先フォルダ以下に対する変更権を持つようにアクセス権を設定します。アクセス権の設定方法については、Windowsのマニュアル・ヘルプを確認してください。
II データベースの作成元フォルダ以下に対する読み取り権がない
TableFinderのサービスが使用するユーザーアカウントに、データベースの作成元フォルダ以下に対する読み取り権がありません。この場合、[作成状況]が「作成エラー」となります。
■対処方法
TableFinderのサービスが使用するユーザーアカウントに、データベースの作成元フォルダ以下に読み取り権を持つようにアクセス権を設定します。アクセス権の設定方法については、Windowsのマニュアル・ヘルプを確認してください。
III データベースの作成先ルートフォルダがあるドライブのディスク容量が不足している
データベースの作成先ルートフォルダがあるドライブのディスク容量が不足しています。この場合、[作成状況]が「作成エラー」となり、TableFinderの操作ログファイルには「8910001」のメッセージ番号が出力されます。
■対処方法
ハードディスク内の不要なファイルを削除し、ディスクの空き領域を確保してください。
▼注意
Apache、Tomcatは、それぞれの設定に従ってログを出力します。出力されているファイルサイズを定期的に確認して、不要な場合は削除するなど、ディスク容量を圧迫しないようご注意ください。
不要なログファイルを削除する場合は、TableFinderのサービスを停止してから操作します。
Apache、Tomcatのログの出力先や出力設定については、Apache、Tomcatのプログラムなどが転送されたフォルダ内の文書を確認してください。(デフォルトでは\Program Files\Apache Group\Tomcat 4.1\webapps\tomcat-docs\config\logger.htmlに転送されています。)
IV サーバーコンピュータ上でメモリが不足している
サーバーコンピュータ上でメモリが不足しています。この場合、[作成状況]が「作成エラー」となり、TableFinderの操作ログファイルには「8910002」のメッセージ番号が出力されます。
■対処方法
以下のような方法でメモリ不足を解消します。
- TableFinderを検索ユーザーが検索している場合、メモリを消費しています。データベースの作成は、検索が行われていない時間に行います。
- サーバーコンピューター上で、他のアプリケーションが起動している場合は、起動中のアプリケーションを終了します。
※頻繁に現象が発生する場合は、サーバーのメモリ増設をご検討ください。
V 作成元フォルダ以下に対象となるファイルが存在しない
作成元フォルダ以下に対象となるファイルが存在しません。この場合、[作成状況]が「作成エラー」となります。
フォルダ内のデータがすべて検索対象外、あるいは、情報抽出にかかる時間が制限時間を超えた場合は、データベースに取り込む対象のファイルが存在しないため、データベースを作成することができません。
詳しくは、こちらを確認してください。
VI データベースファイルとバックアップファイルの入れ替え処理ができない
データベースファイルとバックアップファイルの入れ替え処理ができません。この場合、[作成状況]が「作成エラー」となります。
作成済みのデータベースを作成し直すとき、作成中も検索が実行できるようにデータベースをバックアップしています。データベース作成終了後、作成したデータベースとバックアップのデータベースファイルを入れ替えるとき、バックアップデータベースの作成先フォルダ以下のファイルが他で使用されているなどの理由で入れ替え処理ができない場合があります。この場合、[データベース一覧]の[作成状況]は「作成エラー」となり、TableFinderの操作ログファイルには、「2120023」「2120025」「2120026」のメッセージ番号が出力されます。
■対処方法
作成先フォルダ以下のファイルを他のアプリケーションで使用していないかどうかを確認し、しばらく時間をおいてからデータベースを再作成します。
VII 管理画面で設定しているポート番号が、他のアプリケーションで使用されている
管理画面の[動作オプション]画面で設定しているポート番号が、他のアプリケーションで使用されています。この場合、[作成状況]が「作成エラー」となり、TableFinderの操作ログファイルには、「8170001」「8170002」「8170003」「8170004」のメッセージ番号が出力されます。
■対処方法
TableFinderでは、10000〜60000の間で続けて10個のポートが開放されている必要があります。デフォルトでは、開始ポートが12080に指定されており、管理画面の[動作オプション]画面で、TableFinderが使用するポートを変更することができます。他のアプリケーションと使用するポートが重複しないよう、設定を変更します。