サーバーコンピュータの[TableFinderサービスマネージャ]で[Justsystem TableFinder Access Service]が[停止]になっており、[開始]をクリックしても[稼働中]にならない場合は、以下の原因が考えられます。
- サーバーコンピュータで[Justsystem TableFinder Access Service]のサービス起動ユーザーに必要な権限・権利が付与されていません。
権限・権利の設定についての詳細は、Windowsのマニュアル・ヘルプを確認してください。
※必要な権限・権利は以下のとおりです。
1 「administrators」権限(administratorsグループに属している)
正しく設定されていない場合、画面に「Justsystem TableFinder Access Service サービスを開始できません。サービスの状態が正しくありません。Windowsのイベントログにエラーが出力されていないか確認してください。」というメッセージが表示され、Windowsのイベントログ(アプリケーションログ)に、「1100001」のメッセージ番号が出力されます。
以下の操作で権限の有無を確認します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル-管理ツール-コンピュータの管理]を選択します。
- 左フレームで[システムツール-ローカルユーザーとグループ]を選択します。
- 「Administrator」の権限が、サービス起動ユーザーに設定されているかどうか確認します。
権限がない場合は、権限を設定します。
2 「オペレーティングシステムの一部として機能」の権利
正しく設定されていない場合、画面に「Justsystem TableFinder Access Service サービスを開始できません。サービスの状態が正しくありません。Windowsのイベントログにエラーが出力されていないか確認してください。」というメッセージが表示され、Windowsのイベントログ(アプリケーションログ)に、「1100001」のメッセージ番号が出力されます。
以下の操作で権利の有無を確認します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル-管理ツール-ローカル セキュリティ ポリシー]を選択します。
- 左フレームで[セキュリティの設定-ローカル ポリシー-ユーザー権利の割り当て]を選択します。
- 右フレームに表示されている[オペレーティングシステムの一部として機能]の権利が、サービス起動ユーザーに設定されているかどうか確認します。
権利がない場合は、権利を設定します。
3 「ローカルログオン」の権利
以下の操作で権利の有無を確認します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル-管理ツール-ローカル セキュリティ ポリシー]を選択します。
- 左フレームで[セキュリティの設定-ローカル ポリシー-ユーザー権利の割り当て]を選択します。
- 右フレームに表示されている[ローカルログオン]の権利が、サービス起動ユーザーに設定されているかどうか確認します。
権利がない場合は、権利を設定します。
4 「サービスとしてログオン」の権利
正しく設定されていない場合、画面に「Justsystem TableFinder Access Service サービスを開始できません。サービスの開始処理が行えませんでした。サービスのユーザーアカウントが正しいか、サービスが正常にインストールされているか確認してください。また、Windowsのイベントログにエラーが出力されていないか確認してください。」というメッセーが表示され、Windowsのイベントログ(システムログ)に以下の2つのエラーが出力されます(Windows2003 Serverの場合)。
- イベントの種類: エラー
イベント ソース: Service Control Manager
イベント ID: 7000
「Justsystem TableFinder Access Service サービスは次のエラーのため開始できませんでした: ログオンに失敗したため、サービスを開始できませんでした。」 - イベントの種類: エラー
イベント ソース: Service Control Manager
イベント ID: 7038
「JSLLCAPSVC サービスは、次のエラーのため現在構成されているパスワードを使って .\tfserv として ログオンできませんでした: ログオン失敗: 要求された種類のログオンは、このコンピュータではユーザーに許可されていません。サービスが正常に構成されていることを確認するには、 Microsoft 管理コンソール (MMC) のサービス スナップインを使用してください。」
以下の操作で権利の有無を確認します。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[コントロールパネル-管理ツール-ローカル セキュリティ ポリシー]を選択します。
- 左フレームで[セキュリティの設定-ローカル ポリシー-ユーザー権利の割り当て]を選択します。
- 右フレームに表示されている[サービスとしてログオン]の権利が、サービス起動ユーザーに設定されているかどうか確認します。
権利がない場合は、権利を設定します。
5 データベースの作成先ルートフォルダ*1、および、作成先フォルダ以下に対する変更権
*1デフォルトは、TableFinderをインストールしたドライブの、\Program Files\Justsystem\TableFinder\databeseです。
正しく設定されていない場合、画面に「Justsystem TableFinder Access Service サービスを開始できません。サービスの状態が正しくありません。Windowsのイベントログにエラーが出力されていないか確認してください。」というメッセージが表示され、Windowsのイベントログ(アプリケーションログ)に、「1100006」のメッセージ番号が出力されます。
サービス起動ユーザーに、以下の権利を付与します。
- 「Administrators」の権限
- 作成先フォルダ以下のすべてのフォルダ・ファイルに対して、変更権以上のアクセス権